○浮島
委員 公明党の浮島智子です。よろしくお願いいたします。
時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。
私は、全ての
子供たちに
学びのチャンスを提供する、これは
教育行政の大きな役割の一つだと思っております。さまざまな事情で義務
教育を修了することができなかった方々の
学びの場である夜間中
学校というのは、その役割を担う重要な仕組みであると思っております。
実は、公明党の衆議員でありました池坊保子さんがずっとこれにかかわってこられましたけれども、勇退された後、この夜間中学に誰も携わってくる方がいらっしゃらないということで、
全国夜間中
学校研究会の方が私のお部屋にお越しくださいまして、どうか超党派の
皆さんで夜間中学をしっかりと守っていただけないかというお話をいただき、二〇一三年の八月の六日に、私の方で
代表呼びかけ人とさせていただきまして、各
会派の皆様方に御
出席をいただき、義務
教育学習機会充実に関する議員立法の成立に向けた超党派参加・
国会院内シンポジウムというのも開かせていただきました。そして、その後も長くずっと、各県に最低一校はということで超党派で訴えてきたところでございます。
地方や
地域の
現場を大事にするという菅
内閣だからこそ、この夜間中
学校の設置促進、これは国と
地方が心を一つにして取組を加速する必要があると私は思っております。
今、この夜間中学というのは、昔は外国人の方が多いとかお年寄りの方が多いとか言われておりましたけれども、今は、不登校であったり、いじめに遭ったり、そして、
学校に中
学校のときに行けなかった、卒業したけれども、もう一回
学び直しをしたいという、さまざまな大きなニーズが含まれているところでございます。
私は、きょう、
大臣にはしっかりとこの夜間中学、推進をしていっていただきたいというお願いとともに、また、昨年度と今年度の
GIGAスクール構想といたしまして四千六百十億円という国費が投入されたところでございますけれども、新しい
教育が動き始めていると思いますけれども、義務
教育で学ぶ
子供たちの中では、経済的に厳しく、そして、家庭で情報
端末を使って学ぼうとしても、通信料が支払えないとか、また
デジタル教科書の教材のお金がないといった事情も多く聞かれます。
市町村の
教育センターで各
学校のインターネット回線を集約するため、実際に各教室で
子供たちが自分の
端末をインターネットに接続したら全ての回線が切断されてしまうローカルブレークアウト、この間も、先駆的にやっている戸田市でも回線がパンクしてしまったということがありましたけれども、こういうローカルブレークアウトの問題を解決しなければ、この四千六百十億という投資が無駄になりかねないと私は思っております。
さらに、義務
教育だけではなくて、高校生にとっても一人一台の情報
端末が必要だと思います。高校生の間では家庭
環境によって情報
端末に大きな差がありまして、
学びの
環境を分断すること、これを招くことがあってはならないと私は思います。
また、専門高校で学ぶ学生
たちにとって、産業
教育の施設
整備は
喫緊の
課題だと思っております。私のところにも、
全国、
都道府県の、会長や
現場の皆様から、しっかりと
整備してもらいたいというお声をたくさんいただいております。
そこで、
大臣にお
伺いをさせていただきたいと思いますが、全ての
子供たちに
学びのチャンスを提供するという観点から、一つは、夜間中学の設置の促進、そして、二つ目にはまた、
GIGAスクール構想の
実現のためには、小中におけるオンライン
授業の
実施の把握と、家庭
環境の困難さに向かい合っている
子供たちへの支援の充実、いわゆるローカルブレークアウト
対策の徹底、そして、高校生についても一人一台の情報
端末の
整備と、あとは、専門高校の施設設備の刷新を図ることが必要だと思います。
この点について、補正
予算における
対応を含めて、
大臣の取組をお聞かせいただきたいと思います。