○牧
委員 立憲民主党の牧義夫でございます。
今回の特措法
改正については、その法案の中身そのものについてはあえて
質問するほどの内容でもないと
思いますが、せっかくこうして
質疑の時間をいただきましたので、来年の
開催に向けて、多くの
国民の
皆さんがいろいろまだまだ不安を抱えているところだと
思います、そういった
国民の目線に立って素朴な疑問をぶつけてみたいというふうに思っております。多少厳しい意見もあるかもしれませんけれ
ども、これも、私も来年、完全な形で
開催をしてもらいたいものだという者の一人としての
質問でありますので、御了解をいただければというふうに
思います。
IOCの会長もお見えになって、本当に力強い
発言もいただきました。いただきましたが、本当にこのとおりになるのか、ちょっと大本営発表みたいなものばかり信じて最後の最後にがっかりさせられるのは私は嫌ですので、あえていろんな
質問をきょうはさせていただきたいなというふうに
思います。
先ほど来
お話が出ておりますけれ
ども、
コロナの感染拡大、この勢いはいまだとどまるところを知らないという表現が適切ではないかというふうに
思います。これを第三波というのか第何波というのかはともかくとして、本当にこれまでにない大きな波が来ているというのは、これは紛れもない事実でありますし、WHOの本部でクラスターが発生したなんという、そんなニュースも飛び込んでくる中で、多くの
国民の
皆さんが、本当に来年
開催できるのかどうかということについては、半数以上というか、調査によっていろいろ違いますけれ
ども、六割、七割あるいは八割なんという人たちが、もう本当は来年できないんじゃないかという疑問を抱いているというふうに
思います。
そういった、世論も否定的な中で、大きく分けて、来年本当にできるのかどうなのかということが
一つと、それともう
一つは、やるとしたらどんな形でやることになるのか、それともう
一つは、一体全体、最後の最後まで幾らお金がかかって、誰がそれを分担するのか、こういった観点からちょっと
質問していきたいと思うんです。
まず
一つ、二〇二〇年、本来行われるべきだった今年度の
競技大会関連の当初予算というのが五百三十七億円でございました。これは国の、
政府関係の予算でございます。これが、今まで、
平成二十五年から三十年度の決算総額で千七百六十六億円ということでございますけれ
ども、この
オリンピック当年の、二〇年の当初予算が五百三十七億円ですが、よく考えてみると、三月にもう
延期が決まっているので、三月に、年度が始まる前にもう
延期が決まっているわけですから、私は、もうこの時点で、あらかじめことし使わない予算というのははっきりしているんだというふうに
思いました。
四月三十日に一次補正もやっていますので、このときにどうして減額補正、歳入が減額というのはあるんですけれ
ども、こういう歳出の減額というのもあってもいいかなというふうに思ったんですけれ
ども、ちょっと、まず財政当局の見解をお聞きしたいというふうに
思います。