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2020-11-10 第203回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
令和
二年十月二十六日)(月曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
吉野
正芳
君
理事
齋藤
健君
理事
野中
厚君
理事
細田
健一
君
理事
石川
香織
君
理事
近藤
和也
君
理事
濱村
進君
伊東
良孝
君
池田
道孝
君
泉田
裕彦
君
今枝宗一郎
君
上杉謙太郎
君
江藤
拓君
加藤
寛治
君
金子
俊平
君
木村
次郎
君
小寺
裕雄
君
佐々木
紀君
斎藤
洋明
君
鈴木
憲和
君
高鳥
修一
君
武部
新君
津島
淳君
西田
昭二
君
根本
幸典
君
福山
守君
宮腰
光寛
君
宮下
一郎
君
青山
大人
君
大串
博志
君
神谷
裕君
亀井亜紀子
君
佐々木隆博
君
佐藤
公治
君
長谷川嘉一
君
広田
一君
緑川
貴士
君
石田
祝稔
君
田村
貴昭
君 森
夏枝
君 ――
―――――――――――
十月二十六日
吉野正芳
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
高鳥修一
君が議院において、
委員長
に選任された。
令和
二年十一月十日(火曜日) 午前十一時
開議
出席委員
委員長
高鳥
修一
君
理事
加藤
寛治
君
理事
齋藤
健君
理事
津島
淳君
理事
野中
厚君
理事
宮腰
光寛
君
理事
宮下
一郎
君
理事
石川
香織
君
理事
亀井亜紀子
君
理事
近藤
和也
君
理事
矢上
雅義
君
理事
稲津
久君
理事
濱村
進君
伊東
良孝
君
池田
道孝
君
泉田
裕彦
君
今枝宗一郎
君
上杉謙太郎
君
江藤
拓君
金子
俊平
君
木村
次郎
君
小寺
裕雄
君
佐々木
紀君
斎藤
洋明
君
鈴木
憲和
君
武部
新君
西田
昭二
君
根本
幸典
君
福田
達夫
君
福山
守君
八木
哲也
君
大串
博志
君
金子
恵美
君
神谷
裕君
佐々木隆博
君
佐藤
公治
君
緑川
貴士
君
田村
貴昭
君
藤田
文武
君
玉木雄一郎
君 …………………………………
農林水産大臣
野上浩太郎
君
農林水産
副
大臣
葉梨
康弘
君
農林水産
副
大臣
宮内
秀樹
君
農林水産大臣政務官
池田
道孝
君
農林水産大臣政務官
熊野
正士
君
農林水産委員会専門員
梶原 武君 ――
―――――――――――
委員
の
異動
十月二十六日
辞任
補欠選任
吉野
正芳
君
福田
達夫
君
青山
大人
君
矢上
雅義
君
長谷川嘉一
君
岸本
周平
君
広田
一君
金子
恵美
君
石田
祝稔
君
稲津
久君 森
夏枝
君
藤田
文武
君 同月二十八日
辞任
補欠選任
岸本
周平
君
玉木雄一郎
君 十一月十日
辞任
補欠選任
細田
健一
君
八木
哲也
君 同日
辞任
補欠選任
八木
哲也
君
細田
健一
君 同日
理事池田道孝
君九月十八日
委員辞任
につき、その
補欠
として
津島淳
君が
理事
に当選した。 同日
理事簗和生
君十月二十三日
委員辞任
につき、その
補欠
として
宮下一郎
君が
理事
に当選した。 同日
理事野中厚
君、
細田健一
君、
石川香織
君、
近藤和也
君及び
濱村進
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
宮腰光寛
君、
加藤寛治
君、
矢上雅義
君、
亀井亜紀子
君及び
稲津久
君が
理事
に当選した。 ――
―――――――――――
十月二十六日
主要農作物種子法案
(
後藤祐一
君外八名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第一三号)
国有林野事業
に従事する
職員
の
労働関係
を円滑に調整するための
行政執行法人
の
労働関係
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
佐々木隆博
君外四名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第一八号)
国有林野事業
に従事する
職員
の
給与等
に関する
特例法案
(
佐々木隆博
君外四名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第一九号)
畜産経営
の安定に関する
法律
及び
独立行政法人農畜産業振興機構法
の一部を改正する
法律案
(
佐々木隆博
君外六名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第二三号)
農業者戸別所得補償法案
(長
妻昭
君外六名
提出
、第百九十六回
国会衆法
第三三号)
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
(
平野博文
君外五名
提出
、第百九十八回
国会衆法
第三四号)
種苗法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、第二百一回
国会閣法第
三七号) は本
委員会
に付託された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件 ――――◇―――――
高鳥修一
1
○
高鳥委員長
これより
会議
を開きます。 この際、一言御挨拶を申し上げます。 このたび、
農林水産委員長
に
就任
をいたしました
高鳥修一
でございます。どうかよろしく
お願い
いたします。
農林水産業
は、
食料
の
安定供給
にとどまらず、
国土
や
自然環境
の
保全
など多岐にわたり、
国民
の生活を支える大変重要な
役割
を担っております。 今日、
新型コロナウイルス感染症
の
影響
もあり、
我が国
の
農林水産業
を取り巻く諸情勢は一段と厳しさを増し、
課題
が山積いたしております。 特に、
農林水産物
・
食品
の
需要減少
への対応を始め、
輸出力強化
、
担い手
の
育成
、
確保
を図ることが求められております。 さらには、頻発する地震、
台風
、
豪雨等
の
自然災害
により、
農林水産業
は各地で甚大な被害をこうむっており、
被災地
の
復旧復興
は喫緊の
課題
となっております。 このような
状況
の
もと
、本
委員会
に課せられた使命はまことに重大であり、改めてその
職責
の重さを痛感いたしております。 微力ではございますが、公正かつ円満な
委員会
の運営に努めてまいりますので、
委員各位
の御
指導
と御
協力
を賜りますよう、よろしく
お願い
いたします。 ありがとうございました。(
拍手
) ――――◇―――――
高鳥修一
2
○
高鳥委員長
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事野中厚
君、
細田健一
君、
石川香織
君、
近藤和也
君及び
濱村進
君から、
理事辞任
の申出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
高鳥修一
3
○
高鳥委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い、現在
理事
が七名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
高鳥修一
4
○
高鳥委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、
理事
に
加藤
寛治
君
津島
淳君
宮腰
光寛
君
宮下
一郎
君
亀井亜紀子
君
矢上
雅義
君 及び
稲津
久君 を指名いたします。 ――――◇―――――
高鳥修一
5
○
高鳥委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
農林水産関係
の
基本施策
に関する
事項
食料
の
安定供給
に関する
事項
農林水産業
の
発展
に関する
事項
農林漁業者
の福祉に関する
事項
農山漁村
の
振興
に関する
事項
以上の各
事項
について、実情を
調査
し、その
対策
を樹立するため、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
高鳥修一
6
○
高鳥委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ――――◇―――――
高鳥修一
7
○
高鳥委員長
この際、
農林水産大臣
、
農林水産
副
大臣
及び
農林水産大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
農林水産大臣野上浩太郎
君。
野上浩太郎
8
○
野上国務大臣
農林水産委員会
の開催に当たりまして、
所管大臣
としての
考え方
の一端を申し述べます。 このたび、新たな
内閣
の発足に当たり、
農林水産大臣
を拝命いたしました。
委員
の
皆様
の御
指導
を賜りながら
職責
を果たしてまいりますので、どうぞよろしく
お願い
を申し上げます。 冒頭、
新型コロナウイルス感染症
や本年七月の
豪雨災害
など一連の
災害
により命を落とされた
方々
に対し心からお悔やみを申し上げますとともに、罹患された
方々
、被災された
方々
に心よりのお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス
の
影響
により、
我が国
の
経済社会
に大きな
影響
が生じております。
国民
の
皆様
が一日でも早く日常を取り戻せるよう、
農林水産大臣
として誠心誠意努めてまいりたいと思います。 また、本年七月の
豪雨災害
については、
土砂撤去
、
農業用ハウス
などの
復旧支援
、
営農再開
への
支援
を軸とした総合的な
対策
を取りまとめており、迅速な
復旧復興
に努めてまいります。 以下、
農林水産行政
に関して、私の基本的な
考え方
について申し述べます。
農林水産業
は、
関連産業
である
食品産業
とともに、
国民
に
食料
を
安定供給
し、
地域
の
経済
やコミュニティーを支え、その営みを通じて
国土
の
保全
などの
役割
を果たしている、まさに国の基であり、
農林水産業
を
発展
させるとともに、
日本
の原風景である美しく豊かな
農山漁村
を守っていくことが重要であると考えております。 一方、
我が国
の
農林水産業
は、
人口減少
に伴うマーケットの縮小や、
農林漁業者
の
減少
、
高齢化
の進行など、厳しい
状況
に直面しています。
我が国
の
農林水産業
を若者がみずからの将来を託すことのできる
産業
としていくとともに、その
生産基盤
を次の世代に確実に継承していかなければなりません。
農林水産省
では、こうした視点に立ち、これまで
農林水産分野全般
にわたる
改革
を推進してまいりました。その結果、
生産農業所得
は六年間で五千億円以上増加し、
我が国
の
農林水産物
・
食品
の
輸出額
が七年で倍増するなど、着実に
成果
があらわれてきています。 他方、本年は、
新型コロナウイルス感染症
の
感染拡大
を受け、
農林水産分野
や
食品産業分野
におきまして、
需要
の
減少
や価格の下落などの大きな
影響
が
発生
しました。 また、
食料輸出国
による
輸出規制
や、一部の品目で
欠品
が
発生
したことなどを受け、
国民
の
皆様
から
食料
の
安定供給
に対し強い関心が寄せられたところです。
農林水産省
といたしましては、こうした
状況
に対し、
国民
の
皆様
への
食料
の
安定供給
を最優先に、
影響
を
緩和
し、
生産
を継続していただくための
対策
を着実に実施してまいります。また、ウイズコロナ、
ポストコロナ社会
における
食品需要
の
変化
や、場所を問わない
働き方
の進展といった
社会構造
の
変化
も踏まえつつ、
食料安全保障
のさらなる
強化
と
食料自給率
の
向上
、さらには
農林漁業者
の
所得
の
向上
や
農山漁村
の
活性化
に引き続き
全力
で取り組んでまいります。 以下、具体的な
施策
を申し述べます。 まず、
農林水産業全般
についてです。
新型コロナウイルス感染症拡大
の
影響
を受けた
農林漁業者
の
皆様
や
関連産業
に従事される
皆様
の
生産基盤
を守るため、
生産
の継続や
販売促進
の
支援
に
全力
を尽くしてまいります。さらに、甚大な
影響
を受けた
外食産業
と、そこに食材を供給する
農林漁業者
への
支援策
である
GoToイートキャンペーン
を適切に進めてまいります。 高
収益作物次期作支援交付金
につきましては、運用の
見直し
を行わざるを得ず、
現場
の
皆様
に御負担をおかけしており、申しわけなく思っております。
皆様
の御
理解
が得られるよう、先般発表した
追加措置
とあわせて、丁寧に説明してまいります。 また、
国民
の
皆様
からの
食料安定供給
への要請に応えていくための
食料安全保障
の
強化
につきましては、
輸入品
が多くを占める
加工
、
外食
、
中食原料
の
国産
への切りかえや、
生産現場
と
食品産業
との
連携
の
強化
などを図ってまいります。
国内
の
食市場
が縮小する一方で、世界の
食市場
は今後大幅に
拡大
することが見込まれます。こうした中で、
農林漁業者
の
所得向上
を図るためには、
輸出
の
促進
が重要です。このため、二〇三〇年の
輸出額
五兆円の目標の達成に向け、
農林水産物
・
食品輸出本部
を最大限活用し、
戦略
的に
輸出促進
に取り組んでまいります。 具体的には、
輸出先国
の
規制
やニーズに対応できる産地の
育成
、
全国展開
を進めるとともに、
輸出
にチャレンジする
農林水産業者
を強力に後押ししてまいります。また、
関係省庁一体
となって各国の
輸入規制
の
緩和
、撤廃に取り組むとともに、
輸出
に対応できる
施設
の計画的な
整備
や
食産業
の
海外展開
を進めてまいります。 これらを
実現
し、
農林水産物
・
食品輸出立国
を確立するため、当面必要となる具体的な
戦略
を本年末までに策定してまいります。 さらに、
輸出
にも対応できる強い
農林水産業
、
農山漁村
を構築するべく、総合的な
TPP等関連政策大綱
に基づく
対策
を着実に講じてまいります。 また、
日本
の
品種
の
海外流出
を防止し、
輸出
を始め
我が国
の
農林水産業
の
発展
に支障が生じないよう、
登録品種
の
海外
への持ち出しを制限できるようにすることなどを
内容
とする
種苗法
の一部を改正する
法律案
を本年の
通常国会
に
提出
しております。
法案
の
早期成立
に向け、御
審議
を
お願い
いたします。 SDGsや
環境
の
重要性
が
国内
外で高まっています。このような
動き
に対応し、
国産品
への
評価向上
にもつなげていくため、みどりの
食料システム戦略
を
検討
してまいります。
コロナ禍
を踏まえ、
社会
全体でデジタル技術を活用した変革が急速に進展しております。
農林水産分野
におきましても、
生産性
を
向上
させ、
成長産業化
を推進するためのデジタルトランスフォーメーションの
実現
に向けた
取組
を進めてまいります。 また、ロボット、
AI
、IoT、ドローンなどの
先端技術
は、
生産基盤
の
強化
への貢献が期待されています。このため、
スマート農林水産業
の推進に向けた
技術開発
や
現場実装
の
促進
、
スマート技術
を用いた
農業支援サービス
の
育成
を進めてまいります。 中
山間地域
を始め活力ある
農山漁村
を
実現
するため、
日本
型直接
支払制度
による下支えを図りつつ、
農泊
、ジビエの
利活用
、
農福連携
などの
取組
を進めてまいります。また、
農山漁村
に新たな
人材
を呼び込む
リモートワーク
などの
動き
を生かし、
コロナ禍
において再認識された
農山漁村
の持つ価値や魅力を活用して、多様なアイデアにより
所得
と雇用を生み出す、
農山漁村発イノベーション
ともいうべき新たな
地域政策
を講じてまいります。 次に、
農業政策
についてです。
農業
の
持続可能性
を
確保
し、
次世代
に確実に引き継ぐためには、
担い手
の
育成
、
確保
と
生産基盤
の
強化
が何よりも重要です。
地域
の
農業生産
や必要な
農地
を
確保
するため、
農地バンク
、
農業委員会
など
関係機関
の
現場レベル
の
連携
を徹底し、人・
農地プラン
の実行を通じて
担い手
への
農地集積
、
集約化
を加速化します。 就農の
検討
・
準備段階
から
経営
を確立するまでの総合的な
支援
などにより、多様な
人材
の
育成
、
確保
を進めます。あわせて、
次世代
の
担い手
への
農地
その他の
経営資源
の確実な継承を推進します。
米政策
については、
需給
の
緩和
が見通されている現状を踏まえ、
需給状況等
についての
情報
をきめ細やかに提供するとともに、
輸出
の
取組
や、麦、大豆、高
収益作物等
への転換を図る
水田フル活用
への効果的な
支援
などにより、
需要
に応じた
生産
、
販売
を更に推進してまいります。
地域
の
農業
を
発展
させていくためには、
農業者
の
所得向上
に
全力
で取り組む農協が欠かせません。
農林水産省
としても、
JAグループ
が
自己改革
の
取組
を着実に進め、具体的な
成果
を上げるよう、
改革
に
協力
してまいります。
農業者
の
努力
で解決できない構造的な問題を解決するため、引き続き、
生産資材業界
や
流通
・
加工業界
の再編、参入を
促進
してまいります。 特に、本年六月に施行した
改正卸売市場法等
に基づき、
情報通信技術
の導入や物流の
効率化
を図り、
食品流通
全体の
合理化
、
高度化
を進めます。
農業
の
競争力強化
や
農村地域
の
国土強靱化
を
実現
するためには、
農地
や
農業用水
などの
農業
、
農村
の
基盤整備
が欠かせません。
農地
の大
区画化
、
汎用化
、
農業水利施設
の
長寿命化
や
ため池等
の
豪雨
・
耐震化対策
を推進してまいります。 食の安全と
消費者
の
信頼
を
確保
するため、引き続き、
科学的根拠
に基づく
食品
の
安全性確保
と、正確な
情報伝達
による
消費者
の
信頼確保
に取り組みます。
豚熱
については、
発生予防
、
蔓延防止
に向け、
飼養衛生管理
の徹底、
ワクチン接種
、
野生イノシシ対策
にしっかりと取り組みます。 また、
アフリカ豚熱
については、
アジア地域
においても
拡大
が継続しており、依然として警戒が必要であることから、
家畜防疫官
の
増員等
により
水際検疫体制
を
強化
してまいります。 さらに、今般
発生
が確認された高
病原性鳥インフルエンザ
についても、これから渡り鳥の本格的な
到来シーズン
を迎えることから、
関係者
全体で
緊張感
を高め、
飼養衛生管理
を徹底していくことが重要となります。 これらの
家畜伝染病
に対しては、都道府県や
関係省庁
と
一体
となって取り組むとともに、本年の
通常国会
で改正された
家畜伝染病予防法
を適切に執行し、対応してまいります。
林業政策
についてです。
森林
・
林業基本計画
につきましては、本年十月から五年に一度の
見直し
に着手しました。
現場
の声に耳を傾けながら、精力的に
検討
を進めてまいります。 また、
森林資源
の適切な
管理
と
林業
の
成長産業化
を図るため、
森林整備
、
治山対策
を推進するとともに、
森林経営管理制度
や
森林環境譲与税等
も活用しつつ、意欲と能力のある
林業経営者
への
森林
の
経営管理
の
集積
、
集約
を進めます。 さらに、
木材生産
や
造林作業
の
自動化
などの
林業イノベーション
や、CLTの普及、都市の
木造化等
による
木材需要
の
拡大
など、川上から川下までの
取組
を総合的に推進してまいります。
水産政策
についてです。 本年十二月に
改正漁業法
が施行されることも踏まえ、
漁業者
を始めとする
関係者
の
理解
と
協力
を得ながら、九月末に公表した
資源管理ロードマップ
に沿って、新たな
資源管理システム
を着実に実施するとともに、
養殖業
の
成長産業化
を推進してまいります。 さらに、
違法漁獲物
の排除や違法・無報告・無
規制漁業
の撲滅を目指す目的で、
国内
における
違法漁獲物
の
流通
を防止する仕組みなどを
内容
とする
水産流通適正化法案
を
提出
しましたので、御
審議
をよろしく
お願い
申し上げます。
東日本大震災
から十年がたとうとしております。
大臣就任
後、まず福島県を訪問し、
復興
に懸命に取り組まれている
方々
の声を直接に伺いました。
被災地
の
皆様
を始め多くの
方々
の御
努力
により着実に
復興
が進展している一方で、まだ取り組むべき
課題
があることも実感しました。引き続き、被災された
農林水産業者
の
方々
が再び立ち直るために万全の
支援
を行ってまいります。また、近年頻発する
豪雨
や
台風
などの
自然災害
への備えを
強化
してまいります。 以上、
農林水産行政
の今後の
展開方向
について、私の基本的な
考え方
を申し述べました。
国民
の豊かな食生活と、それを支える
農山漁村
を
次世代
に引き継ぐため、
産業政策
と
地域政策
の両面から
全力
で取り組み、強い
農林水産業
と美しく活力ある
農山漁村
を
実現
してまいります。
高鳥委員長
を始め
理事
、
委員各位
に、重ねて御
指導
、御
鞭撻
賜りますよう
お願い
申し上げます。(
拍手
)
高鳥修一
9
○
高鳥委員長
次に、
農林水産
副
大臣葉梨康弘
君。
葉梨康弘
10
○
葉梨
副
大臣
このたび
農林水産
副
大臣
を拝命いたしました
葉梨康弘
でございます。
野上大臣
を始め
宮内
副
大臣
、
池田政務官
、更に
熊野政務官
と一丸となって、国の基である
農林水産業
を
次世代
に確実に引き継ぐため、
全力
を尽くしてまいります。
高鳥委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
をよろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
)
高鳥修一
11
○
高鳥委員長
次に、
農林水産
副
大臣宮内秀樹
君。
宮内秀樹
12
○
宮内
副
大臣
このたび
農林水産
副
大臣
を拝命いたしました
宮内秀樹
でございます。
野上大臣
を先頭に、
政務
三役、力を合わせまして、
農林水産業
が力強く魅力的な
産業
となるよう、精いっぱい
努力
をしてまいります。
高鳥委員長
を始め
委員
の
先生方
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしく
お願い
を申し上げます。(
拍手
)
高鳥修一
13
○
高鳥委員長
次に、
農林水産大臣政務官池田道孝
君。
池田道孝
14
○
池田大臣政務官
このたび
農林水産大臣政務官
を拝命いたしました
池田道孝
でございます。
野上大臣
、
葉梨
副
大臣
、
宮内
副
大臣
、
熊野政務官
と
一体
となりまして、
農林漁業
の
所得
の
向上
のために、
現場
の声を聞きながら進めてまいりたいと思います。
高鳥委員長
、
理事
、
委員各位
の
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
、よろしく
お願い
を申し上げます。(
拍手
)
高鳥修一
15
○
高鳥委員長
次に、
農林水産大臣政務官熊野正士
君。
熊野正士
16
○
熊野大臣政務官
このたび
農林水産大臣政務官
を拝命いたしました
熊野正士
でございます。
野上大臣
の
もと
、
葉梨
副
大臣
、
宮内
副
大臣
、
池田大臣政務官
とともに、
農林水産業
の
成長産業化
と美しく活力ある
農山漁村
の
実現
に向けて、
全力
で取り組んでまいります。
高鳥委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますよう、よろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
)
高鳥修一
17
○
高鳥委員長
次回は、明十一日水曜日午前九時五十分
理事会
、午前十時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午前十一時十九分散会