○岡島
委員 きょうは、
武田大臣の所信に対する質疑ということでお時間を賜りまして、やらせていただきます。
武田大臣は、台風十五号、十九号、私の地元でもありましたけれども、千葉県も被災しました。また、熊本の先般の大雨など、
防災担当大臣として、本当に、我々の要望にも即座に
対応していただいたこと、またみずから足を運んで現場に入られたこと等々など、敬服する次第であります。
私も災害
対策というものをNHK時代から一つのライフワークにしておりますし、加えて、放送の問題とか、私にとって
武田大臣は、ドラえもんのポケットみたいに、私が聞きたいことは全部
武田さんに聞けばいいというぐらいの存在でありまして、本当の私の専門は外交ですから、次、外務
大臣になられたときも
質問したいと思っております。しかし、きょうは
総務大臣としての
武田大臣に所信の質疑をしたいと思っております。
まず、
コロナです。
コロナ禍で
日本がどうするか、これは全てのことに共通する今の
課題です。
未知との遭遇でした。インフルエンザは私たちもかかったことがありますが、
コロナ、この言葉さえ知りませんでしたから。そういった中で、これまでの
政府の
対策について振り返ってみると、一生懸命頑張っておられることはもちろんわかっていますが、しかし、
政府全体として十分であったのかということについては、日々追加の
対策をすることを見ても、なかなか十分と言えないという側面があると思います。
そういった意味では、緊急
事態の宣言がやはりおくれたのではないかとも思いますし、あるいは休業補償や給付金なども、手続の問題を含めて的確な
対応ができていなかったという側面は否めないと思います。私、PCR検査を絶対早くからふやさなきゃだめだと、非常
事態宣言解除の議運の質疑でも申し上げましたけれども、そういったことも
対応がおくれていると思います。
そういった中で、
コロナがほかの諸外国と比べて、感染者の人数など、亡くなった方など、比較的多くないんじゃないかという
指摘もあります。これは、
日本国民、
日本にいるさまざまな方々の不断の努力によるところが大きいだろうと私は思っています。
そんな中で、
政府はやはり、もちろん経済は大事です、私もそう思いますが、命と経済といえばやはり命だろうし、経済による命の問題も起こるのもわかります。しかし、経済政策優先という中で、今、
地方では、医療機関、それから公共団体、学校、福祉施設、そういったところで本当に黙々と働く皆さんがいる中で、
対策をもっとという声が届いています。
そういった中で、
大臣に、
コロナ禍の
日本という意味において質疑をさせていただきたいと思っています。
感染症対策の現場は医療機関だったり福祉施設だったり、あるいは学校だったり、司令塔は
自治体というふうになるわけでありますが、
自治体には特措法などでさまざま責任を負わされていますけれども、一方で、権限とか財源が、特措法にはなかなか位置づけが弱いこともあって、十分ではないということが起きてきたわけです。
そういった中で、今、第三波と言っていいのかどうか、少なくとも、二日、三日前ですか、東京で感染者、陽性者が三百人を超えたと、八月以来という報道、発表がありました。本当に第三波だというぐらい、市中感染という言葉はなかなか難しいですが、
全国的なクラスターの発生が起きているということは間違いないです。
そういった中で、
自治体の方ではさまざまに
対策を練っていますけれども、しかし、公務員や医療機関のボーナスまでカットせないかぬというところも出るぐらい厳しい
財政状況にあります。
そうした中で、現在の
地方の
自治体など支援のための国からの
財政措置について、国からの、
総務省だけでなく、
財政措置について、どういうものがあるのか、どう
対応しているのか、これは役所の方で結構です、お答えいただけますか。