○中島
委員 何もやっていないとは言わないんです。何もやっていないとは言わないんですが、もちろん、先ほど言ったGoToトラベルもGoToイートも、経済を回していくということが非常に大事なことも十分
承知しながら、まあ、今回の
状況というのは、もちろんその指標等々でステージとかありますが、それ以上に、いわゆる第一波、そして七月、八月のいわゆる第二波と呼ばれた
状況と、例えば七月、八月の
状況と比較してみると、重症者の数、いわゆる第二波と呼ばれた七月、八月、これはタイムラグが出てきますので、既にピークの重症者患者数に到達しておると。これはタイムラグを考えると、そういうことを懸念して、北海道、札幌の医師会長は、これが一週間続くと
医療崩壊を招きかねない、こういう懸念をしているわけです。
おっしゃるとおりで、これまでの間、
新型コロナウイルスに対して、さまざまな経験をしてわかってきたこともありますが、例えば、冬型
感染症と言えるかどうかとか、今回の
ワクチンに関連する、抗体が獲得できることがわかってはいるけれどもそれはどこまで持続するのか、そして、再感染が本当にするのかどうか含め、まだまだわからないことはたくさんある。
ただ、私も
医療現場の人間でもありますけれども、これも肌の感覚で、今の
状況というのは、やはり七月、八月の
状況とはちょっと違う。そして、乾燥、低温、紫外線も弱くなる、さらには、先ほども
大臣おっしゃいましたが、換気しづらい
状況になる。こういう
状況は、やはり七月、八月のいわゆる第二波と呼ばれた
状況とはちょっと様相が違うだろうと。
その危惧を、尾身先生、まさにこれは、まあ、
政府がるるやられることは、何もやっていないとは言いませんが、これをこのままでいくと、それぞれ人々の努力ではどうにもならないと。私、言うまでもなくウイルスは目に見えません。見えない敵を相手に、人々の努力ではどうにもならないと。
当初、二月、三月のとき、きょう
橋本委員もおられますが、ダイヤモンド・プリンセス、私、あのときの
状況、よく御存じだというふうに思うんですが、当時、例えばフルPPEでも、当時はまだガウンテクニックが徹底されていなかったということはあるかもしれませんが、フルPPEでも感染が
確認されたということが報道されたり、
一定程度感染
対策をしているはずの
医療従事者に感染が
確認されたりとか、まだそうは言い切れないかもしれませんが、やはりこの乾燥、低温、換気がしづらい
状況で、まさに施設内感染、院内感染含めそういった
状況が起こりやすいということは、
医療関係者であれば、専門家のみならず、これはもう感ずるところであるわけです。
そういった
状況を、
田村大臣、ぜひ、副本部長という立場で、
政府にしっかりと対応を、早目早目というか、
お願いをしたいと改めて思います。
ちょっとこれで随分時間をとっちゃったので、
質問の順番、関連して最後の
質問から先にさせてもらいますが、先ほど山井
委員からも話がございましたが、これは本
会議でも私御
指摘をさせていただきました。
今言った、これから季節がこういう時期に入るに当たって、いわゆる
介護、障害福祉
現場、ことし初めからもう十カ月以上、私も、職員、若いスタッフとか、本
会議でも言いましたが、自分自身が感染するというよりは、自分自身が無症状者で、そして、リスクの高い利用者、もう密接が避けられない、知らないうちにうつしちゃうんじゃないか、その恐怖で
現場は圧迫感、不安感、これに包まれている
状況が長
期間続いておるわけです。そして、そのスタッフたち、施設の指示から、外で飲みに行くなとか、旅行に行くなとか、こういう
状況が長く続き、さらにまたこの危険な季節を迎える。
こういう
状況が、人材不足は慢性的でありますけれども、幾ら志ややりがいを持って
介護現場にいる職員も、そういうことならもうこの仕事はやめようと。人材不足に更に拍車がかかるようなこの
状況で、慰労金等々ありますが、それも配付率、きょうは
質問いたしませんが、こういう
状況を考えて、各施設、本当にこの冬のボーナスも出せるかどうかわからない。
さらには、これは言うまでもなく、
介護報酬、公定価格ですから市場原理が働かない。今踏ん張っても後で取り返せるとかというレベルの話ではないわけで、そういう
意味からいくと、臨時の特別の給付とかは、これはもう最低限ですが、来年の
介護報酬、これはもう
コロナ対策ですよ。
そして、
地域包括ケアシステムといいますが、東京商工リサーチの調査によれば、やはり一月から九月の倒産件数、過去最多ですよ。こういう
状況を考えれば、もちろんことしは経営実態調査の年、しかしこの締切り六月ですから、そういった実態調査をもとに来年の
介護報酬、これは絶対マイナスはあり得ないと思いますよ。これはもちろん財政審の
議論はあるかもしれませんが、
地域包括ケアシステム、また
介護現場を守る、そういう立場におられる
田村大臣、これはしっかりと主張してください。どうですか、
大臣。