○山崎
委員 立憲民主党、衆議院
議員、山崎誠でございます。
きょうは、質問の時間をいただきましてありがとうございます。貴重な時間ですので、早速質問に入らせていただきます。
まずは、二〇五〇年カーボンニュートラル宣言ということでありまして、温室効果ガスの排出実質ゼロの目標設定を二〇五〇年という期限で設定されたこと、私も大賛成でありまして、我が意を得たりという
思いであります。
これからの課題は言うまでもありません。これをどのように実現をしていくか。これは
エネルギー分野をどうするかだというのが大きな課題でありますが、そのほかにも、運輸だとか熱だとかそういったものも含めて、本当にこれは大きな社会の変革、仕組みの大転換、あるいは、
産業、暮らし方の改革、いろいろなものにつながってくる、私は大事な大きな変革だと
思います。
これは、決して
日本が先頭に立っているわけではなくて、
世界はどんどんどんどん先に行っているという
認識のもとで、やはり、
日本の
取組を加速していく、そして、いいものにしていくということがこれから求められるんだろうと
思います。
我々も、この二〇五〇年という目標については、脱炭素社会の実現、共有をするんですが、実現の道筋というのはかなり私はやはり違ってくると思っています。
一つの大きな違いは、やはり原発の扱いであります。原発について多くを語りませんが、我々はとにかく原発は早く停止をして、廃炉を進めていくというスタンスをとっています。
あの福島の東京電力福島第一原発
事故の教訓、使用済みの核燃料の問題、あるいは、コストも今もう本当に高くなっています。そういったことを総合的に判断をすると、私は、原発依存というのは
日本のやはり足かせに今残念ながらなっているというこの実態に即して、こういう判断をさせていただいています。かわりに、私たちは自然
エネルギー一〇〇%、ここに大きな違いが私はあるということだと思っています。
そしてまた、もう一つ、私が明確に
皆さんのスタンスがわからないのが、省
エネなんです。省
エネをどこまで深掘りをしていくのかというのも非常に重要でありまして、例えば、断熱の義務化のような話というのを早く踏み切っていって前に進めていかないと、我々が自然
エネルギー一〇〇%でやるためにはやはり省
エネを、例えば二〇三〇年であればやはり三〇%ぐらい
エネルギーの消費を落としていかないとなかなか難しい。これは決して夢物語ではなくて、今ある技術を積み重ねれば十分に可能な範囲であります。
こういうお話をした上で、二〇三〇年の目標設定がやはり私は大事でありまして、二〇五〇年に向けて、二〇三〇年をどういう絵姿を描いていくのか。来年、
エネルギー基本
計画の改定も控えていると
思いますけれ
ども、そこでさまざまな方針が決まると
思います。二〇五〇年のカーボンニュートラルの目標と二〇三〇年の目標設定をどういうふうに整合していくのか。
私、気になっているのが、
梶山大臣が、年内、年内、年内と、さまざまな、蓄電池だとかカーボンリサイクルだとか、みんな年内に目標設定をする、
計画をつくると言っているんですよ。私は、それがすごく不安であります。
エネルギー基本
計画は来年ですよ。年内というのはあと一カ月しかないんですよ。この期間にこれだけ重要な、そして新しい
計画づくりができるのかどうか。
今ちょっといろいろなことを話してしまいましたが、二〇三〇年の
エネルギー基本
計画、それに向けてどういう
計画をつくろうとされていくのか、
お答えください。