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大門実紀史君 透明性高いんですよ。非常にはっきりと、一つのところと推薦するなんということを堂々と議事録でやっているのは、こんな透明性高い話はないかと私は思いますけど。
申し上げたいことはいろいろあるけど、これ議事録を見れば、そんなもんじゃないんですよ。わざわざここだけです。養父市長さんは、スーパーシティじゃなくてうちはスーパーカントリーですというようなこと一言言われただけの話で、もう名前出たから言いますが、松井市長さんがおっしゃったのは延々、きちっと資料を配ってですよ、うちを
お願いします、総理、
お願いしますと言っているわけですよ。全然違うんですよね。こういうことはあってはならないというふうに申し上げておきたいと思います。
だから、何というのか、この国家の、何ですか、この諮問
会議、何なんですか、これ。何かもう節操も何にもなくて、安倍総理の威を借りてもう増長しているんじゃないかと、この
委員の人たちは、好き放題ですねということは本当に思いますから。ちょっと危ないですよ、この諮問
会議、本当に。
その諮問
会議で竹中さんは、この松井市長とのやり取りの中でこんなことをおっしゃっています。白地
地域、まさにグリーンフィールド、つまり人が住んでいないところにスーパーシティをつくるのがグリーンフィールド
方式ですけれども、そこの方が
住民の合意の問題をうまく回避できると、避けられるということをおっしゃっているんですね。
松井大阪市長さんは、大阪の副首都
推進本部
会議、五月二十日ですね、何とおっしゃっているかというと、これ同じことをおっしゃっていらっしゃいます。グリーンフィールドでないと、つまり人が住んでいないところでないと、住んでいるところだとこれは進まないと、
住民合意が、
住民合意の過半数は、取ってこいよと言われても取れないと、だからもう人の住まないところで指定してもらった方がいいというようなことをおっしゃっているんですね。
つまり、この問題の本質ですよね。
住民の住んでいる町では、こういう監視システムなどに必ずプライバシーの問題で反発が起きると。
住民の合意を取るのは難しいと。だから、竹中さんも松井さんも素直にそれをお認めになっているわけですよね。こういう法案なんですよ、これ。
住民の合意取れないだろうという法案なんですよね。人が住んでいる
地域で強行したら、
住民の反対がトロントのように起きるのは必至だと。
逆に、グリーンフィールドで、先に人が住んでいないところでそういう監視システムを張り巡らせた町をつくって、後から、それでもいいですよと、賛成の人だけ住みに来て合意して住むと。これについては、これはこれで、
有識者会議のある
委員の方から、そういう
やり方をすると、今度は、せっかく町をつくったのに予定した半分も人が住んでくれない事態も起きるから、これはこれで大失敗するんじゃないかということが
有識者会議の
委員の方も心配されているわけですね。
つまり、こういう法案なんですよ、これは。どちらにしたって、こういう監視システムを張り巡らせた町なんというのは無理なんですよね。そういうことも想定されていないんじゃないかということを再三申し上げているわけですけど。
それで、最後のこの資料でいきますと、四枚目の資料でいきますと、要するに、
議論がありましたけど、この区域
会議に
住民代表を入れるということを考えているとおっしゃっていましたね、村上さんはですね。じゃ、どんな人が
住民会議に、
住民の代表が入れるのかと。これ、反対運動の人は入れますか。入れないですよね。計画作れないですよね。そうすると、
住民の代表といっても、これはせいぜい議会の議長さんとか自治体首長と。首長は選挙で選ばれると、議会も選挙だと、だから、議会の議長さんとかも一応
住民の、選ばれたということで入れるというぐらいがせいぜいで。
そうすると、今、カジノの問題で起きていますけれど、首長と議会の議長が
意見が違うというのはほとんどないんですよね、ですよね。そうなると、もう横浜もそうですし、どこでもそうなんですけど、結局、
異議のある人たちは自分たちでいろいろ行動して、結局は首長のリコールだとか、
住民投票制定を求めるまたそういう運動だとか、もう大変な労力をしないと止められないような、そういう
仕組みになっているんじゃないかと思うんですね。
だから、そういう何か
異議のある人たちにそんな大きな負担を求めなきゃいけないような
仕組みになっていると、この法案はですね、
住民合意といいながらですよ。大欠陥があると思うんですけれど、その
住民合意の
仕組みが、本
会議でも言ったんですけど、欠落しているという認識はあるんですかね。これだけはもう、ちょっと、これぐらい
大臣に答えてもらいたいんですけど。