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大門実紀史君 何といいますか、
大臣に聞いた私が間違ったのかも分かりませんけど、どういうんですかね、普通の政治家の感覚はなんですよね。
もうちょっと言いますと、この
地方、この一兆円の
交付金というのは、リーマン・ショックの後ですね、麻生
内閣のとき。
大臣も私も、そのときおられましたね、
国会に。あのときの
地方交付金は、
地域経済活性化、危機
対応地方交付金という名前で、中身は、リーマン・ショックの後ですから景気
対策、仕事おこし。だから、
地方で創意工夫を発揮してもらって、それぞれ
実情はあるでしょうと、
地域の産業とかいろいろあるでしょうと、それぞれいろいろやりたいことあるでしょうと、だからそれで使ってほしいということで、まさに
自由度、創意工夫。だから、それをみんな喜んで、大変いい使途だと私も思っているんです、あのときはですね。
今回は、名前は違いますけど、同じ一兆円で
地方に交付するという
仕組みなんだけれども、全然
状況が違うわけですよ。仕事おこしして頑張ってじゃなくて、今潰れないように、今潰れないように
支援すると。今潰れないように、まあ補償という言い方があれだったら、とにかく応援する、
支援するということですよね。そういうふうに違うんですよ、その
状況もですね。にもかかわらず、あのときの同じ言葉で、
自由度、
自由度とおっしゃっていることが、そもそものこの
交付金の今回の意味を、私が言うのも変だけど、
政府がもっとお考えになるべきじゃなかったかと。
私、この問題は三月に、麻生
内閣でしたから麻生
大臣に、あのときやられた、いい制度でしたから、また創設すべきじゃないですかと申し上げたら、麻生
大臣は、あのときは大変評判良かったと、
地方のニーズがあれば考えますということを言われて、その後、
自民党の中からも提案があって、全国知事会からも提案あってできたわけですけれども、
状況が違うんですよ、その
自由度、
自由度と言っていたあの十何年前とは。
そういうことを、もう事務方は分かっているのか分からないけど、政治家は今の、今の
状況で何が求められているかということを考えたときに、考えたときに、さっき言ったような、私たちは全国の中小のお店、中小の
事業所に責任持たなきゃいけないわけだから、格差が生まれていたら、何も統一で一斉とは言わないんだけれども、こんなに三倍も四倍も格差あることをやっぱり
是正するような統一的なやっぱり物差しとかですね、大小の区別はあってもいいと思うんですよ、大
規模、小
規模、
従業員の数違いますからね。
しかし、そういうこんなばらばらの
状況を放置して
自由度だということを言っていていいのかということが
内閣にも問われているんじゃないかという意味で、本来のこの
交付金の制度、何のためにつくったのかと、リーマン・ショックのことと同じこと言っていては駄目じゃないかという点で申し上げているわけであります。ですから、当然、財政
規模の
拡大も含めてですけど、このままでいいのかと、今のような、
自由度、
自由度と言っている、ちょっとその考え方を見直すべきじゃないかと私は思うんですけれど。
要するに、ユニバーサルですよ、これ、今回は、コロナというのは。
地域によってじゃないんですよ。閉店に追い込まれたところは、同じコロナで追い込まれているわけですよね。それに対して、もっと統一的な
対応をできるような
仕組みにすべきじゃないかということを申し上げているんですけど。
もうちょっと事務方でもいいですけど、これ、このままでずっともうやるわけ。何にも変更しないんですか。