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片山大介君 日本維新の会の
片山大介です。
私は、会派を代表して、
令和二年度第二次
補正予算案に賛成の立場から討論いたします。
初めに、新型コロナウイルスによって亡くなられた方々にお悔やみを申し上げます。また、治療中の方々と家族の
皆様にお見舞い申し上げます。さらに、最前線で治療されている医療従事者の
皆様には心から敬意と感謝を申し上げます。
第二次
補正予算案には賛成いたしますが、幾つか
指摘したいと
思います。
今回の
補正予算が成立すれば、新たな
支援策が加わることになります。困っている人にすぐに行き届くようにしていただきたい。今の窓口の混乱に拍車が掛かるようなことがないようにしていただきたい。今回の危機は
事業主の経営に問題があるわけではありません。生きるか死ぬかのときは何よりもスピードが大事で、困窮している人を救えなければ政治は意味を成しません。是非迅速な
対応をしていただきたいと
思います。
また、四月の休業者数は過去最大の六百万人近くになり、非正規労働者の数は前の月より百三十万人減りました。
経済が再開したといっても、人出や消費などは平時の七割
程度にとどまるいわゆる七割
経済の中で、この方
たちが再び職場に戻れるかどうかは政治に託されています。政府には、改めて、こうした
人たちの
雇用を守る、その覚悟を認識していただきたいと
思います。
そして、今後、新型コロナ対策の専門会議などをオープンにして透明性を高めていただきたいと
思います。非公開にしていたのでは将来への教訓を残すことができません。
国民に対する責任ある
対応として、是非オープンにすることを求めます。
今回、新型コロナ特措法では、政府が緊急事態宣言を発令し、知事が権限を行使する二重
構造の立て付けとなりました。政府は金を出し、あとは知事に任せる。知事の責任の下で
対応すべきなのに、そうなっていません。今回、不都合が生じる現実に直面するに当たり、改めて
地方への権限と財源の移譲を訴えます。
来月、十七日には
国会が閉会する見通しとなっています。閉会になったとしても
国会が責任を果たすのは当然で、日本維新の会は、新型コロナに関する特別
委員会という枠組みを新設することを提案します。
維新は、アフターコロナの社会における統治改革の大転換を目指し、
地方分権を推進することをお約束して、第二次
補正予算案に対する賛成討論といたします。
以上です。(拍手)