○浅田均君
日本維新の会、浅田均でございます。
もう様々議論が進んでおりますけれ
ども、今、
日本だけでなく、
世界が
新型コロナウイルスに関する
一つの数式、数字をめぐって動いていると言っても過言ではないと思います。これからの
国民の最大の関心事は、現在出されております
緊急事態宣言が延長されるのか、あるいは逆に解除されるのかということだと思います。
延長という
報道がなされておりまして、午前中から様々なやり取りがございました。その
緊急事態宣言にも、この数字、数式が大きく関わっております。したがいまして、経済の落ち込み、これ、
緊急事態宣言、一か月ですけど、二か月になると更に
需要が小さくなって経済が縮んで物すごく大きな影響を与える。その経済の落ち込みに対しても大きく関わっております。
パネル一を
お願いします。(
資料提示)
これ、午前中の議論の続きであるというふうにお考えいただきたいんですが、基本再
生産数というのと実効再
生産数と、まあ言葉だけ見ると何かややこしそうな数字なんですけれ
ども、考え方自体はそんなに難しくなくて、R0、これ、基本再
生産数というのは、
感染者がいない集団に一人の
感染者が入ってきたときにその
感染者が
感染させる人の数です。それから、その
感染者が何人に
感染させるかということを、何らかの対策を講じたときにその中にいる一人の
感染者が
感染させる人の数を実効再
生産数、Reと呼んでいるようでございます。
ここで、R0、Rノートと読むらしいんですが、が二・五で与えられております。この二・五という数字をどういうふうにして計算、推計したのかということを、クラスター対策班で一生懸命やっていただいております西浦先生に、あるいは諮問
会議の尾身先生に来ていただいてここで
お話をお伺いしたかったんですが、残念ながらお二人とも御都合が悪いということで、かないませんでした。
それで、
厚労省の方に
説明をしていただきまして、まあ完全に納得したというわけではないんですよ、これ何しろ未知の
ウイルスですから、完全に納得はしておりませんけれ
ども、ここで注目していただきたいのがRノート、基本再
生産数の二・五という数字です。これ、西浦先生、ユーチューブとかそれからツイッターでこれ拡散していただいておりますけれ
ども、この一マイナスP掛けるR0が一より小さくなると。で、この一次不等式ですね、これを解くと、Pが〇・六より大きいときに成立するということでございます。これ、
感染症のにわか勉強したわけでありますが、集団免疫とかですね、みんなその同じ式を使っております。だから、一番重要になるのがこのRノート、R0の二・五という数字であります。
Pが、行動制限をする人の数が、割合が〇・六だとこれ等式になってしまって、一だから、増えもしない、減りもしない。だから、
総理が最低七割、極力八割とおっしゃっている数字は、背景にこの不等式の解があるんだろうと思っております。もしこのRノート、R0というのが四ならば、Pは〇・七五、七五%ということになります。
質問に入ります。
この実効再
生産数につきまして、知り合いの保健所の所長さん、保健所として
感染者のデータは
都道府県とか国に提供していると、しかしそのフィードバックがないとおっしゃるんですね。とりわけ、
感染の流行
状況を知るため、このRe、実効再
生産数を示してほしいという声が非常に強くあるんですが、
厚労省と
専門家会議は、このリアルタイム、現実に、現在、今、一人の
感染者が何人に
感染させているかというところの実効再
生産数、Reを公表すべきだと考えるんですが、御見解をお聞かせください。