○水岡俊一君 そういったものが本当に緊急に必要だと思うので、予算を付けていただくことがまず大前提でありますけれども、予算は付いたけど物はないということではどうにもならないので、そこは
政府主導でしっかりと
学校現場に行き届くように配慮を願いたいと、こういうふうに思っております。
そういったときに、養護教諭と言われる方々、大変御苦労されるんですね。
学校というのは規模がいろいろありまして、三十学級ないと養護教員は二人配置にならないんですよね。ということは、例えば一学年四学級で六学年ある、二十四学級だと養護教員一人なんです。この養護教員一人で約千人にも上る
子供たちの中で朝体温を測れなかったから保健室に来なさいとか言って、これは大変な話になると思いませんか。
ですから、こういったことも具体的なシミュレーションをしながら指示を出していただくというか、いろんなことの検討をいただきたいな、私は思うところです。
学校現場というのは本当に
子供たち、まあ基本的に
子供たちは素直ですが、でも、年齢が余りにも若いだけに大人の思いどおりにはならないことがいっぱいあるわけですね。だから、そんな中で保健室の検温というのが本当に現実的なことなのかということも含めて、
是非県の
教育委員会等ともよく連絡を取っていただいて
対応を考えていただきたいなと、こんなふうに思っております。
養護教諭が大変だというお話を今したところですが、もう一つここで取り上げたいことがございます。
大臣、御存じでしょうか。
学校で歯科健診をいたしますね。それはどの
学校でもやります。これはもう養護教諭の職務の中にちゃんとありますから、健康健診ですね、そういったことであるんですが、虫歯を予防するために
全国の多くの
学校で、全部とは言いません、多くの
学校でフッ素洗口というものが
実施されているのを
大臣御存じでしょうか。
委員の
皆さん方も御存じでしょうか。
フッ素洗口、フッ化物洗口とも言いますが、どういうことかというと、フッ化ナトリウム、フッ化ナトリウムという薬品の〇・二%水溶液十ミリリットルを口に含んで、ぶくぶくと一分間うがいをしてべっと吐き出すという、これがフッ素洗口ですね。
皆さん、私は理科の教員なので……(
発言する者あり)そうなんですよ、理科の教員なので、理科室に薬品庫みたいなものがちゃんとあって、そこに劇薬であるとかそういったものをちゃんと保管をすることを私たちはやってきたんですけど、その中でフッ素というのは、これ
皆さん、毒物なんですよ、毒物。劇薬、劇物よりもまだ上ですね。ですから、これ非常に危ないもの。フッ化ナトリウムという化合物にはなっておりますけれども、これは大変なものなんですね。これを薄めて
子供たちにぶくぶくうがいをさせる、この問題が本当にいいことなのかどうなのかという議論がずっと続いてきています。
これが意味があるのかないのか、虫歯予防に、あ
るいは危険であるのかないのかという議論があるんですが、取りあえず、それよりも前に、今これを
学校でやるということについて緊急的に考えなきゃいけないときだと思うんですよ。それはもう言わずと知れた、要するに
感染ですよ、
感染リスクがある。なぜならば、
子供たちはぶくぶくとうがいをしている間にどんどんどんとぶつかったりして吐き出したり、あ
るいは自分がうがいをした後をどこかに吐き出したり、水に流すのを嫌がるところはティッシュか何かに染み込ませてそれをごみ箱に捨てるみたいなことをやっている間に、物すごい
感染リスクにさらされると私は思うんですね。
だから、そういう議論の前に、今この時点ではこのフッ素洗口というのはやめるべきだと思いますが、
大臣、いかがでしょうか。