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国務大臣(
江藤拓君) 食料自給率は
是非とも上げていきたい。今回の
コロナの一件を受けて、
国民の
皆様方の中には、つい最近もパンケーキの粉がなくなったとか、最近も私の
地元でも、
江藤君、バターがないよとか、本当はあるんですけれども、バターが一瞬なかっただけでももう、ほかのスーパーに行けばあるんですけれども、不安になるとか、いろんなことが
国民の間で起こっておりますので、食料自給率を上げていく努力というものはこれは欠かせないと
思います。
それにはやはり担い手も育成しなければなりませんし、新しい技術、二〇二五年までにデータを利用した
農業の
拡大ということも今計画いたしておりますけれども、新技術の導入とか、それから担い手の育成、そして
農地の
生産性の向上、そういったものを併せてやらなきゃいけないと思っておりますが。
その
反対側で、作ったはいいけれども廃棄されてしまうということであれば、それは
生産者の
方々にも申し訳ないことでありますので、これまた徹底しなければなりませんが、
平成二十九年は食品ロス量は六百十二万トンということであって、二十八年が六百四十三万トンでしたから、減少傾向にはある。これは、
国民の
皆さん方の御理解もあるのももちろんでありますけれども、納品期限の
緩和、働きかけ、これも結構効いたんだと
思います。食品業界における食品ロスの削減の取組、これが大分進んできたんだと
思います。
ですから、フードバンクとか、それとか、今子供の貧困等大変問題になっておりますので、子供食堂とかそういうところに、物はあってもいかにそれをお届けするかということが大変実は難しい、物はあってもですね。そして、食品は腐りますので、例えば今日も午前中、佐賀の大串
先生の
質疑をしましたけれども、大串
先生のところのタマネギは新タマネギなので水分が多くて保存に向かない、長期保存に向かないということもありますので、そういった食材がここにはあって、ここでは欲しい人がいるけれども、そこをつなぐ人がなかなかいないということでありますから、そういったコーディネーターの
方々の育成ということも併せてやりながら、主要食料、食品ロスの削減と食料自給率の向上を同時に目指して頑張っていきたいと考えております。