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2020-03-27 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
公式Web版
会議録情報
0
令和二年三月二十七日(金曜日) 午後一時五分開会 ─────────────
委員
の
異動
三月二十七日 辞任
補欠選任
山田
修路
君
山下
雄平
君 森
ゆうこ
君
伊藤
孝恵
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
江島
潔君 理 事
高野光二郎
君 堂故 茂君
舞立
昇治君
徳永
エリ
君 宮沢 由佳君 委 員 岩井 茂樹君 野村 哲郎君 藤木
眞也君
宮崎 雅夫君
山下
雄平
君
山田
俊男君
伊藤
孝恵
君
石垣のりこ
君
打越さく良
君 郡司 彰君 河野 義博君 塩田 博昭君 谷合 正明君 石井 苗子君 紙 智子君
衆議院議員
農林水産委員長
吉野 正芳君
国務大臣
農林水産大臣
江藤
拓君 副
大臣
農林水産
副
大臣
加藤 寛治君
事務局側
常任委員会専門
員 大川
昭隆
君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
(内 閣
提出
、
衆議院送付
) ○
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案
(衆議
院提出
) ─────────────
江島潔
1
○
委員長
(
江島潔
君) ただいまから
農林水産委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 本日、
山田修路
君及び
森ゆうこ
君が
委員
を辞任され、その
補欠
として
山下雄平
君及び
伊藤孝恵
君が選任されました。 ─────────────
江島潔
2
○
委員長
(
江島潔
君)
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
及び
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案
の両案を一括して
議題
といたします。 両案に対する質疑は既に終局しておりますので、これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに
採決
に入ります。 まず、
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
について
採決
を行います。
本案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
江島潔
3
○
委員長
(
江島潔
君)
全会一致
と認めます。よって、
本案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
をいたしました。 この際、
徳永
君から
発言
を求められておりますので、これを許します。
徳永エリ
君。
徳永エリ
4
○
徳永エリ
君 私は、ただいま可決されました
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
に対し、自由民主党・
国民
の声、立憲・
国民
.新緑風会・社民、公明党、
日本維新
の会及び
日本共産党
の
各派共同提案
による
附帯決議案
を
提出
いたします。 案文を朗読いたします。
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
に対する
附帯決議
(案) 平成三十年九月以降、
国内
における
豚熱
の
発生
を受け、
農林水産
省は、
都道府県
や
関係省庁
と連携し、
防疫
の基本となる
飼養衛生管理
の徹底、
予防的ワクチン
の接種、
野生イノシシ
の
捕獲強化
や
経口ワクチン散布等
を行い、
豚熱
の封じ込めに向けて
対策
を講じてきたところである。 一方、
ワクチン
や有効な
治療方法
がない
アフリカ豚熱
は
アジア地域
で急速に拡大し、
我が国
への
侵入
の
脅威
が一層高まっている。国会においては、
家畜
の
悪性伝染性疾病
の
まん延
は
我が国畜産業
に深刻な打撃を与えるという認識の下に、本
法律案
の
提出
に先立ち、当分の間の
措置
を定めた
アフリカ豚熱
を予防的殺処分の対象とするための
法整備
を行ったところである。
豚熱
を早期に終息させ、
アフリカ豚熱等
の
悪性伝染性疾病
の
国内
への
侵入
を防止することは、
我が国
の
畜産
の
振興
を図る上で最優先かつ最重要の課題であり、引き続き、
政府
、
都道府県
、
関係者一体
となって
家畜防疫
に取り組む必要がある。 また、
口蹄疫
、高
病原性鳥インフルエンザ
、
豚流行性下痢
、
ヨーネ病等
の
伝染性疾病
の
脅威
が引き続き存在しており、適切に対応していくことが求められている。 よって、
政府
は、本法の施行に当たり、次の事項の実現に万全を期すべきである。 一
都道府県
が
飼養衛生管理
に係る
指導等
に積極的に取り組むために、
都道府県
の
飼養衛生管理指導等計画
の策定について十分な
指導
及び助言を行い、
家畜
の
伝染性疾病
の
発生予防
を図ること。 また、
都道府県
による
飼養衛生管理
に係る
指導等
の
取組状況
を正確に把握し、的確な
指導
を行うこと。特に、
養豚農場
における
飼養衛生管理
の水準が向上するよう
措置
すること。 二
家畜
の
伝染性疾病
の
発生予防
及び
まん延防止
のための
措置
に係る国、
地方公共団体
、
家畜
の
所有者
、
関連事業者
及び
自衛防疫団体
の相互の連携を
強化
し、
実効性
のある
防疫措置
を実施するために、
協議会
を積極的に開催し、その活用を図るとともに、
獣医師
である
家畜防疫員
の十分な確保など
体制
を
強化
すること。 また、人に危害を及ぼすおそれのある
人獣共通感染症等
の未知の
家畜伝染性
新
疾病
の
発生
に備え、
実効性
のある
防疫措置
の実施、
予防法
や
治療法
の
開発等
ができるよう、
体制
の
整備
を図ること。 三
家畜伝染病
の
発生
時における適切かつ迅速な
初動対応
を実施するために、
家畜
の
健康観察
により
特定症状
が確認された場合には、直ちに
家畜保健衛生所
に通報するよう、
都道府県
と連携しつつ、
家畜
の
所有者
その他
畜産業従事者
への
周知
を徹底すること。 四
海外
からの
畜産物
の
違法持込み
に対する
罰則強化
、
当該違反畜産物
の
廃棄等
の
家畜防疫官
の
権限強化
については、厳格に運用し摘発を
強化
するとともに、
外国政府
、船舶・
航空会社
及び
旅行会社等
を通じてその
周知
を徹底すること。 また、
家畜防疫官
の増員、
検疫探知犬
の
増頭等
により
水際検疫
に係る
体制
の充実・
強化
を図ること。 さらに、
口蹄疫
や高
病原性鳥インフルエンザ等
の
家畜
の
伝染性疾病
が
海外
で
まん延
している現状に鑑み、その国際的な拡散を防止するため、
近隣諸国
と協力し、
疾病情報等
の共有を進めるとともに、
防疫対策
の向上を推進すること。 五
野生動物
に
悪性伝染性疾病
の
発生
が確認された場合においては、
飼養衛生管理基準
の
遵守
に係る勧告・命令を含む
まん延防止措置
が的確に行われるよう速やかに
都道府県知事
に指示すること。 また、
野生鳥獣
の
捕獲活動
に従事する者の
高齢化
・減少が進む中、
野生イノシシ
による
養豚農場
への
豚熱等
の
侵入リスク
の軽減及び
浸潤状況調査
のため、
関係者
が緊密に連携して、戦略的にその
捕獲
を
強化
するとともに、陰性が確認された個体の適切な利用に向けた
取組
を推進すること。 六
飼養衛生管理基準
の見直しによる
エコフィード
に係る
加熱処理条件
の引上げについては、
農場
における
遵守
はもとより、
食品リサイクル事業者
が円滑に対応できるよう、施設の更新に係る
低利融資等
の支援を行うこと。 右
決議
する。 以上でございます。 何とぞ
委員各位
の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
江島潔
5
○
委員長
(
江島潔
君) ただいま
徳永
君から
提出
されました
附帯決議案
を
議題
とし、
採決
を行います。 本
附帯決議案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
江島潔
6
○
委員長
(
江島潔
君)
全会一致
と認めます。よって、
徳永
君
提出
の
附帯決議案
は
全会一致
をもって本
委員会
の
決議
とすることに
決定
いたしました。 ただいまの
決議
に対し、
江藤農林水産大臣
から
発言
を求められておりますので、この際、これを許します。
江藤農林水産大臣
。
江藤拓
7
○
国務大臣
(
江藤拓
君) ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。
附帯決議
につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
江島潔
8
○
委員長
(
江島潔
君) 次に、
養豚農業振興法
の一部を改正する
法律案
について
採決
を行います。
本案
に
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
江島潔
9
○
委員長
(
江島潔
君)
全会一致
と認めます。よって、
本案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
をいたしました。 なお、両案の
審査報告書
の作成につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江島潔
10
○
委員長
(
江島潔
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時十五分散会