○塩田博昭君 生産者の不安を払拭していただいて更に営農に頑張っていただけるように、更なる
支援をお願いをしたいと思います。
次に、需要が激減をしております花卉に対する具体的な
支援につきまして、今日午前中にも
質問がございまして、
大臣からも答えていただきました。ただ、大変大事なことでございますので、私の方からも重ねて
質問をさせていただきたいと思います。
この三月は、学校の卒業式、また結婚式などのイベントが相次ぐ中止になっており、また、様々な式典も中止、延期をされております。需要期であるこの三月、花卉の販売額が大きく減少していることは午前中の
議論でもあったとおりでございます。今日の
委員会でも、まさに
大臣の御配慮で、この花を私も胸に付けて
質問をさせていただいておりますけれども、こうした一つ一つの小さな
取組が大事であるというふうに私も思っています。
牛乳のように生乳から加工乳へと用途変更ができる、こういう場合はまだよいのですが、花卉の場合は、やはり転用、他目的への
活用が難しい、そこで何らかの
支援策が早急に必要であるということで、午前中の
議論もあったかと思います。
三月五日に衆議院の農水
委員会で我が党の濱村議員の
質問に対しまして伊東副
大臣が言及された需要喚起策の一つといたしまして、ホワイトデーに花を贈ろうという提案には私も大賛成でございます。また、六日の金曜日に
江藤大臣から、
農林水産省として花いっぱいプロジェクトを打ち出しておられます。
東京大田区にある大田市場の花卉部門は、
日本全国や世界各国から花が集まる
日本一の市場でございます。電光表示板を使って端末で応札をする機械競りシステムを導入し、
日本中、また世界中から花卉を仕入れて、花屋さんやスーパーなどの店舗に様々な花を卸しております。今では、ほとんどの花卉市場がこの機械競りシステムを導入をしているそうであります。また、花の販売は、実際の店舗だけではなく、ネット上でも多くのショップが
存在をしておりまして、私自身も、そのネットショップを利用いたしまして実家の母にカーネーションを贈った思い出がございます。
そこで提案でございますが、やはり花卉類の卸の段階から一定のシステムがあり、
消費者向け販売でもネットが
活用できるということは、何らか工夫をすればかなりの需要バランスが調整できるという可能性があるのではないかというふうに思います。それに加えて、残念ながら東
日本大震災の追悼式は中止となりましたが、例えば、国民一人一人が追悼の気持ちを表す、伝える手段の一つとして被災地に花を贈ろうであるとか、休校で学校に行けない子供たちが集う、感染症のリスクの低い例えば公園であるとか運動広場などにも自治体が花いっぱい運動をできるような、そういう
取組もあるのではないかというふうに思います。
私も花が大好きでございまして、事務所には季節ごとの様々な花を飾ってございます。私が言うまでもなく、花は、人の心を癒やし、励ます力があります。また、明るい
希望をともすこともできるのではないかというように思います。
そこで、
大臣のリーダーシップによりまして、更なるSNSの
活用であるとかネット上でポータルサイトに広告を打つなど、花いっぱいプロジェクトを更に拡大した
取組に期待をしております。更に具体的にできることがないか、
大臣から更に発信をしていただきたいと思います。いかがでございましょうか。