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国務大臣(
西村康稔君) まず、最初に御
指摘いただいた、これ税金でありますので、様々な
事業についてこれはもうできるだけ無駄をなく効率的に行わなきゃいけないと。そしてまた、国民の皆様から疑念を思われていること、これについてはしっかりと
説明をして、改善すべきはしっかりと改善して問題なくやっていかなきゃいけない、これ大
前提だというふうに思います。
その上で、他方、今回、自粛という形で
経済活動を無理やり制約、制限をしてきた、止めてきたわけでありますので、その間の様々な活動、そして生活、雇用など、しっかりとこれは守っていかなきゃいけない。今の場面は、財政を気にすることなく、皆さんの生活を守り、
地域の活動、
経済活動を守っていくために必要なことはこれしっかりと
支援をしていかなきゃいけないと、そういう場面だというふうに認識をしております。それによって
経済がまた元に戻ってくれば、今ちょうど段階的に
経済活動を引き上げていっておりますので、戻ってくればまた再び活動が活発化していく。そして、まさに
経済再生なくして財政健全化なしということでありますので、まずは
経済を元に戻していくことに全力を挙げていきたいというふうに思っております。
その上で、成長もやはり質の高いものに、今回様々な経験したことを後戻りさせることなく、オンラインでできること、リモート化でできること、あるいはサプライチェーンをもう一度再構築していくこと、強固なものにしていくこと、こういったことを含めて、質の高い成長、そしてまた豊かさを実感できる成長にしっかりとしていかなきゃいけないというふうに思いますし、また、誰も取り残さない、新たなそうしたデジタルに
対応できない、先ほ
どもお話ございましたけれ
ども、デジタルデバイドを生まない、そうした格差を生じさせないような、そうした包摂的な成長社会にしていかなきゃいけないとも思っております。
そうした
基本的な
考えの下で、今後、
経済財政一体改革も当然やっていかなきゃいけないというふうに思っております。
改革工程表がありますけれ
ども、例えば医療については今回のことを検証してやはりじっくりと議論していかなきゃいけない部分があると思います。他方、デジタルガバメント、もうオンラインで手続ができてスムーズに申請ができてそれで支給ができると、この
体制もつくっていかなきゃいけませんので、この改革に当たってはやっぱりめり張りを付けながら進めていかなきゃいけないというふうに思っております。
その上で、夏には、この夏には中長期の
経済見通し、試算を出さなきゃいけないというふうに
考えておりますので、様々な
状況、ちょっと世界情勢もまだ動いておりますので、感染が収まっているところと
拡大しているところ、また第二波が来ているところ、こういったところを見極めながらしっかりとした試算をお示ししたいというふうに
考えております。