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高木かおり君 そうですね。これから二年掛けて、このサポカー、しっかりと技術もこれからどんどん発展していくかと思います。先ほど御答弁いただきましたように、技術の方は国交省、それから普及の方は経産省の方に、それから民間の力もしっかりと取り入れながらこれ進めていっていただきたいというふうに思います。
先ほど、何度もちょっとお名前出している筑波大学の市川教授なんですけれども、カナダでこの効果が認められた
取組というのがありまして、条件付の
免許更新、これ
高齢ドライバーの健康状態に応じて、例えば日中の運転、それから
一定速度以下での運転、
高速道路以外での運転のみを認めるというような、そういった制限がある
高齢ドライバーの方々が
事故率が低かったという
研究をされておられまして、このサポカーの性能と併せて、限定
免許の条件として、またこういったこともいろいろとまた
検討をいただければ有り難いなというふうに思っております。
今、先ほどから、
高齢者の御本人のこと、それからサポカーのこと、最後にちょっと運転環境の安全性ということにもちょっと触れたいと思うんですけれども、これちょっと御
質問の通告していたんですけれど、ちょっと要望にとどめたいと思います。
実は、この
高齢者の方々というのは、例えば通学路の見守り隊ということでそういったところにも関わって、よく全国的にも関わっていただいておりますけれども、そういった子供たちが歩いて通学する列に車が突っ込んでしまったという、そういった
事故の事例もございます。
そういった中で、この通学路、昔、京都の亀岡市で子供たちの列に突っ込んでしまった、これ本当に痛ましい
事件でございました。そこで、国の方もすごくそれに対応していただいて、全国各地で緊急安全点検というのをしていただいたと思います。そのとき大体四万五千か所ほど危険な地域が各自治体から上がってきて、それをとにかく早急に安心、安全の通学路をつくるためにということで本当に御尽力いただいたことはこの場を借りて本当に御礼申し上げたいと思いますが、これ、大体、お聞きすると、九割方終わっているという
お答えだったんですね。でも、逆に考えると一割残っている。ということは、四千五百か所、まだ手付かずの部分があるというふうにも考えられると思います。
是非、やっぱり子供たちの通学路の安全というのは大変重要な視点だと思います。ここに、例えば今議論をしている
高齢者の方々が、そういう
認知機能だったり運転技能、そういったところが欠けている部分があって、そこに突っ込んでしまうと。もうこういったことは絶対にないようにやはりしていただくためにも、この通学路の安全、しっかりと前に進めるように、歩道の設置ですとか、路側帯のカラーの塗装ですとか、いろいろやれることはたくさんまだまだあると思いますので、これしっかりと進めていっていただきたいと思います。
自動車というのは、運転する以上はやはり本当にリスクは伴いますので、今回の
法案に盛り込まれているこの
運転者の、まず初めに申し上げた
運転者の資質のチェック、それからサポカーで申し上げたような車の性能の向上、そして今申し上げたようなその走る道路の環境の整備、こういった考え得る限りの安全
対策、今後もしっかり
お願いをしたいと思います。
ちょっと時間がなくなってきてしまったんですが、
高齢者が活動的に暮らしていくためにはやはり二つの、私、
対策が考えられるんじゃないかと思います。
一つは、
高齢ドライバーが安全に運転を続けられるような支援、これが先ほどのサポカーであったりするんですけれども、やはり、これ
高齢ドライバーの方、
免許更新時に
講習が付されてはおりますけれども、この
講習そのものに
事故予防の効果というのはなかなかまあ
一定の部分しかないと。それは
講習でヒューマンエラー、人為的ミスですね、防ごうとしてもやっぱり限界があるからだということで、そこで、このヒューマンエラーが起きない仕組みは何なのか。究極的にはこれ
免許を返納することなんですけれども、なかなかそれも悩ましいというお話をさせていただきました。
ここで、やはり今度注目されるのが
自動運転という技術だと思います。この
自動運転について、国交省の方で中山間地域における道の駅を拠点とした移動サービスなどの実証が行われているかと思います。
実現のコスト、もうこれかなり高いというふうにも
指摘もあるかと思いますけれども、実用化に向けてどのような
検討が行われているのか、お聞かせください。