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2020-03-05 第201回国会 参議院 内閣委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年三月五日(木曜日) 午後零時十二分
開会
─────────────
委員
の
異動
一月三十日
辞任
補欠選任
青山
繁晴
君
石井
準一
君
梅村みずほ
君
高木かおり
君 一月三十一日
辞任
補欠選任
高橋はるみ
君
岡田
直樹
君 三月四日
辞任
補欠選任
石井
準一
君
山下
雄平
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
水落
敏栄君 理 事 上月 良祐君 柘植 芳文君 杉尾 秀哉君
矢田わか子
君 石川
博崇
君 委 員
今井絵理子
君
岡田
直樹
君
岡田
広君
古賀友一郎
君
山下
雄平
君 山田 太郎君
山谷えり子
君
木戸口英司
君 岸 真紀子君
塩村あや
か君
高橋
光男君 清水 貴之君
高木かおり
君 市田 忠義君 田村 智子君
国務大臣
国務大臣
(
内閣官房長官
) 菅 義偉君
国務大臣
(
国家公安委員
会委員長
) (
内閣
府
特命担
当
大臣
)
武田
良太
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(マイナ
ンバー制度
)) 高市 早苗君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
消費者
及び食品安全、
少子化対策
、海
洋政策
)) 衛藤 晟一君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
クール
ジャパン戦略
、
知的財産戦略
、
科学技術政策
、
宇宙政策
))
竹本
直一
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
経済財
政政策
))
西村
康稔
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
規制改
革))
北村
誠吾
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
男女共
同
参画
))
橋本
聖子
君
国務大臣
赤羽 一嘉君
政府特別補佐人
人事院総裁
一宮なほみ
君
事務局側
常任委員会専門
員 宮崎 一徳君 ───────────── 本日の
会議
に付した
案件
○
内閣
の
重要政策
及び
警察等
に関する
調査
(
内閣官房
、
内閣
府及び
沖縄基地負担軽減
の基 本
方針
に関する件) (
令和
二年度
皇室費
、
内閣
及び
内閣
府
関係予算
に関する件) (
警察行政
、
行政改革
、
国家公務員制度
及び死
因究明等施策推進
の
基本方針
に関する件) (
令和
二年度
警察庁関係予算
に関する件) (
情報通信技術政策
、
クールジャパン戦略
、知
的財産戦略
、
科学技術政策
及び
宇宙政策
の
基本
方針
に関する件) (
経済再生
、全
世代型社会保障改革
及び
経済財
政政策
の
基本方針
に関する件) (
規制改革
の
基本方針
に関する件) (
東京オリンピック競技大会
・
東京パラリンピ
ック競技大会
、
女性活躍
及び
男女共同参画
の基 本
方針
に関する件) (
特定複合観光施設区域整備推進
の
基本方針
に 関する件) (一億総
活躍
、領土問題、食品安全、
少子化
対 策及び
海洋政策
の
基本方針
に関する件) (
マイナンバー制度
の
基本方針
に関する件) (
令和
二年度
人事院業務概況
及び
関係予算
に関 する件) ─────────────
水落敏栄
1
○
委員長
(
水落敏栄
君) ただいまから
内閣委員会
を
開会
いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
梅村みずほ
さん、
青山繁晴
君及び
高橋はるみ
さんが
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
高木かおり
さん、
岡田直樹
君及び
山下雄平
君が選任されました。 ─────────────
水落敏栄
2
○
委員長
(
水落敏栄
君)
内閣
の
重要政策
及び
警察等
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
内閣官房
、
内閣
府及び
沖縄基地負担軽減
の
基本方針
並びに
令和
二年度
皇室費
、
内閣
及び
内閣
府
関係予算
について、
菅国務大臣
から
所信
及び
説明
を聴取いたします。
菅国務大臣
。
菅義偉
3
○
国務大臣
(
菅義
偉君)
内閣官房
及び
内閣
府の
事務
を担当する
国務大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。 本年四月、
文仁親王殿下
が
皇嗣
となられることを明らかにし、
内外
の代表がお祝いする
立皇嗣
の礼が行われます。
国民
の祝福の中で、滞りなく行われるよう、
準備
に万全を期してまいります。
安倍内閣
は、発足以来、
経済
の
再生
、
東日本大震災
からの
復興
、
地方創生
、一億総
活躍
、働き方
改革
など、
各般
の
重要課題
に
全力
で取り組んでまいりました。 今
国会
におきましても、
少子高齢化
の克服、全
世代型社会保障
、
デフレ
からの
脱却
、
災害復旧
・
復興
、激動する
国際情勢
への
対応
など、困難な
課題
に真っ正面から立ち向かう所存です。
内閣官房
及び
内閣
府は、
内閣
の
重要政策
に関する
企画立案
及び
総合調整
を図る
役割
を担っており、私は、各
大臣
と緊密な
連携
を図りつつ、
内閣
の要として、これらの
課題
に
全力
で取り組んでまいる決意です。
内閣官房
におきましては、直面する
新型コロナウイルス感染症
への
対応
など国際的に
脅威
となる
感染症
の
対策
、大
規模自然災害
を始め、
北朝鮮
による
弾道ミサイル等
の発射、
重大事故
、
テロ
、
サイバー攻撃等
への
危機管理対応
、外交・
安全保障政策
の機動的、
戦略
的な遂行、複雑多様化する
国際情勢
や一段と厳しさを増す
国際テロ情勢
に
対応
するための
情報収集
・集約・
分析機能
の
強化
、
情報保全
の更なる徹底、
普天間飛行場
の名護市
辺野古沖
への移設を始めとする
沖縄
の
基地負担軽減
及び
未来志向
の
アイヌ政策
の
推進等
に取り組んでまいります。 また、
北朝鮮
問題については、一昨年六月の
米朝首脳共同声明
で確認されたとおり、朝鮮半島の完全な
非核化
に向けた
北朝鮮
のコミットメントを含む両
首脳
間の合意が完全かつ迅速に履行されることが重要です。
北東アジア
における真の平和の
実現
のため、引き続き、
日米
、
日米韓
三か国で一層緊密に
連携
していく考えであります。 あわせて、
安倍内閣
が取り組む
重要課題
について、
国民
の皆様や
国際社会
に向けてしっかりと情報発信してまいります。
内閣
府におきましては、広範な
重要政策
に関し、
経済財政諮問会議
などを活用して英知を集め、総合的、
戦略
的な
企画立案
を行い、
各般
の
施策
を的確に
推進
するとともに、私の直接の
担当分野
である
国際平和協力業務
、
政府広報
、
栄典行政
などについても適切に
推進
してまいります。 なお、今後御
審議
をお願いすることを
予定
しております
法案
は、いずれも
現下
の
重要政策課題
を
実現
、
推進
するために必要なものであります。その
内容
につきましては、逐次御
説明
をしてまいりますが、よろしく御
審議
のほどお願い申し上げます。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願いを申し上げます。 引き続きまして、
令和
二年度における
皇室費
、
内閣
及び
内閣
府
関係予算
について、その
概要
を御
説明
申し上げます。
皇室費
の
令和
二年度における
歳出予算要求額
は、
内廷費
、
宮廷費
及び
皇族費
を合わせて百十五億七千三百万円を計上しております。 次に、
内閣所管
の
令和
二年度における
歳出予算要求額
のうち、
内閣官房
に係るものとして、
内閣
の
重要政策
に関する
総合調整等
のための
経費
千六百五十七億四千九百万円、
内閣法制局
に係るものとして、
法令審査等
のための
経費
十二億二千二百万円、
人事院
に係るものとして、
人事行政等
のための
経費
九十一億三千二百万円を計上しております。 次に、
内閣府所管
の
令和
二年度における
歳出予算要求額
のうち、
内閣府本
府に係るものとして、
各般
の
施策
における総合的、
戦略
的な
企画立案
及び
施策
の的確な
推進
のための
経費
四兆三千六百三十四億六千八百万円、宮内庁に係るものとして、その
人件費
、
事務処理
のための
経費
百二十二億四千九百万円、
個人情報保護委員会
に係るものとして、
個人情報
の
保護
及び
利活用
の
推進等
を図るための
経費
四十一億五千五百万円、
カジノ管理委員会
に係るものとして、
カジノ施設
の設置及び
運営
に関する
秩序
及び安全の
確保
を図るための
経費
三十八億一千三百万円、
消費者庁
に係るものとして、
消費者
の安全、
安心
の
確保
、
地方消費者行政
の
推進等
を図るための
経費
百十九億九千四百万円を計上しております。 以上をもちまして、
令和
二年度の
皇室費
、
内閣
及び
内閣
府
関係予算
の
概要
の
説明
を終わります。
水落敏栄
4
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
警察行政
、
行政改革
、
国家公務員制度
及び
死因究明等施策推進
の
基本方針
並びに
令和
二年度
警察庁関係予算
について、
武田国務大臣
から
所信
及び
説明
を聴取いたします。
武田国務大臣
。
武田良太
5
○
国務大臣
(
武田良太
君)
国家公安委員会委員長
、
行政改革担当大臣
、
国家公務員制度担当大臣
並びに
カジノ管理委員会
及び
死因究明等
の
推進
に関する
事務
を担当する
大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症
については、現在、
感染拡大
の
防止
のために
政府
を挙げて取り組んでいるところですが、私としても
所管
の事項について
最大限
の
取組
を進めてまいります。 良好な
治安
を
確保
することは、
政府
の重要な責務です。
日本
を
世界
一安全な国にするため、以下の諸
施策
を強力に
推進
します。 第一に、
我が国
に対する
テロ
の
脅威
が継続している中、
東京オリンピック
・
パラリンピック
の安全かつ円滑な
開催等
に向け、警備諸
対策
に万全を期します。また、
北朝鮮
による
拉致容疑事案等
の
捜査
、
調査
に
全力
で取り組みます。 あわせて、
東日本大震災
やその後に発生した様々な
災害
の教訓を踏まえ、
警察
の
災害対処能力
の
向上
に取り組みます。 第二に、
サイバー空間
の
脅威
に的確に対処すべく、
産学官
の
連携
や
外国治安機関等
との
協力
を
推進
し、
警察
の
対処能力
の
強化等
に努めます。
特殊詐欺
、ストーカー、
配偶者
からの暴力、
児童虐待等
の
事案
に対しては、被害の
未然防止
に向けた
取組等
を
推進
するほか、
凶悪事件
から市民を守ります。 第三に、取調べの
高度化等
を的確に進めるとともに、
客観証拠
に基づく適正な
捜査
を一層
推進
します。また、暴力団による
対立抗争等
、
現下
の厳しい
組織犯罪情勢
に対し、
取締り
を徹底するほか、
資金源
の
封圧
や薬物の
乱用防止
に向けた
取組
を
推進
します。 第四に、
世界
一安全な
道路交通
を
実現
するとの目標の
達成
に向け、
高齢運転者対策
、悪質、危険な違反の
取締り等
、総合的な
交通事故防止対策
を
各界各層
と
連携
して
推進
するほか、
自動運転
の
実用化
に向けた
環境
の
整備
にも努めます。 また、
高齢運転者対策
の充実、いわゆる
あおり運転
に対する罰則の
創設等
を
内容
とする
道路交通法
の一部を改正する
法律案
を提出しております。 これらの諸
施策
を
推進
するに当たっては、積極的かつ合理的な
警察運営
及び
業務改革
を
推進
し、高い
規律
と士気を有する
組織
を
確立
することにより、
国民
の期待と
信頼
に応えてまいります。
令和
二年度
警察庁予算
では、
一般会計予算
の
歳出予算要求額
として、三千六百三億五百万円を計上し、
警察庁職員
百二十三人の
増員
及び
地方警察官
百五十九人の
増員
を盛り込んでおります。
行政改革
は、
政策効果
を
向上
させ、
政府
に対する
国民
の
信頼
を得るために重要な
取組
です。
行政事業レビュー
の
実施
や、
統計データ
などの
具体的根拠
を用いて
政策立案
を行うEBPMの
推進等
に引き続き取り組んでまいります。
国家公務員制度
については、
平均寿命
の伸長や
少子高齢化
の進展を踏まえ、知識、
技術
、
経験等
が豊富な
高齢期
の
職員
を
最大限
に活用するため、
人事院
の意見の申出に鑑み、
国家公務員
の定年を段階的に六十五歳に引き上げること等を
内容
とする
法案
を提出する
予定
であります。 また、多様で優秀な人材を
確保
、育成し、
職員
が
能力
を存分に発揮できるよう、働き方
改革
など
環境整備
に努めてまいります。あわせて、
既存体制
を見直しつつ、
内閣
の
重要課題
に確実に
対応
できる
体制
を
整備
してまいります。
我が国
で初めて行われる
カジノ事業
が健全な
運営
を
確保
できるよう、高い
独立性
を有する
カジノ管理委員会
が厳格な
カジノ規制
の詳細を
検討
し、その
実施
に取り組んでまいります。
死因究明等
の
推進
については、昨年六月に成立した
死因究明等推進基本法
を踏まえ、来年度に
厚生労働省
に
業務
が移管するまでの間、
死因究明等推進計画
に掲げられた各
施策
について、
関係省庁
と
連携
して
推進
に努めます。 以上、
所管行政
について申し上げましたが、
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
水落敏栄
6
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
情報通信技術政策
、
クールジャパン戦略
、
知的財産戦略
、
科学技術政策
及び
宇宙政策
の
基本方針
について、
竹本国務大臣
から
所信
を聴取いたします。
竹本国務大臣
。
竹本直一
7
○
国務大臣
(
竹本直一
君)
情報通信技術政策担当大臣
、また、
クールジャパン戦略
、
知的財産戦略
、
科学技術政策
、
宇宙政策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。
IT政策
については、
社会
全体の
デジタル化
の
推進
を通じた
国民生活
の質の
向上
を
実現
するため、
政府
の
情報システム
の年間を通じた
プロジェクト管理
の
強化
など、
デジタル手続法
及び
デジタル・ガバメント実行計画
に基づく
取組
を進めてまいります。 また、
データ流通
の
円滑化
や
オープンデータ
に向けた
取組
を進めることで、
官民
の
データ
の
利活用
を
促進
します。 さらに、
世界最高水準
の
自動運転
の
社会実装
や、農業、
医療
などの
分野
における
データ連携
の
基盤整備
などの
取組
を進めてまいります。
クールジャパン戦略
については、コンテンツ、
食文化
、
観光資源
など
我が国
が有する魅力を
世界
に
最大限
効果的に発信するため、
クールジャパン戦略会議
などを通じ、
政府一丸
となって
取組
を進めてまいります。
知的財産戦略
については、
知的創造教育
の全国的な
推進
、
デジタルアーカイブ
の
分野横断型統合ポータル
、
ジャパンサーチ
の
本格運用
など、
価値デザイン社会
の
実現
に向け、
関係省庁等
と
連携
して
取組
を進めてまいります。 また、インターネット上の
海賊版対策
を
関係省庁
とともに総合的に
推進
します。
科学技術イノベーション政策
は、
世界
に先駆けた
生産性革命
や、これらを通じた
GDP
六百兆円
経済
を
実現
する重要な柱です。第五期
科学技術基本計画
や
統合イノベーション戦略
に基づき、
ソサエティー
五・〇の
実現
に向けて、AIやバイオ、
量子等
の
個別分野
の
戦略
の
推進
、スタートアップエコシステムの
拠点形成
、
スマートシティー
の
推進
、
大学改革
、
若手研究者
に対する新しい
支援パッケージ
の
実行
に取り組むとともに、
次期科学技術基本計画
の
検討
を進めます。 また、
政府研究開発投資
の対
GDP比
一%の
達成
を目指し、
政府
全体の
科学技術関係予算
の
拡充
に取り組むとともに、
戦略的イノベーション創造プログラム
や
官民研究開発投資拡大プログラム
、
ムーンショット型研究開発制度
などを強力に
推進
します。 さらに、
イノベーション
の
重要性
や
人文科学自体
の振興の
必要性等
に鑑み、
イノベーション
の
創出
や、
人文科学
のみに係る
科学技術
を
科学技術基本法
の対象に追加するなどの
法改正
を行う
科学技術基本法等
の一部を改正する
法律案
を今
国会
に提出する
予定
です。
宇宙政策
については、現行の
宇宙基本計画工程表
に基づく
取組
を着実に
推進
します。特に、準
天頂衛星システム
「みちびき」の二〇二三年度を目途とする七機
体制
の
確立
や、その
利用拡大
を図るとともに、新
事業
の
創出
、
宇宙
デ
ブリ対策等
に取り組んでまいります。 また、
現下
の激変する
宇宙情勢
を踏まえ、
宇宙基本計画
の
改定
に向けた
検討
を進めてまいります。 このほか、
新型コロナウイルス
の
研究開発
を始め、基礎から
実用
までの一貫した
研究開発
の
推進等
を
内容
とする健康・
医療戦略
、
原子力利用
に関する
基本的考え方
に基づく
原子力政策
、
遺棄化学兵器処理
などの
政策
を
推進
します。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上です。
水落敏栄
8
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
経済再生
、全
世代型社会保障改革
及び
経済財政政策
の
基本方針
について、
西村国務大臣
から
所信
を聴取いたします。
西村国務大臣
。
西村康稔
9
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
経済再生担当大臣
、全
世代型社会保障改革担当大臣
及び
経済財政政策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。 七年にわたるアベノミクスの
推進
を経て、
我が国経済
は大きく改善しています。
GDP
は名目、
実質共
に過去
最大規模
に達し、
就業者数
は過去
最高
となっています。他方、昨年第四・四半期は、前回ほどではないものの
消費税率引上げ
による
駆け込み需要
の
反動減
や台風、暖冬の
影響
もあり、
実質GDP
は
前期比
一・六%減となりましたが、その落ち込みから
経済
が回復していく過程で、最近では
新型コロナウイルス感染症
による
影響
が生じてきており、その流行を
早期
に終息させることが極めて重要です。このため、
政府
としては、先般取りまとめた
緊急対応策
を着実に
実行
するとともに、引き続き
経済
の
下支え等
のため、
予備費
を活用し必要な
対応策
を
実行
してまいります。 同時に、こうした
海外発
の
下方リスク
を確実に乗り越え、
デフレ脱却
と
経済再生
への道筋を確かなものとするため、
補正予算
の迅速な執行を含め、先般閣議決定した
安心
と
成長
の
未来
を拓く
総合経済対策
を着実に
実行
するとともに、今後も、
新型コロナウイルス感染症
の
内外経済
への
影響
をしっかり見極め、必要かつ十分な
経済財政政策
をちゅうちょなく行ってまいります。 本
経済対策
には、
ソサエティー
五・〇の
実現
につながる
未来
への
投資
の
促進策
を重点的に盛り込みました。今こそ、
国家戦略
としてデジタルニューディールを展開し、産業や
国民生活
の
スマート化
を
推進
してまいります。 また、昨年末に新たな
成長戦略実行計画策定
に関する
中間報告
を取りまとめ、これに基づき、今
国会
に
乗り合いバス
や地方銀行への独禁法の
適用除外
を行う
法案
を提出いたしました。
成長戦略
の具体的な
検討
を更に進め、本年夏に新たな
成長戦略実行計画
を策定し、
我が国
の
成長力
の更なる
強化
を図ってまいります。 これまで今世紀に入って最も高い
水準
の賃上げが六年連続で
実現
しました。この流れを継続させていくため、
経済対策
や
成長戦略実行計画
を通じて、
生産性向上
に資する
取組
への
支援
を更に加速するなど、
デフレ脱却
に向けて
全力
で取り組んでまいります。
TPP
11については、
署名国
の
早期締結
を促すとともに、
参加国拡大
に向け、引き続き主導的な
役割
を果たし、自由で公正なルールに基づく
自由貿易
の
秩序
の
維持発展
に取り組んでまいります。また、昨年十二月に改訂した総合的な
TPP等関連政策大綱
に基づく
施策
の着実な
実施
に向け、
全力
で取り組んでまいります。 全ての
世代
が
安心
できる
社会保障制度
を構築するという
考え方
の下、全
世代型社会保障
への
改革
に向けて、
検討会議
の
中間報告
を昨年末に取りまとめました。持続可能な
社会保障制度
を
次世代
に引き継ぐという強い思いを持って、本年夏の
最終報告
に向けて更に議論を深めてまいります。
就職氷河期世代
の方々への
支援
については、
経済対策
において、三年間で安定的に取り組むために必要な財源を
確保
する
方針
を打ち出すとともに、受けやすく
即効性
のある
リカレント教育プログラム
の提供など、本人に対する
支援策
の大幅な新設、
拡充等
を図ることといたしました。また、
地域
の
創意工夫
を生かし、就労や
社会参加
の
取組
を
支援
する新たな
交付金制度
を創設しました。昨年末に取りまとめた
行動計画
に基づき、お一人お一人に寄り添った
支援
に取り組んでまいります。
財政健全化
については、二〇二五年度のプライマリーバランスの
黒字化
、
債務残高
対
GDP比
の安定的な引下げに向け、新
経済
・
財政再生計画
とその
改定改革工程表
に基づき、
歳出改革等
を力強く
推進
してまいります。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
水落敏栄
10
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
規制改革
の
基本方針
について、
北村内閣
府
特命担当大臣
から
所信
を聴取いたします。
北村内閣
府
特命担当大臣
。
北村誠吾
11
○
国務大臣
(
北村誠吾
君)
規制改革
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。
規制改革
は、
安倍内閣
の
成長戦略
を支える中核の
一つ
です。
規制改革推進会議
の下、より力強い
経済成長
を
実現
するため、聖域を設けることなく
規制
を見直し、
スピード感
を持って
改革
を進めてまいります。
公文書管理
については、
平成
三十年七月の
閣僚会議決定等
に基づく様々な
取組
を引き続き進めながら、
公文書管理
に関する
法令等
にのっとり、適正な
公文書管理
の
確保
に万全を期してまいります。 また、
国立公文書館
の新たな
施設
については、
平成
三十年三月に策定した
基本計画
に基づき取りまとめた
基本設計
に沿って、引き続き建設に向けた
取組
を進めてまいります。
独立公文書管理監
による
特定秘密
の
指定等
の検証、監察を引き続き
支援
してまいります。
公益法人行政
については、
公益法人
の
自己規律
の
確立
や適正な
運営
の
確保
に向けた
支援
など、
公益活動
の
活性化
に尽力してまいります。 PPP及びPFIについては、更なる
活用促進
に向け、
地域企業
の積極的な
事業参加
を促すなど、具体的な
案件形成
の
促進
や
政策
の
企画立案
に取り組んでまいります。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。 以上です。
水落敏栄
12
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
東京オリンピック競技大会
・
東京パラリンピック競技大会
、
女性活躍
及び
男女共同参画
の
基本方針
について、
橋本国務大臣
から
所信
を聴取いたします。
橋本国務大臣
。
橋本聖子
13
○
国務大臣
(
橋本聖子
君)
東京オリンピック競技大会
・
東京パラリンピック競技大会担当大臣
、
女性活躍担当大臣
、
サイバーセキュリティ戦略本部
に関する
事務
を担当する
国務大臣
、また、
男女共同参画
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。 まず、
新型コロナウイルス感染症
への
対応
に関し、
組織委員会
や
東京
都、
IOC等
との間で一層緊密に
連携
を取りながら、アスリートや観客にとって
安心
、安全な
大会
となるよう、その
開催
に向けた
準備
を着実に進めてまいります。 五十六年ぶりの
オリンピック
・
パラリンピック東京開催
まで五か月を切りました。
日本
全体が力を合わせて、
世界
中に夢や希望、感動、勇気を届ける
最高
の
大会
とするとともに、
成熟社会
にふさわしい
次世代
に誇れるレガシーを
創出
するため、昨年大成功を収めた
ラグビーワールドカップ
で得た
経験
を生かしながら、閣議決定した
基本方針
に基づき、
関係大臣等
と緊密に
連携
し、
関係施策
を
推進
してまいります。
東京
都や
組織委員会
、
競技会場
が所在している
自治体等
ともしっかりと
連携
してまいります。
東京大会
の重要な柱の
一つ
は、
復興オリンピック
・
パラリンピック
の
実現
です。
オリンピック
の
聖火
は、今月、ギリシャから宮城県東松島市に到着します。被災三県における
復興
の火の展示の後、全国を巡る
聖火リレー
は
福島Jヴィレッジ
からスタートします。また、最初の
競技
として、ソフトボールが
開会式
に先駆けて
福島あづま球
場で行われます。
大会
の
開催
により
世界
の注目が
日本
に集まるこの機会に、
東日本大震災
から
復興
しつつある姿を
世界
に向けて発信してまいります。 そして、被災地の自治体と
大会
参加国・
地域
の交流を行う
復興
「ありがとう」ホストタウンの
取組
や被災地産の食材の活用等、
復興
の後押しとなるよう被災地と
連携
した
取組
を
推進
してまいります。
パラリンピック
の成功が
東京大会
成功の鍵であるとの認識の下、パラアスリートがその力を
最大限
に発揮できるようにするとともに、各
競技会場
が観客で埋め尽くされるよう、更なる機運醸成に取り組んでまいります。加えて、
パラリンピック
選手の受入れをきっかけに共生
社会
の
実現
を目指す共生
社会
ホストタウンを
推進
するとともに、バリアフリー法の改正と併せて、共生
社会
の
実現
を
大会
のレガシーとすべく、ユニバーサルデザインの町づくりと心のバリアフリーの
取組
を
強化
してまいります。 安全は
我が国
が
世界
に誇る価値です。自然
災害
に十分に留意しつつ、危機管理に万全を期し、あらゆる
対策
を進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症
対策
について万全を期してまいります。
組織委員会
や
東京
都等の関係者から成る総合
対応
推進
チームを中心に、必要な情報を迅速にプッシュ型でお知らせするとともに、国
内外
の
競技
団体等からの相談に対し総合的に
対応
してまいります。さらには、海外への情報発信や
IOC等
との
連携
も
強化
してまいります。また、受動喫煙
対策
の徹底に取り組んでまいります。
大会
時の輸送については総合的に
対策
を
推進
していくこととしており、特に働きかけによる交通量削減の
強化
に重点的に取り組んでまいります。 暑さ
対策
については、昨年夏のテストイベントにおける試行の結果に基づき、
大会
本番に向けて、ハード、ソフト両面で取り組んでまいります。
オリンピック
のマラソン及び競歩は札幌で
実施
されることとなりました。
政府
としてもしっかりとバックアップしてまいります。
東京大会
を
日本
全体の祭典とするため、全国津々浦々において、
大会
参加国・
地域
と
日本
の自治体が交流を行うホストタウンを
推進
し、
大会
成功に向けた機運を高めてまいります。また、練習
施設
などを持たない自治体が
競技
終了後に選手に訪問してもらい、住民との交流を深めてもらう
取組
をただいま・おかえりホストタウンと名付けて普及を進め、より多くの自治体がホストタウンに取り組めるようにしてまいります。
次世代
に誇れるレガシー
創出
に資する文化プログラムを認証するビヨンド二〇二〇プログラムの展開を図るとともに、
日本
博の
実施
について
関係大臣等
と
連携
してまいります。あわせて、健康面等で自己ベストを目指す
取組
を
支援
する
事業
等を認証するビヨンド二〇二〇マイベストプログラムに取り組んでまいります。
大会
本番において万全の
体制
で外国人旅行者を受け入れられるよう
準備
に取り組むとともに、
日本
食の提供や国産食材の活用、多様な
食文化
への
対応
等の
推進
、木材利用の
推進
、持続可能性に配慮した
大会
運営
などについて
関係大臣等
と
連携
して取り組み、
日本
の魅力を発信してまいります。 また、
東京大会
をドーピングのないクリーンでフェアプレーの
大会
とするために、文部科学
大臣
等と
連携
してまいります。
大会
開催
経費
については、レガシー
創出
やアスリートファーストの視点に配慮しつつ、関係者とともに効率化に取り組んでまいります。また、透明性を
確保
し、
国民
の皆様の
理解
を得るためにも、より丁寧な
説明
に努めてまいります。
オリンピック
・
パラリンピック
は、
世界
最大級のスポーツイベントであり、全
世界
から注目を集めていることから、ロンドン
大会
等の過去
大会
においてサイバー攻撃の標的となっております。 このため、
東京大会
の
運営
に大きな
影響
を及ぼし得る
事業
者等を対象としたリスク評価を
促進
するとともに、
脅威
・
事案
情報の共有等を行うための対処
体制
の
整備
を行うなど、国を挙げてサイバーセキュリティーの
確保
に取り組んでまいります。 このほか、
平成
三十一年四月に施行されたサイバーセキュリティ
基本
法の一部を改正する法律に基づき
組織
されたサイバーセキュリティ協議会の運用や、クラウドサービスのセキュリティ評価制度の
整備
を始め、サイバーセキュリティ
戦略
に掲げられた
施策
を確実に
実施
するよう、関係
大臣
と
連携
して取り組んでまいります。
女性活躍
の
推進
と
男女共同参画
社会
の
実現
は、
社会
経済
の多様性と活力を高める観点から極めて重要です。このため、昨年成立した
女性活躍
推進
法等改正法に基づき、企業等の
行動計画
策定や情報開示を更に進め、
女性活躍
の裾野を着実に広げるとともに、
地域
の実情に応じた
取組
を進めてまいります。 引き続き、
政策
、
方針
決定過程における女性の
参画
拡大、仕事と生活の調和の
実現
、女性に対する暴力の根絶に向けた予防啓発や被害者
支援
の充実等に取り組んでまいります。 さらに、第五次
男女共同参画
基本計画
の策定に向け、
検討
を進めます。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 以上です。
水落敏栄
14
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
特定複合観光施設区域整備推進
の
基本方針
について、赤羽
国務大臣
から
所信
を聴取いたします。赤羽
国務大臣
。
赤羽一嘉
15
○
国務大臣
(赤羽一嘉君) 特定複合観光
施設
区域(IR)の
整備
に関する
事務
を担当する
国務大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べさせていただきます。 IRの
整備
に当たりましては、国際競争力の高いMICE
施設
の
整備
、滞在型観光の
促進
、国内各地の魅力発信を目指し、依存症などの弊害
防止
対策
に万全を期しながら、所要の
準備
作業を、公正性、透明性を
確保
しつつ、丁寧に進めてまいります。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の皆様の御指導と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。
水落敏栄
16
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、一億総
活躍
、領土問題、食品安全、
少子化対策
及び
海洋政策
の
基本方針
について、衛藤
国務大臣
から
所信
を聴取いたします。衛藤
国務大臣
。
衛藤晟一
17
○
国務大臣
(衛藤晟一君) 一億総
活躍
担当
大臣
、領土問題担当
大臣
、食品安全、
少子化対策
及び
海洋政策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。 一億総
活躍
については、高齢者も女性も障害のある方も引きこもりの方も、みんなが自らの居場所を得て、一人一人がみんなから認められていることを実感することで生きがいを持ち、
活躍
できるよう取り組んでまいります。 昨年の出生数が推計で九十万を大きく割り込んだことは、八十六万ショックともいうべき状況です。このような深刻さを増す
少子化
という
国民
共通の困難に真正面から立ち向かい、子供が大事にされる
社会
をつくります。希望出生率一・八の
実現
を目指し、一人一人の結婚や出産、子育ての希望の
実現
を阻む隘路を打破するため、新たな
少子化
社会
対策
大綱を策定し、更に強力に
少子化対策
を推し進めます。 幼児教育、保育の無償化について、引き続き制度の円滑な
実施
と定着を図るとともに、企業主導型保育
事業
について、待機児童
対策
や多様な働き方に応じた保育の提供という意義を踏まえつつ、質の
確保
、
向上
や自治体との
連携
強化
など、
事業
の
実施
体制
を
強化
し、制度を適切に
実施
してまいります。 子供たちの誰もが、家庭の
経済
状況にかかわらず、自らの夢に向かって頑張ることができる
社会
に向け、新たな子供の貧困
対策
に関する大綱に基づき、子供の
未来
応援
国民
運動や地方公共団体の
取組
の
支援
等、子供の貧困
対策
を総合的に
推進
してまいります。 障害者
施策
については、第四次障害者
基本計画
に基づく
施策
を総合的かつ計画的に進めるとともに、施行後三年を経過した障害者差別解消法の見直しの
検討
を進めてまいります。 交通安全
対策
については、未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急
対策
を始め、各種
施策
を着実に
推進
してまいります。 あわせて、子供、若者の育成
支援
、高齢
社会
対策
に取り組んでまいります。 領土・主権
対策
については、竹島領土問題及び尖閣諸島をめぐる情勢等に関して、国
内外
において
我が国
の立場についての正確な
理解
が浸透するよう、本年一月に拡張移転した領土・主権展示館の展示
内容
の一層の充実等に取り組み、外交
政策
との整合性を
確保
しつつ、
内外
発信の
強化
に努めてまいります。
海洋政策
については、新たな海洋立国への挑戦を掲げた第三期海洋
基本計画
に基づき、
政府一丸
となって総合的かつ計画的に取り組んでまいります。また、有人国境離島について、
政府
、地方が一体となって、その保全と
地域
社会
の維持に関する
施策
を引き続き強力に
推進
します。 ギャンブル等依存症
対策
については、昨年四月に閣議決定されたギャンブル等依存症
対策
推進
基本計画
に基づき、
関係省庁
と
連携
し、必要な
取組
を進めてまいります。 食品安全については、食品の安全性の
確保
のため、新たな評価方法を
確立
するとともに、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正に食品健康
影響
評価を行います。また、その評価結果についてのリスクコミュニケーションを
実施
してまいります。
個人情報
保護
については、
技術
革新や国際的な
データ流通
の増大等を踏まえ、
個人情報
の
保護
及び有用性の
確保
を目的として、
個人情報
の
保護
に関する法律等の一部を改正する
法律案
を提出いたします。 そのほか、休眠預金等に係る資金の活用、
特定秘密
の
保護
に関する制度に関する
施策
等に取り組みます。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
水落敏栄
18
○
委員長
(
水落敏栄
君) 次に、
マイナンバー制度
の
基本方針
について、高市
内閣
府
特命担当大臣
から
所信
を聴取いたします。高市
内閣
府
特命担当大臣
。
高市早苗
19
○
国務大臣
(高市早苗君)
マイナンバー制度
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
所信
の
一端
を申し述べます。 デジタル
社会
にとって不可欠な基盤となる
マイナンバー制度
については、情報提供ネットワークシステムを用いた情報
連携
の円滑な運用と
拡充
を図るとともに、引き続き関係府省と
連携
して、マイナンバーカードを含めた制度の普及、
利活用
の
促進
やマイナポータルを活用した各種手続のワンストップ化などに取り組んでまいります。
水落委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
水落敏栄
20
○
委員長
(
水落敏栄
君) 以上で
所信
及び予算
説明
の聴取は終わりました。
国務大臣
は御退席いただいて結構です。御苦労さまでした。 次に、
令和
二年度
人事院業務概況
及び
関係予算
の概略について、
政府
からの
説明
を聴取いたします。一宮
人事院総裁
。
一宮なほみ
21
○
政府特別補佐人
(
一宮なほみ
君)
人事院
の
業務
概況及び
令和
二年度
人事院
予算の概略について御
説明
申し上げます。
人事院
は、
国民
に対し公務の民主的かつ能率的な
運営
を保障するため人事行政の公正を
確保
し、あわせて、労働
基本
権の制約に対する代償措置として
職員
の利益の
保護
等を図ることにより労使関係の安定に寄与するとともに、人事行政の専門機関として時代の要請や変化に
対応
した人事行政
施策
を展開してきております。 今後も、引き続きその責務を適切に果たしてまいる所存であり、具体的には次のような
施策
に取り組んでまいります。 第一に、公務員の
高齢期
雇用につきましては、一昨年八月に
国家公務員
の定年を段階的に六十五歳に引き上げるための
国家公務員
法等の改正についての意見の申出を行いました。
人事院
は、
政府
において進められている定年引上げについての具体的な
検討
に必要な
協力
を引き続き行ってまいります。 第二に、長時間労働の是正につきましては、超過勤務命令に上限時間を設定するなどの
内容
を盛り込んだ
人事院
規則の改正を行い、昨年四月から施行しております。この制度が適切に運用されるよう、引き続き取り組んでまいります。 第三に、人材
確保
につきましては、採用試験を着実に
実施
するとともに、公務の魅力の
向上
とその発信に努めていくなど的確かつ効果的な人材
確保
策を展開してまいります。また、人材育成につきましても、各府省の問題意識や御意見を伺いながら必要な
支援策
を
検討
してまいります。 第四に、
国家公務員
の職場におけるパワーハラスメント
防止
対策
につきましては、昨年三月から有識者によって構成される公務職場におけるパワー・ハラスメント
防止
対策
検討
会を
開催
し、本年一月に報告書が取りまとめられました。
人事院
としては、本
検討
会報告を踏まえ、新たな
人事院
規則を制定するなど、パワハラ
防止
対策
を着実に
実施
してまいります。 第五に、公務員給与につきましては、労働
基本
権制約の代償機関として、適正な給与
水準
の
確保
に向けて、民間企業の給与の状況を精確に把握した上で、必要な報告及び勧告を行ってまいります。 以上、
人事院
の
業務
の概況について御
説明
申し上げましたが、これら
人事行政等
のための
経費
を計上した
令和
二年度における
人事院
の
歳出予算要求額
は九十一億三千二百万円でございます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
水落敏栄
22
○
委員長
(
水落敏栄
君) 以上で
人事院
の
業務
概況及び予算
説明
の聴取は終わりました。
大臣
の
所信
等に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。 午後零時五十一分散会