○熊谷裕人君 ありがとうございます。
やはり水道
事業で知見一番持っているのは地方自治体だと思っていますので、地方自治体のやるこういった海外
支援の
事業も
政府としてしっかりと後押しをしていただければなというふうに思います。
次に、
委員長のお計らいで、二月の十七、十八と視察に私も参加をさせていただきました。その中で、先ほど
松川議員のお話の中にもありました、東
大阪市の大同工業さんの血液の
関係の
医療機器のお話を聞いてきましたが、やはり
中小企業さん、新しいアイデアを持って、新しい発想で海外に出ていく中でも、単独で出ていくというのはやっぱり難しいところがあって、
JICAさんに相当御協力をいただいて出ていったんだと思っております。
私もやはり、先ほど言ったように、市
会議員をやっているときに、さいたま市の
医療クラスターをつくろうという構想がありまして、東九州の
医療クラスターの視察に行かせていただきました。大学と、そして民間企業と行政とが協力して新しい
医療機器を作って、そして、国内展開するのももちろんですが、海外にしっかりと出ていこうということを研究なされていました。
これは、経産省、
大臣も経産
大臣経験だと思いますが、経産省の
事業でやられていたんですけれど、この経産省の
事業は、逆に言うと、何というんでしょうか、先方に
支援をして、その後のメンテナンスがなかなかできていなくて、
医療機器の分野では特に、経産省も研究会をつくって報告書でその点認めているんですけれど、メンテナンスのところが
日本の企業は弱くて、海外企業にやはり太刀打ちができないので、そこを何とかしようなんという報告書が出ています。
先ほど言ったように、私は
日本のこの
ODAの肝というのは、システムと人と、そしてその後、継続的にそれを
支援、ずっとつなげられることだと思っておりまして、システム全体を一度
支援をすれば、それが更新をされるときも、それでいい
支援がずっと持続されていれば、また
日本のこのシステムで更新をしようじゃないかというふうに、
支援を受ける先もそういうふうに思っております。
ちょっと中長期的なそんな視点でこれからの
ODAを考えていかなければいけないなというふうに私は思っておりますが、先ほどの水道のことも含めて、それぞれ
外務省さん、そして
JICAさんの方で、中長期的に見て、人、そしてプロジェクト全体、システム全体を
支援の対象にしていこうという私のこの考えについて、もし御所見があればお聞かせいただいて、
質問を終わりたいと思います。