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2020-03-11 第201回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
令和二年三月十一日(水曜日) 午前十一時五十分開会 ─────────────
委員
の
異動
一月三十日 辞任
補欠選任
宮崎
雅夫
君
小川
克巳
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
山本
順三
君 理 事 こやり隆史君 佐藤 正久君 松川 るい君 古賀 之士君 難波 奨二君 高瀬 弘美君 委 員
朝日健太郎
君 岩井 茂樹君
小川
克巳
君 大野 泰正君
高橋
克法
君 中西 哲君 藤井 基之君 本田 顕子君 松山 政司君 山田 太郎君 礒崎 哲史君 大塚 耕平君 岸 真紀子君 熊谷 裕人君
田島麻衣子
君
高橋
光男君
竹谷とし子
君 新妻
秀規
君 梅村 聡君 清水 貴之君 井上 哲士君 伊藤 岳君 ながえ孝子君
国務大臣
外務大臣
茂木
敏充君 副
大臣
外務
副
大臣
鈴木
馨祐
君
外務
副
大臣
若宮
健嗣
君
大臣政務官
外務大臣政務官
尾身
朝子
君
外務大臣政務官
中谷
真一
君
事務局側
第一
特別調査室
長 清野 和彦君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
政府開発援助等
に関する
調査
(
政府開発援助等開発協力
の
基本方針
に関する 件) ─────────────
山本順三
1
○
委員長
(
山本順三
君) ただいまから
政府開発援助等
に関する
特別委員会
を開会いたします。 議事に先立ちまして、一言申し上げます。
東日本大震災
の
発災
から本年で九年を迎えます。 ここに、改めて、犠牲になられた方々の御冥福をお祈りし、
黙祷
をささげたいと思います。 どうぞ御
起立
を
お願い
いたします。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
山本順三
2
○
委員長
(
山本順三
君)
黙祷
を終わります。御着席願います。 ─────────────
山本順三
3
○
委員長
(
山本順三
君)
委員
の
異動
について御報告いたします。 去る一月三十日、
宮崎雅夫
君が
委員
を辞任され、その
補欠
として
小川克巳
君が選任されました。 ─────────────
山本順三
4
○
委員長
(
山本順三
君)
政府開発援助等
に関する
調査
を議題といたします。
政府開発援助等開発協力
の
基本方針
について、
茂木外務大臣
から
所信
を聴取いたします。
茂木外務大臣
。
茂木敏充
5
○
国務大臣
(
茂木敏充
君) おはようございます。
政府開発援助等
に関する
特別委員会
の開催に当たり、御挨拶と
所信
を申し述べます。 本
委員会
では、
ODA
について積極的に御議論いただいております。本年二月には
関西地方
に
調査団
を派遣していただきました。
我が国
は、
国際社会
のニーズに対応し、質の高い
インフラ整備
や
教育
、医療など様々な分野で
ODA
を展開しています。そして、
国際社会
から
我が国
の
ODA
が
開発途上国
の安定と発展に大きく貢献してきたと高く評価されています。
ODA
は、平和で安定した
国際環境
の構築にも資するものであり、
我が国自身
の国益の増進にもつながっています。 現在、
日本
を取り巻く
安全保障環境
は一層厳しさを増し、
気候変動
や
自然災害
への対応始め
地球規模課題
も更に複雑化しています。このような
状況
を踏まえ、これまで
安倍総理
が展開してきた地球儀を俯瞰する
外交
を更に前に進めるため、私は、
包容力
と力強さを兼ね備えた
外交
を展開していますが、
ODA
はこれを
実現
する重要な
ツール
であり、戦略的に活用していきます。 このような観点から、私は、特に
二つ
の
目標
、
課題
に重点的に取り組んでまいります。
一つ目
は、自由で開かれた
インド太平洋
の
実現
です。法の
支配
に基づく自由で開かれた
海洋秩序
は、全ての国、人々に分け隔てなく平和と
繁栄
をもたらす
公共財
です。今やこの
ビジョン
は、米国から豪州、ASEAN、
インド
、アフリカへと広がりつつあります。
外務
省としては、自由で開かれた
インド太平洋
の
実現
に向け、質の高い
インフラ整備
、
人材育成
や
法制度整備支援
など、
協力
を更に推進してまいります。
二つ目
は、
地球規模課題
への
取組
です。近年、
国際社会
では、
難民
・移民問題、
防災
、
気候変動
、
海洋プラスチックごみ
の問題が大きく注目されています。また、
新型コロナウイルス感染症
は、国際的な
感染症対策
、
保健対策
の
重要性
を改めて示しています。引き続き、
人間
の
安全保障
の理念に基づき、
SDGs
の
達成
に向けた
国際社会
の
取組
を主導していきます。
ODA
を効果的かつ効率的に実施していくために、専門的な知見を有する
国際機関
や
民間団体
、NGO、地方自治体などとの連携を一層強化していきます。さらに、
ODA
を通じて、高い
技術力
を有する
日本企業
の
海外展開
も後押ししていきます。
ODA
は
公的資金
を原資としており、
国民
、
納税者
の
皆様
の
理解
と
協力
に支えられているものです。引き続き、
国民
の
皆様
に対し、
ODA
の
実施状況
や
重要性
についてしっかりと説明してまいります。 以上のような
取組
を推進するため、
外務大臣
として
全力
を尽くす決意です。
山本委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
理解
を心から
お願い
申し上げます。
山本順三
6
○
委員長
(
山本順三
君) 以上で
所信
の聴取は終了いたしました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 この際、副
大臣
及び
大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
若宮外務
副
大臣
。
若宮健嗣
7
○副
大臣
(
若宮健嗣
君) おはようございます。
外務
副
大臣
の
若宮健嗣
でございます。 私が担当いたします
アジア大洋
州諸国は、
我が国
が進める自由で開かれた
インド太平洋
の
実現
のため重要な地域でありますが、これらの国々からは、質の高い
インフラ
の
整備
や
人材育成
を始めとする
日本
の
ODA
は高く評価をされております。
ODA
は
日本
の
外交
を推進していくための重要な
ツール
であります。引き続き、
ODA
を戦略的に活用し、
茂木外務大臣
の下、
外務
副
大臣
として様々な
外交課題
にしっかりと取り組んでまいります。
山本委員長
、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
理解
、心からよろしく
お願い
を申し上げます。 ありがとうございました。
山本順三
8
○
委員長
(
山本順三
君)
鈴木外務
副
大臣
。
鈴木馨祐
9
○副
大臣
(
鈴木馨祐
君)
外務
副
大臣
の
鈴木馨祐
でございます。 本年は、
SDGs
、持続可能な
開発目標
の
達成
に向けた行動の十年のスタートの年です。現在、
国際社会
においては、
感染症
、
防災
、
気候変動
、
教育
や
難民
など、
ODA
を通じて取り組むべき
地球規模課題
が山積をしております。
国際協力
を担当する
外務
副
大臣
として、今後も、
人間
の
安全保障
の
考え方
に立脚しつつ、
ODA
を通じてこれらの
地球規模課題
を始めとする
外交課題
にしっかりと取り組み、
茂木外務大臣
を補佐をしてまいります。
山本委員長
、
理事
の
先生方
、
委員
の
先生方
、それぞれ
皆様方
の御
指導
、御
支援
のほどよろしく
お願い
を申し上げます。
山本順三
10
○
委員長
(
山本順三
君)
中谷外務大臣政務官
。
中谷真一
11
○
大臣政務官
(
中谷真一
君)
外務大臣政務官
の
中谷真一
でございます。
我が国
は、法の
支配
に基づく自由で開かれた
海洋秩序
が
国際社会
の安定と
繁栄
の礎であるとの
考え方
に基づき、
海上法執行能力強化支援
などの
ODA
を通じ、自由で開かれた
インド太平洋
の
実現
に取り組んでまいりました。 現在、
日本
を取り巻く
安全保障環境
は一層厳しさを増し、
国際社会
における
パワーバランス
の変化が
加速化
、複雑化する中で、この
ビジョン
の
実現
に向けた
取組
の
重要性
は更に増してきております。
国際協力
を担当する
外務大臣政務官
として、今後も
ODA
を戦略的に活用し、
茂木外務大臣
を
全力
で補佐してまいります。
山本委員長
、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
理解
を心から
お願い
を申し上げます。
山本順三
12
○
委員長
(
山本順三
君)
尾身外務大臣政務官
。
尾身朝子
13
○
大臣政務官
(
尾身朝子
君)
外務大臣政務官
の
尾身朝子
でございます。 私は、昨年十一月にオスロで開催されました
対人地雷禁止条約
第四回会合に出席し、
日本
の
取組
についてのスピーチを行いました。その際、
我が国
のこれまでの
対人地雷対策支援
に対し、多くの
関係国
や
関係国際機関
などから謝意が表明されました。
対人地雷対策支援
を含む
日本
の
ODA
は、二
国間支援
のみならず、
国際機関
を通じた
支援
も高く評価されております。 引き続き、
ODA
を効果的に活用し、
茂木外務大臣
の下、
外務大臣政務官
として
国際社会
の
課題
にしっかりと取り組んでまいります。
山本委員長
、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御鞭撻を心より
お願い
申し上げます。
山本順三
14
○
委員長
(
山本順三
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時五十九分散会