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国務大臣(
麻生太郎君) 時間もあれなので、よく分かっておりますけど、先ほどの御
質問の具体的な話で、やっぱり
家賃と、金を取ったり金を貸したりしたことの経験のないお役人に聞いたって無理なんですよ、やったことないんだから、あの
人たちは。だから、現場の話を聞かな駄目ですよ。
今、例えば現場で一番この種のに詳しいと言ったら、我々の仲間だったら、例えば
大臣政務官やっている井上貴博、あれ、家主であり借り子であり、全部やっていますから、あれ。全部やっていますよ。中洲の土地はあいつの土地が大分あるわな、細かいの。古賀さんの方がよく知っているところだ。だから、あいつ
辺りに聞いた方がよっぽど分かりやすいですよ。でも、私はその現場が分かるから、
財務省にはそのノウハウは井上に聞けと言ってありますので、そこでやるんだと思うんですけど。
本当に、あの地主の、めちゃくちゃ持っている人というのもいれば、金借りてやっている人もいれば、物すごい種類違うんです、貸しているやつの方も。だから、その
人たちの方は、いいですよ、それは、二、三か月ぐらい待ってやりゃいいんでしょうとか言う、川原さんみたいなえらい金持ちがいるんですけどね、めんたいこ屋のおじさんですけど、この人
辺りはいいですよと言うんだけど、隣のミキ不動産やナイトクルーズ、あの
人たちは、いやちょっと待ってください、うちは金を借りてこれやっていますのでとてもそんなことはできませんと言う人もいらっしゃいますので、ちょっと
対応を一律にはいかないので、ちょっとそこのところはよく話を聞いてやらぬと、なかなか現実問題としては動かぬだろうなと、私
どもそう思います。
その上で、今回の法改正の話をいただきましたけれ
ども、これは基本的には、
日本政策投資銀行の
特定投資業務の在り方に関する
検討会、これをやらせていただいて、この特定
業務の在り方について、昨年の十二月に取りまとめさせていただいたところであります。
こんな中で、特定
業務については
投資決定を、五千九百億円の
投資を決定して、民間
資金の呼び水効果は、あのときは三兆円だったかな、いや、三兆九千億ぐらいになった、四兆円ぐらいになったと思いますけれ
ども、一定の成果を上げた、上げるということになっておるんですけれ
ども。
成長資金市場において、民間のいわゆる
投資領域というのはもう何となく
リスクを取らないという感じのあれが多いものですから、地域においてはいわゆるこの種の
資金が不足しています。間違いないと思いますね。福岡なんかもそういう方に近いところだと思いますけれ
ども。
したがいまして、そういったところに、いや、これはいいことなんだからやった方がいいと。今、
ベンチャー企業の起業率は多分、福岡市が今、
日本で一番多いと思いますけど、そういったところでは、これを時限的に
延長させていただくということによって、そういった
政府系も動くというので地域の何々銀行も一緒に、ああ、あの銀行が五%になる、じゃ残りやってもいいやという、そこらのところの、最初に唾付けてくれるのに、この種の、何というんですかね、国策銀行というものの存在価値はあるなというのが正直な実感なんで、時限的に五年とさせていただいておりますけれ
ども。
私
どもとしては、こういったようなキャピタルというものに対して、アメリカと比べてみて、新しいものに対するキャピタルに対する民間の
投資は一対十ぐらい違うと思いますので、そういったようなものが民間からもっと入ってくるということになれば、この種の仕事は相対的に減らせていけるものだとは思いますけれ
ども、当面の間、ちょっと
コロナ以後の世界がよく見えておりませんので、取り急ぎ五年でさせていただいているということに御理解いただければと存じます。