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音喜多駿君 丁寧な御
答弁いただき、ありがとうございます。
まず定められているというのはもうそのとおりで良いことだと思うんですけれども、じゃ、実際にやられているのかと。消防庁さんも言いましたように、動くところまで確認してもらっているといっても、じゃ、動いたから、まあ燃料劣化していないんならいいかということでやっぱり入替えをしないとか、そうした事案がもし常態化しているとすれば、やはりこれは大
規模災害起きたときに大きな問題を引き起こす可能性が高いと。
そして、仄聞する限りでは、やはり入替えをしている
病院や高層マンションというのは余りないのではないかというような民間の
調査もありますので、この点、国としても緊張感を持って是非注視していただきたいと思いますので、
要望をさせていただきます。
それでは次に、残された時間で、まず、
被災地のボランティアへの
対応について伺います。
私も、これまで、二〇一一年、東北の復興
支援や、昨年も台風
被害を受けた千葉県の富津市などにボランティアとして参加をしてまいりました。
いざ
災害が起こりますと、社会福祉協議会が
災害ボランティアセンターを設置、運営し、ボランティアの方を鋭意受け入れます。しかしながら、社会福祉協議会というのは元々
平時に
地域福祉の
事業を担っている機関であって、ボランティア
活動というのは複数ある業務の一つであります。そのため、
災害時においても、介護福祉
事業などの業務もあることから、その
災害対応に当たる人員というのもどうしても限られますし、一方で、こうした
災害時には民間ボランティア団体が目覚ましい活躍をされており、言わばもうプロフェッショナルとして現場を仕切られている、そういった場面を私も見てまいりました。
具体的には、私がボランティアへ行った二〇一一年のときは、石巻の専修大学のキャンパスでテントを張って、ずっと集団でボランティアやっていたんですけれども、たくさんのボランティアが来ていただく、そうすると、社会福祉協議会が受入れのいわゆるキャパオーバーと申しますか、把握している
ニーズ、案件というのに対して、ボランティアが百件しかないのに三百団体来てしまう。そうすると、二百人の方に対してはボランティアお断りして、今日はもう全部マッチングは終わったのでボランティア作業はありませんということで打切りになってしまうということはよくあるんですね。
その後、じゃ、二百人があふれてしまったらどうするかというと、おい、兄ちゃん、まだまだこっちに
ニーズあるでと言って、うちの団体把握しているからという、結構プロボランティアの団体が仕切っているところに付いていくと、確かに困っている人がいて、そこでボランティア作業をやると。
そういうように、我々は、当時は野良ボランティアとか言っていましたけれども、そういう社会福祉協議会を通さない野良ボランティアというのは、まあ行政としては禁止というか、社会福祉協議会通してくださいと言うんですが、社会福祉協議会のキャパにはやっぱり限界があって、実態として、現場では、やっぱりそういうかなり経験値を積んだプロボランティアの人たちが、社会福祉協議会が手が回っていないところの
ニーズを、もう山奥に原付でぶおおと行って
ニーズを聞いてきて、じゃ、三人連れてくるよといって戻ってきて、今日はマッチングできなかったというボランティアを引き連れて実際作業をやると。
裏側では、ちゃんとそのNPO団体とかボランティア団体も、ちゃんと福祉協議会に今日どこどこへ行って、山の奥へやってきましたからと情報共有はしているんですけれども、ただ、公的にはやっぱりその野良ボランティアというのは禁止されているので、そういうことというのは表向きにはなかったことになっていると。
こういう
状況は、二〇一一年には少なくともたくさん現場としてありましたし、今、私はちょっと
熊本には行けていないんですが、
熊本に入っている当時のボランティア仲間の話を聞くと、やっぱりそういう
状況というのは今も改善されていないというか、そうしたことはどうしても起きてしまう。これは社会福祉協議会が悪いわけではなくて、そのキャパシティーの中で一生懸命やっているわけですけれども、こういう
災害初期の段階から実際にこういうことが起きているとすれば、そうしたプロのNPO団体、ボランティア団体の方々と連携をするということも前向きに
考えて、
仕組み化していく必要というのがあるのではないかというふうに思います。
この
災害ボランティア不足というのも解消するため、今は確かに人足りないんですが、初期の方は逆にマッチングができないという事態も起きますと、この
全国社会福祉協議会が窓口になって受け入れるというボランティア
活動だけではなくて、信頼ができる民間ボランティア団体との連携や当該団体への
支援というのを奨励していくべきと
考えますが、こちら、
内閣府に見解をお伺いいたします。