○野田国義君 前回質問のときには全く何も決まっていないということでございましたけれども、もうコースまで今回決まったという事のありようでございます。
それで、私、実を言うと、この問題について私自身は、本当にこのバイパスが必要なのかということで、ちょっとチラシを作って全戸配布というか、させていただきました。それで、その資料をちょっと読みますと、これはこの間も言ったと思いますが、
平成三十年の九月に市長と町長が
国土交通省にお願いに行ったと、要望に行ったということなんですね。
平成三十年というと、まだ二年も掛かっていないんですね。二年も掛かっておりません。それで、こういうのに、期成会もないのに何でこういうのができていくんだということですよ。非常に疑問を私は持っておりますし、私自身、こういうビラを配って、これに反対だと。何で造るのをやめさせるんだというようなことを言う人は一人もいませんでした。いや、野田さんが言っているとおり、これは本当にもったいないよということの声が大きかったということでございます。
そこで、私、資料をもらいましたので、いろいろと読んでみました。アンケート
調査、その現場にも行きましたけれども、これは完全な誘導質問じゃないかということを言いました。それで、この間もヒアリングを受けたときにも言ったわけです。そのことは参考にしておりませんと、じゃ、どこを参考にしたんだということを言いましたら、意見聴取ですから、みんなから、いわゆる市民、町民から聞く意見聴取。そこの自由欄というところがございまして、その資料を私自身ももらいました。
それで、よく読んでみますと、何といいますか、早期整備への期待というところはバイパスを造ってくれと一言もないんですね、バイパスを造って。確かに、一日も早く整備してほしい、慢性的に渋滞が発生してくるので早急に対策をお願いしたいとか、そういう話はあります。しかし、反対意見は逆に、具体的にありますね。私自身も主張しておりましたように、現在の国道三号線で十分です、これ以上必要ない予算を使わないでください、国道、久留米立花線をしっかりと整備することで三号線の渋滞は
改善する、既存の
事業をしっかりと優先して完成すべきだ、車の台数が減少する中で新しい道路は必要ないのではないかと、そういう意見が出ておるという、具体的にこれは反対意見として自由意見のところで述べられているということでございます。
ですから、私が一番言いたいのは、もう六十年ぐらい、私も十六年ぐらい市長をやりましたから、ずうっと私がやっているときも、この久留米立花線、これを格上げしてもらったんですよ、国交省辺りに。それで
補助金がたくさん来るようにもなりました。もう六十年ぐらいこれをやっているんじゃないですか、六十年ぐらい。しかし、なかなか完成しない。まずそこをしっかりとやった中で、本当に必要だったらそれは造っていいですよ。しかしながら、まだ完成していない、特に八女市側が。今度、矢部側ですか、そのところに橋梁も架け直さなくてはいけないということで、私は、それがちゃんと完成すれば、トラックなんか広川インターで降りて熊本に向かう、そしてまた植木インターで乗るというようなことを繰り返しているからそこに渋滞が発生するということでございます。ですから、久留米立花線をちゃんと整備すればそれが抜け道にちゃんとなるんですよ。逆に、熊本から来る車もそういうことです。
だから、これ必要なのは、逆に広川インターから久留米に向かっての部分なんです。この部分がもっと混むんですよ。しかしながら、これは久留米立花線でまた久留米には抜けれるようになったから、久留米は今の現道の三号線の改良でやっていくということを言っているわけでしょう、市長始め。だから、私はこの問題について、特にこのコロナ禍の、アフターコロナの部分を考えますときに、本当に、ここは恐らく
路線バスなんか全然通らないバイパスになりますよ。本当に山ですから、ほとんどが山。まあ民家も幾つか掛かる。そしてまた、これが非常に
路線バスなんか全然通らないという中で、本当にこの
公共交通網として必要なのかと、デマンドなんかも含めた中でですね。私はほとんどこれ通る人いないと思いますよ。だから、トラックが抜けるだけの道。じゃ、そこに商店街が張り付くかというと、これも張り付かないんではないかと私は思っているんです。
私、ちょうど二十七年前ぐらいだったでしょうか、市長になったとき、結局、あの頃はバブルがはじけて、
平成五年でしたので、なったんですね。その頃も、ずうっと経済対策で、もうお金使え、お金使えということを言われました。しかしながら、うちはもう本当に財政が厳しかったので、我慢に我慢を重ねて行政改革をしっかりとやらせていただいた。恐らく、それに乗っかかってやったのが夕張なんですよ。夕張がもう箱物を始めずっとやっていったからああいう破綻をしてしまったということじゃないのかな。
だから、このコロナ後ですね、アフターコロナの中でこの公共工事の
在り方というものも、やれやれでやると、今もう借金一千兆から超えているわけですので、非常にこの問題もあろうかと思いますので、しっかり、私、考えながら、無駄な公共工事はやらないと。しかしながら、要るものはちゃんと要りますよ。だから、そういう観点でやらないとこれは大ごとになるということを経験上申し上げさせていただきたいと思っております。
だから、今、自治体なんかが基金を取り崩して
地域の
支援に回しておりますけれども、まさしくこういうときには、緊急ですから、そういうのをしっかりと使って
地域を守っていくということが必要なときだと思っているところでございます。
それじゃ、テーマを変えたいと思います。
今申し上げました、アフターコロナ後、このアフターコロナは
地域交通の
在り方を私、変えるんじゃないのかなと思っているところでございます。
そこで、昨日総理の会見でも出ておりましたけれども、いわゆるゴー・ツー・キャンペーンですね、これがいよいよ始まるということ、七月の下旬から何か始めて八月からもうちゃんと軌道に乗せるというようなことが言われておりましたけれども、このことについて、
地域の
公共交通、これは
対象となるのか。それから、何か公募すると今日部会でちょっと出たんですけれども、これ、公募するから二か月ぐらいその準備に掛かるんじゃないかとかいろいろな話があるようでございますけれども、このゴー・ツー・キャンペーンとの関わり、
地域交通のですね、よろしくお願いしたいと思います。