○島村大君 ありがとうございます。
今
大臣がおっしゃっていただいたことは本当に大切だと思います。また、
先ほどからお話ありますように、例えば接触者アプリを使って、HER―SYSですか、そういうこともそうですし、
新型コロナウイルス感染症医療機関等の
情報支援システムですか、私、
最初G―MISと聞いたときに自見はなこシステムかと思いましたが、そうじゃないみたいですが、G―MISというのもありますので、是非とも
皆様方御
理解していただき、東
委員も言っていましたように、今後AIをどう使っていくかとか、そこをやっぱり並行してやっていくべきだと思いますので、そこは更に強化をしていただきたいと思います。
そして、私も、歯科医師が厚労
委員会、今一人で、三年、四年前までは三人いたんですが、今一人なんで、この歯科を話すのは私しかいないんでちょっと話させていただきますと、今回のこの
コロナウイルスで、我々歯科界が国民に対して何ができるかということを我々も真剣にこれは討論させていただきました。
私の年代になりますと、おかげさまで、自分の大学もそうですし、各大学に教授レベルがそこそこいるんで、そういう方々と
意見交換したんですが、やはり今回は、PCR検査、ちょっと先にPCR検査の話をさせていただきますけど、PCR検査に関して、
最初の当時は、やはり鼻から採取することに関してなかなか進まなかった。
で、これをどうするかということで、我々歯科界も、これは、鼻は鼻なので、御案内のとおり、医業と歯科医業とありますから、
法律的に言えば、我々が直接に鼻から採取するということは
法律的にはできません。ですから、今回、
加藤大臣始め
政府が先頭を切っていただきまして、違法性の阻却ということで、今回、我々歯科医師も鼻から採取することはできるようになったんですが、まだまだ皆さんに、ちょうどこの
法律、違法性の阻却になって歯科医師ができるようになってからは、そこまでの数が必要ないということで、まだそんなに現場では活躍はできていないんですが、ただ、この講習会を、今私が聞いているところでは、歯科医師が約七百五十名手を挙げていただいて、いつでも準備ができるように、第二波に備えて今準備をしていただいております。
これはやはり、この鼻から採取というのは、今までお話ありましたように、やはり感染の確率が低くはない。もしかしたら自分もかかってしまう。でも、それでもしっかりと自分たちができることをやはり国民のためにやりたいんだということでやっていただいたことは、私も本当に敬意を表したいと思いますし、
感謝をしたいと思っております。
で、何で我々がこの鼻の採取に目を、やろうということになったかというと、その次の唾液の話があるわけです。我々が唾液に興味を持ったのはいつかといいますと、
最初の頃、ある野球の方ですか、味覚症状とか、芸能人とか、味覚
障害が大分一時言われましたよね。あの味覚
障害というのは、一番はやっぱり舌なんですね、べろ。べろの細胞がやられてしまうと、やはりこれは味覚
障害が起きる。神経系ももちろんありますし、大脳のもありますけど、一番はべろです。
ですから、このべろに今回の新型
コロナウイルスのレセプターが、舌、それから唾液腺、それから鼻に、粘膜に多いんじゃないかということで、我々もその次のことのときには
協力できるんじゃないかということで、まずはその違法性の阻却で採取をできるような仕組みをつくっていただいた。で、唾液が、これが、
先ほどもお話ありましたように進めばいいんですが、この唾液の問題に関して我々も専門としてはいろいろと考えるところがあります。なぜかというと、ふだん我々は唾液の検査をしています。どういうときかというと、これは歯周病とかカリエスとかそういうときにやるんですが、やはり、じゃ、どういう場面でどういうふうにやるかということが
一つあるわけですね。
これは、
一つは、四月の二十二日でしたっけ、イエール大学が、プレのピアレビューですが、唾液でもこの採取が、採取してPCR検査として行けるんじゃないかという論文が出たわけですね。で、そのときに言われていたのが、朝一番で取るべきじゃないかという話もあったわけです。
我々の感覚は、細菌とウイルスは違うわけですから、細菌であれば朝一番というのは我々は理にかなうんです。ただ、ウイルスに関して朝一番がどうなのかなということを我々も考えていまして、そこに関しては今回その条件には付けていなく、症状が出てから九日間ということになっておりますが、その辺をもう一歩やっぱりステージを上げながら感度の問題をしっかりとやっていかないと、PCR検査として本当にいいのかどうかというのは我々はちょっと危惧しているところもありますから、そこは、更にこのPCR検査を唾液で行けるんだということをもっと証明できるように、感染研を含めて、是非ともそれはやっぱり研究を進める予算を是非
大臣にこれは早急に付けていただきたいと思っております。そこは是非お願いしたいところです。
で、何でPCR検査と今回唾液をお話ししたかというと、今話したような
状況なんですけど、ここの
委員会の先生方は、今回のPCR検査に関しての、その前提となる、濃厚接触者で医師が必要な場合にはPCR検査を全てやるべきだよねという考え方で多分
意見統一できていると思うんです。ただ、私も何人かのマスコミの方々とか国民の方々に聞くと、いやいやいや、自分たちは怖いから、全員がやるべきじゃないか、PCR検査を、例えば神奈川県民今九百二十万人いますけど、全員がやるべきじゃないかという考え方もあるわけです。ここを本当に全員がやるべきなのか、今お話ししましたように、その濃厚接触者と医師が必要な場合ということでいいのかどうかをまず
宮嵜局長に教えていただきたいと思います。