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宇都隆史君
大臣の前向きな
答弁、本当にありがとうございます。
是非、これ真剣に
考えていただきたい。
もう一つ、
大臣、もう一個真剣に
考えていただきたいことがあって、これは時間の
関係でもう
答弁は結構でございますけれども、今、若い
隊員さん
たちを一生懸命リクルートするんですけど、部隊に入れて一生懸命育てたら、やっぱり辞めちゃう率も結構あるというんですね。どうして辞めるんだろうと。もちろん、きついからとかいろんな理由はあるんですけれども、やっぱりカルチャーショックを受けるというんですね。何にカルチャーショックを受けているんだろうといっていろいろ探ってみると、もちろん、携帯が自由に使えないとか、いろんなあれがあるんですけれども、トイレというのが大きいというんですよ。えっ、何の話って私
確認しましたら、和式トイレ、これを見たときに、いやもうあり得ないと、今の若い子
たちが。
確かにそうですね。家が和式トイレで育った世代っていうと、多分、我々の、今の四十代ぐらいまでじゃないかなと。その下の子
たちというのは、家も、それから、言ってみたら学校も含めて、洋式の座る形のトイレしか見たことがない。それが部隊に入ったら和式トイレがまだある。しかも、その和式トイレの、
確認しましたら、その割合調べたことがないというので、
是非今度どこか抽出して、例えば北海道の北方とかでもいいですよ、和式トイレが今部隊にどれだけあるんだと、全体のトイレの中の割合みたいなものを調べてみてくださいよ。
今、なかなか営舎費というのが付かない。いわゆる建物を建て替えるお金というのは付きません。というのは、もう今、どんどん南西とかああいうところに新しい部隊を建てているので、そっちの建築費用に取られるわけですよね。そうすると、古い隊舎をいつまでも使っている部隊がいっぱいあります。
ただ、部隊は、建て直せないにしても、言ってみたら、中をちょっと内装をきれいにすれば生活にはそんなに苦にはならない面も多いじゃないですか。もちろん耐震なんかというのは優先でやってもらわなきゃいけないんですけど、それよりも、やっぱり生活をしていて一番苦になるところってどこだろうと思ったら、やっぱり衣食住ですよね。
食事はある程度きちんとしています。それから着るものはもうちゃんと、制服から含めてきちんとしたものを支給していますから、
あとはやっぱり生活空間じゃないんですか。そのときに、トイレというのをこれやっぱり洋式トイレに変えていく。
特に、年配の人
たちはいいですよ、慣れているから、できるから、それでも。もちろん、演習場なんていうのはもう
関係ないんですよ。そういうところはもう和式トイレだろうが外でしようが何でもいいんですけれども、ふだん生活しているところ、しかも新
隊員の目に付くようなところというのはできるだけそういう空間に変えていくという努力を
是非やってください。これは
答弁は求めません。
募集に関しては以上といたします。
次は、
運用面なんですけれども、南西の
防衛というのが非常に重視されて久しいです。この大綱、前大綱も含めて、今や、北の正面と言われていたところから、いわゆる対中国に移っているところがあるんですよね。
ところが、御案内のように、
防衛力整備というのは冷戦下でずっとつくってきましたから、北を見据えた形でいろんな配置立てというのを今までしてきたわけですよね。端的な具体例を挙げれば、弾薬庫なんていうのはもう北海道、東北を中心に配備されていて、九州なんかにはまともな弾薬庫なんていうのはないわけですから。もし、それをシフトしていくんだとすると、やっぱりそういう配置とかも含めながら、きちんとしたものを整備していかなきゃいけない。
今、弾薬庫の例を一つ出しましたけど、滑走路もその一つなんですね。全てのいわゆる、これ航空
自衛隊の話になって恐縮ですけれども、いわゆる方面と言われる単位の中には必ず二個の航空団があって、滑走路二つ持って、その二つの滑走路で常に
運用している。例えば、北であれば千歳基地と三沢基地とあるわけですよね。中であれば、小松基地と百里基地、石川県と茨城県。こういうふうに二つ、距離も離して持っているわけなんですけれども、南西においては、那覇空港の一本しかないんですよ。この一本がアウトになると、降りれない。
これは有事の話だけじゃないんですね、台風銀座ですから。あるいは、別に台風なんか、そういう大きな災害が来なくても、例えば雨。強い雨でも、スコールでも降ると、一時的にその空港には降りれませんよという基準になってしまう。そうすると、じゃどこに降りるんですかというと、今でも
宮崎まで行かなきゃいけないんです、新田原基地までね。
ですから、これ何が起こっているかというと、訓練で、もう燃料たぷたぷの
状態で、
宮崎まで行ける燃料を持って訓練終了。スクランブルもそうです。中国機に対するスクランブル行っても、一応
宮崎まで帰れる燃料はきちんと
確保した
状態で帰ってこなきゃいけない、こういうことが起こっているわけですよ。
そうしたときに、じゃ何を
考えるか、
政治としてと
考えたときに、やはりこの南西域、離島ですると千六百キロのこの地区にどこかやっぱり使える空港というのを
考えていかなきゃいけない。
そういう
意味で、我々
政治サイドでもいろいろ働きかけをしていて、今、四年連続ですかね、たしか五年か四年連続で、徳之島、これ三町ありますけど、三町の合意で徳之島空港を
自衛隊の様々な利活用に活用してください、できれば
自衛隊の基地にここをしていただいても結構ですという要望上がってきていますよね。私もいつもその皆さんのバックアップをしながらやっています。
いわゆる南西空の
沖縄の指揮官等はこれ重要視して、日々訓練等で使っているわけなんですけれども、これ、一度真剣に検討してください。部局員と話をしましたら、実はそういうことは国交省に
確認したらできないというふうに言われましたと言うんだけど、勉強不足、できるんです。
地方空港を国管理空港にすることはできないけど、地方空港をいわゆる
防衛省等が管轄する特別な、特殊な空港にすることは、これ法律上、制度上できるんです。だから、
あとは
政治として判断をするかどうか、
防衛省として判断をするかどうか。もちろん、金とか
予算の面はあるけど、それは後の話です。
運用として、本当に必要なのかどうなのかという議論をまずはきちんとしないと。その議論をしていない
状態が今あります。これ
是非、
大臣、
最後に御
答弁いただいて、きちんと、検討を一回してもらえませんか。