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2020-01-28 第201回国会 衆議院 本会議 第4号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年一月二十八日(火曜日) ――
―――――――――――
令和
二年一月二十八日 午後五時 本
会議
――
―――――――――――
○本日の
会議
に付した案件
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)
令和
元
年度特別会計補正予算
(特第1号)
令和
元
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)
地方交付税法
及び
特別会計
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
平成
三十
年度
歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
の
処理
の
特例
に関する
法律案
(
内閣提出
)
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
(
農林水産委員長提出
) 午後七時二分
開議
大島理森
1
○
議長
(
大島理森
君) これより
会議
を開きます。 ――――◇―――――
福田達夫
2
○
福田達夫
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)、
令和
元
年度特別会計補正予算
(特第1号)、
令和
元
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)、右三案を
一括議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
3
○
議長
(
大島理森
君)
福田達夫
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
4
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)
令和
元
年度特別会計補正予算
(特第1号)
令和
元
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)
大島理森
5
○
議長
(
大島理森
君)
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)、
令和
元
年度特別会計補正予算
(特第1号)、
令和
元
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)、右三案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長棚橋泰文
君。(発言する者あり) ――
―――――――――――
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)及び同
報告書
令和
元
年度特別会計補正予算
(特第1号)及び同
報告書
令和
元
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕 ――
―――――――――――
〔
棚橋泰文
君
登壇
〕
大島理森
6
○
議長
(
大島理森
君) 御静粛に。
棚橋泰文
7
○
棚橋泰文
君 ただいま
議題
となりました
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)外二案につきまして、
予算委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 まず、
補正予算
三案の概要について申し上げます。
一般会計補正予算
については、
歳出
において、昨年十二月五日に閣議決定された
安心
と
成長
の
未来
を拓く
総合経済対策
を
実施
するために必要な
経費
の
追加等
を行う一方、
既定経費
の
減額
を行うこととしております。 また、
歳入
において、前
年度
剰余金
の受入れ、租税及び
印紙収入
の
減額
、
公債金
の増額などを行うこととしております。 これらの結果、
令和
元
年度一般会計予算
の
総額
は、
歳入歳出とも
に当初
予算
から三兆千九百四十六億円増加し、百四兆六千五百十七億円となります。
特別会計予算
については、
財政投融資特別会計
、
東日本大震災復興特別会計
など十
特別会計
において、
所要
の
補正
を行うこととしております。
政府関係機関予算
については、
沖縄振興開発金融公庫
及び
株式会社日本政策金融公庫
において、
所要
の
補正
を行うこととしております。 なお、
財政投融資計画
については、
総合経済対策
を踏まえ、一兆四千五百三億円を追加しております。 この
補正予算
三案は、去る一月二十
日本委員会
に付託され、二十四日
麻生財務大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取し、二十七日から
質疑
に入り、本日、
質疑
を終局し、
討論
、採決を行いました結果、
令和
元
年度補正予算
三案は
賛成
多数をもっていずれも
原案
のとおり
可決
すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
8
○
議長
(
大島理森
君) 三案につき
討論
の通告があります。順次これを許します。
山内康一
君。 〔
山内康一
君
登壇
〕
山内康一
9
○
山内康一
君 私は、
立憲民主党
、
国民民主党
、
社会保障
を立て直す
国民会議
、
社会
民主党
、
無所属フォーラム
の
共同会派
を代表し、ただいま
議題
となりました
令和
元
年度補正予算
に対し、
反対
の
立場
から
討論
いたします。(
拍手
) まず、
本題
に入る前に、
安倍政権
の
政治姿勢
について申し上げなくてはなりません。 昨年の
臨時国会
では、
公選法違反
の
疑惑
を持たれた
閣僚
が二人相次いで辞任し、まともに
説明責任
を果たすことなく、二カ月半にわたって雲隠れするという
異常事態
が起きました。さらに、昨年十二月には、
カジノ担当
の副
大臣
だった
現職国会議員
が逮捕されるという
異常事態
が続きました。桜を見る会をめぐる数々の
疑惑
、
招待者名簿
の廃棄という
公文書管理
の問題など、
疑惑
のオンパレードです。これらの
疑惑
に対し、多くの
国民
が関心を持っており、
安倍内閣
には
説明
する
責任
があります。 しかし、
安倍総理
も
閣僚
の皆さんも、真摯に
説明
し、情報を開示しようという
姿勢
が全く見られません。
予算委員会
での
質疑
でも、質問に正面から答えず、壊れたレコードのように逃げの
答弁
を繰り返すばかりで、起きてしまった問題に対する真摯な反省もなければ、
国民
に丁寧に
説明
しようという謙虚な
姿勢
も見られません。 それでは、
本題
に入ります。
令和
元
年度
は、
台風
十九号を始めとして、
全国各地
で数多くの
自然災害
が発生した年でした。私
たち野党
も、被災された多くの
方々
の
生活
を再建し、
地域
の
復興
を
加速
するため、一刻も早くきめの細かい
補正予算
の
編成
を急ぐべきと主張してまいりました。 したがって、
政府提出
の
補正予算
のうち、
自然災害
からの
復旧復興
の
加速
に関する
予算
については、当然必要であり、その
内容
に異論はありません。しかし、本来であれば、昨年の
臨時国会
で
措置
すべき
内容
でした。
自然災害
からの
復旧復興
は一刻を争うということを考えれば、
政府
の
対応
は余りにも遅かったと言わざるを得ません。 その一方で、
補正予算
の全体像を俯瞰すると、さまざまな問題があり、いずれも看過できません。そのため、残念ながら、
補正予算
全体としては
反対
せざるを得ません。 以下、その
理由
を申し述べます。
補正予算
の
編成目的
について、
政府
は、
台風
十九号など相次ぐ
自然災害
からの
復旧復興
を
加速
するとともに、
経済
の下振れ
リスク
に
対応
するためとしています。 しかしながら、今回の
補正予算
における
追加歳出
の約四・五兆円のうち、
自然災害
からの
復旧復興
の
加速
に関する
経費
は、約六千九百億円にすぎず、全体の二割未満です。 また、
経済
の下振れ
リスク
についても、もともと
アベノミクス
の失敗によって
個人消費
が落ち込んでいたところに、昨年の
消費税増税
の
影響
が追い打ちをかけた側面が大きく、
経済
不振の真の原因を真摯に分析した上で的確な
対策
を講じたものとはなっておりません。 本来、
補正予算
というものは、
年度
当初に想定できなかった
内容
について、やむを得ない事情により
編成
するものです。しかし、近年、当初
予算
に計上すべき
経費
を
補正予算
に回すことで次
年度
の当初
予算
を少なく見せかける慣行が定着しています。二〇二〇
年度
の当初
予算
に入り切れなかったさまざまな
項目
を無理やり
補正予算
にねじ込んだと思われる、
悪乗り
の
政策経費
が散見されます。
補正予算
にねじ込むことで、当初
予算
における
国債発行額
を少なく見せる
トリック
なのかもしれませんが、
予算
の実際の姿をごまかすものでしかありません。 例えば、今回の
補正予算
における
防衛省予算
では、後
年度負担
の
歳出化経費
、いわゆる
兵器ローン
の
支払い
として、
多額
の
予算
が計上されています。しかしながら、これは、本来、当初
予算
として計上すべきものであり、
補正予算
の性格にはなじみません。また、納期おくれなど問題が多い米国からの
対外有償軍事援助
、いわゆる
FMS調達
の
支払い
に充てる千七百七十三億円など、
我が国
の
経済対策
とはおよそ無関係な
予算
も含まれています。 自衛隊の
災害派遣
に係る
経費
を
補正予算
で手当てするのは当然のことであり、納得できます。しかし、本来は当初
予算
で支払うべき
兵器ローン
の
返済
まで
補正予算
で
対応
するのは
悪乗り
です。結果的に、
令和
二
年度
の
防衛予算
は実態よりも少なく見えます。
防衛費
の
増加傾向
を目立たなくするための手段であることは明らかだと思います。 次に、
財政法
六条の
規定
に、前
年度
剰余金
は二分の一以上を借金の
返済
に充てるべきとするルールがあります。しかし、今回の
補正予算
に際しては、二分の一を超える額を
政策経費
に活用できるようにする
特例法
が
国会
に提出されております。これは、
東日本大震災
以来の異例の
対応
だと承知しています。 今回の
補正予算
においては、
税収欠損
と
経済対策実施
の
財源
として、
多額
の
新規国債発行
が盛り込まれています。ところが、
財源
をよく見ると、
特例法
により前
年度
の
剰余金
全体の約一兆三千億円が
政策経費
に活用可能となるのに対し、
補正予算
における
政策経費
への
充当額
は約八千億円にすぎません。
特例法
なしでも活用可能であった約六千六百億円にプラスされる
金額
は、約一千四百億円にすぎません。その
残余金
五千億円余りは、
令和
二
年度
予算
へと振り向けられることとされています。 本来であれば、
補正予算
における
新規国債発行額
を少しでも抑制するために、これらの
剰余金
の全額は
補正予算
で使い切るべきではないでしょうか。 その一方で、
政府
は、
令和
二
年度
予算
の
編成
に際し、
新規国債発行額
を約一千億円
減額
し、これは
安倍内閣発足
以来八年連続の
減額
であると宣伝しています。しかし、この一千億円の
減額
は、
補正予算
とセットの
特例法
で捻出した
予算
を
令和
二
年度
予算
の
政策経費
に流用したからこそ
実現
できたにすぎません。 このことは、
財政法
の
趣旨
に反するばかりか、あたかも
財政
が健全化しているかのように見せかけるこそくな
トリック
であり、
国民
の目を欺くものです。 以上、今回の
補正予算
の
問題点
を申し述べ、
反対討論
を終わります。(
拍手
)
大島理森
10
○
議長
(
大島理森
君)
秋本真利
君。 〔
秋本真利
君
登壇
〕
秋本真利
11
○
秋本真利
君
自由民主党
の
秋本真利
です。 私は、
自由民主党
、公明党を代表し、ただいま
議題
となっております
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)、
令和
元
年度特別会計補正予算
(特第1号)及び
令和
元
年度政府関係機関補正予算
(機第1号)、以上三案に対しまして、
賛成
の
立場
から
討論
を行います。(
拍手
)
我が国
の
経済
は、七年間にわたる
アベノミクス
の取組の結果、株価は二倍以上に、
有効求人倍率
は全ての都道府県で一倍を超え、GDPは名目、
実質とも
に過去
最大規模
に達するなど、力強い
成長
を続けてきました。
現状
においても、
日本経済
は内需を
中心
に緩やかな
回復基調
にあります。 その一方で、昨年発生した
台風
十五号や十九号など、
千葉
県や
各地
で相次いだ
自然災害
による甚大な
被害
や、
米中貿易摩擦等
の
海外発
の
下方リスク
に対して、
政府
は万全の
対策
を期する必要があります。 特に、
自然災害
による
被害
については、
水害
を
中心
に、広範囲にわたり甚大な
被害
が発生し、
国民生活
に非常に大きな
影響
が生じています。今後、いつでも起こり得る
自然災害
から、
国民
の生命、身体、財産をしっかりと守らなければなりません。 こうした
現状認識
に立ち、先般、
安心
と
成長
の
未来
を拓く
総合経済対策
が閣議決定されました。この力強い
政策パッケージ
を実行に移すものが、この
補正予算
であります。 以下、本
補正予算
に
賛成
する主な
理由
を申し述べます。 まず、相次ぐ
自然災害
による甚大な
被害
に対して、
復旧復興
を
加速
し、
地域
における
経済活動
の停滞を一刻も早く解消するとともに、近年の
災害
の
激甚化
を踏まえて、
水害対策
を
中心
とした
防災
・
減災
、
国土強靱化
のさらなる強力な推進によって
災害
に強い
国土
をつくり上げ、これによって
国民
の安全、
安心
を守る
予算
となっております。 また、強靱な
エネルギー供給
の確保も重要であります。昨年発生した
台風
十五号は、
千葉
県を
中心
に、未
曽有
の
停電被害
をもたらしました。
エネルギー
の分野においても、中央集権的な従来の構造を
地域分散
型の
エネルギーシステム
に抜本的に転換していくことが必要ではないでしょうか。 世界では、太陽光、
風力等
の
再生可能エネルギー
の急激なコストダウンが
実現
し、
地域
と共生し、
地域
に産業を生み出す
再生可能エネルギー
の
導入
が大きな潮流となっています。
我が国
でも、この
地域分散
型の
エネルギー
の
導入
が、国と
地域
をより強靱なものとし、我々の
社会
と
未来
を切り開いていくものと確信しています。 分散された
エネルギーリソース
と
蓄電池等
を組み合わせる本
補正予算案
は、
再生可能エネルギー
の
導入
と
強靱化
をあわせて促進し、
再生可能エネルギー
を
我が国
の
主力電源
としていくことにつながります。 次に、
経済
の下振れ
リスク
を乗り越えようとする
方々
への
重点施策
として、
中小企業
、
小規模事業者
による
生産性向上支援
や、新たな
国際環境
に直面する
農林水産業者
の
方々
の懸念や不安を払拭しつつ、チャンスを
最大
限に生かして
付加価値
を高めることができる
施策
が盛り込まれています。 最後に、ソサエティー五・〇やSDGsの
実現
に向けて、イノベーションを促進し、
先端技術
を
社会
に実装するとともに、国の将来を見据え、将来を担う人材に対する思い切った
投資
を行い、さらに、
東京オリンピック
・パラリンピック後も見据え、
インバウンド需要
の持続的な取り込みに資する
基盤整備等
により、当面の
需要喚起
にとどまらず、
民需主導
の持続的な
経済成長
の
実現
に資するものとなっております。 以上が、本
補正予算
に
賛成
する主な
理由
であります。
議員諸兄姉
の御賛同を賜りますことを強くお願い申し上げまして、
賛成討論
といたします。 ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
12
○
議長
(
大島理森
君)
藤野保史
君。 〔
藤野保史
君
登壇
〕
藤野保史
13
○
藤野保史
君 私は、
日本共産党
を代表して、二〇一九
年度補正予算
案に
反対
の
討論
を行います。(
拍手
) 初めに、桜を見る会や
カジノ汚職
などで、
安倍総理
の
政治責任
が厳しく問われています。 桜を見る会で問われているのは、
政府
の
公的行事
に
総理
の
地元後援会事務所
が幅広く
参加者
を募り、
地元有権者
を接待した
疑惑
であります。これが、
公的行事
を利用した
税金
の
私物化
や
公選法違反
に当たるのではないかという
疑惑
であり、さらに、
公文書
を
隠蔽
、廃棄して
組織的隠蔽
を図ったのではないか、これが問われているのであります。
安倍総理
は、疑念に対しては丁寧に、真摯に答えないといけないと言いながら、証拠も示さないまま同じ
答弁
を繰り返し、あげくの果てに、募ると募集は違うという驚くべき
答弁
を行うなど、
説明責任
を全く果たしていません。 二日間の
質疑
で
疑惑
は一層深まりました。
野党
が要求している資料を開示し、徹底究明することを強く要求するものです。
カジノ汚職
では、
担当
副
大臣
が逮捕されるという
重大事態
が起きているもとで、
カジノ利権
を徹底的に洗い出すことが必要だということを厳しく指摘するものです。
補正予算
について述べます。
災害対策
の
予算
は当然ですが、昨年の
台風
などによる
被害
はいまだに復旧しておらず、
政府
のさらなる
対応
が必要です。今こそ
被災者生活再建支援法
の
抜本改正
をするよう強く求めるものです。
本案
の
最大
の問題は、
巨額
の
軍事費
です。 そもそも
財政法
上、
補正予算
は、
予算編成
後に生じた
事由
に基づく特に緊要な場合に限って認められます。ところが、
安倍政権
は、この間、
戦闘機
、
護衛艦
、ミサイルなどの
購入経費
を
補正予算
に盛り込むやり方を常態化させてきました。これは、
補正予算
の
趣旨
を根本からゆがめるものです。
本案
にも、この
傾向
が顕著に出ています。
軍事費
は四千二百八十七億円に上りますが、その九割を占めるのが、F35
A戦闘機
や
空中給油機
などを取得するための
歳出化経費
、つまり、
兵器購入
の分割払いの前倒しです。既に
発注済み
の
兵器
の後
年度負担分
を繰り上げて払うことに
緊急性
はなく、ましてや
経済対策
でもありません。
補正
後の後
年度負担
は、
新規
が二・六兆円、
総額
は五・四兆円に達しています。
本案
は、将来の
財政
を圧迫し、
国民生活
に必要な
施策
ができなくなる
危険性
を増大させるものであり、断じて容認できません。 もう一つは、
消費税増税
による
悪循環
を
加速
させる点です。
消費税
一〇%
増税
の強行で、
日本経済
は新たな
消費不況
に陥りつつあります。
アベノミクス
の破綻に加え、
消費税
の
増税
が
暮らし
と
経済
を冷え込ませており、その結果、
政府
の
税収見通し
も二兆三千百五十億円もの
減額
となっています。
本案
は、
経済対策
のために二・二兆円、
税収不足
の穴埋めのために二・二兆円、合わせて四・四兆円もの
国債
を追加
発行
しようとしています。これは、
消費増税分
を吹き飛ばす
規模
です。しかも、その使い道は、
新規大型開発
が
メジロ押し
であり、
国民
の
暮らし
を応援するものではありません。
消費税増税
により景気を悪化させ、その
対策
として
大型補正
を組み、
巨額
の
国債
を
発行
して
財政負担
をふやし、
経済
も
財政
もさらなる困難に追い込む、この
悪循環
をまた繰り返すつもりでしょうか。 格差を是正し、
暮らし
を応援する
政治
へ、
税金
の集め方、
税金
の使い方を根本的に改めることを強く求めて、
反対討論
を終わります。(
拍手
)
大島理森
14
○
議長
(
大島理森
君)
杉本和巳
君。 〔
杉本和巳
君
登壇
〕
杉本和巳
15
○
杉本和巳
君
日本維新
の会の
杉本和巳
です。 私は、我が党を代表して、
令和
元
年度一般会計補正予算
(第1号)外二案に対して
討論
をいたします。(
拍手
) 私
たち維新
は、
未来
への
責任
を果たす
責任政党
であることを自覚し、今
国会
においても
国家国民
の皆様のために建設的な
政策議論
を行う対話の
国会
を
実現
すべく努力してまいります。 本
補正予算案
は、昨年の夏から秋にかけて
日本列島
を次々と襲った
台風
、大雨による
被害
からの
復旧復興
と
国民
に安全、
安心
をもたらす
措置
や、
被害
を軽減するための
防災
、
減災
への費用が計上されております。この意味において必要な
予算
であることについては同意いたします。 一方で、
災害関連
以外の
経費
を
補正予算
に入れることは本当に適切なのでしょうか。
財政法
第二十九条にある
補正予算
は、
予算作成
後に生じた
事由
に基づき特に緊要となった
経費
に充てられるべきです。 一月二十日に閣議決定された、
令和
二
年度
の
経済見通し
と
経済財政運営
の
基本的態度
には、十五カ月
予算
という言葉が使われています。これは、毎年
補正予算
を組むことを前提とし、深く議論されない
項目
が入り込むことが常態化する問題があります。
経済
の下振れ
リスク
や将来
投資
の
予算
は、
日本
の将来を左右する大事な論点であって、堂々と本
予算
にのせるべきです。加えて、
財政法
第六条第一項を適用しない
措置
を今後に常態化させることもあってはなりません。
経済
問題や将来への
投資
は、
国民
にとって
生活
や
社会保障
などにつながる身近な
最大
の関心事です。
維新
は、現
与党
と旧
民主党
が合意した
社会保障
と税の
一体改革
を更に超える、税と
社会保障
と
労働市場
の三位一体の
改革
についての法案の
提出準備
を進めております。
未来
への
責任
を果たす
責任政党
として、大きな
改革
を提案していきますので、
日本
の明るい
未来
に向けて大いに議論していただきたいと思っております。迅速かつ誠実な
対応
をとることを
政府
・
与党
に対し強く要望いたします。
維新
は、枚挙した
問題点
を指摘しつつも、総合的に勘案した上で、
令和
元
年度一般会計補正予算案
(第1号)外二案に
賛成
いたします。 御清聴ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
16
○
議長
(
大島理森
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ――
―――――――――――
大島理森
17
○
議長
(
大島理森
君) 三案を一括して採決いたします。 三案の
委員長
の
報告
はいずれも
可決
であります。三案を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
18
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、三案とも
委員長報告
のとおり
可決
いたしました。 ――――◇―――――
福田達夫
19
○
福田達夫
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
地方交付税法
及び
特別会計
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
を
議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
20
○
議長
(
大島理森
君)
福田達夫
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
21
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
地方交付税法
及び
特別会計
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
大島理森
22
○
議長
(
大島理森
君)
地方交付税法
及び
特別会計
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
総務委員長大口善徳
君。 ――
―――――――――――
地方交付税法
及び
特別会計
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕 ――
―――――――――――
〔
大口善徳
君
登壇
〕
大口善徳
23
○
大口善徳
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
総務委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。
本案
は、
令和
元
年度分
の
地方交付税
の
総額
を確保するため、今回の
補正予算
による国税の減収に伴う
地方交付税
の
減少額
六千四百九十六億円について、同額を
令和
元
年度分
の
地方交付税
の
総額
に加算することとしております。また、この
加算額
に相当する額について、
令和
三
年度
から
令和
十二
年度
までの各
年度
における
地方交付税
の
総額
から
減額
することとしております。 さらに、
令和
元
年度
に発生した
災害等
及び
東日本大震災
に係る
復興事業等
の
実施
のための特別の
財政需要
に
対応
するため、
令和
元
年度分
の
地方交付税
の
総額
に千四百五十四億円を加算することとしております。
本案
は、昨二十七
日本委員会
に付託され、本日、
高市総務大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、これを終局いたしました。次いで、
討論
を行い、採決いたしましたところ、
本案
は
賛成
多数をもって
原案
のとおり
可決
すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
24
○
議長
(
大島理森
君) 採決いたします。
本案
の
委員長
の
報告
は
可決
であります。
本案
を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
25
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、
本案
は
委員長報告
のとおり
可決
いたしました。 ――――◇―――――
福田達夫
26
○
福田達夫
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
平成
三十
年度
歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
の
処理
の
特例
に関する
法律案
を
議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
27
○
議長
(
大島理森
君)
福田達夫
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
28
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
平成
三十
年度
歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
の
処理
の
特例
に関する
法律案
(
内閣提出
)
大島理森
29
○
議長
(
大島理森
君)
平成
三十
年度
歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
の
処理
の
特例
に関する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
財務金融委員長田中良生
君。 ――
―――――――――――
平成
三十
年度
歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
の
処理
の
特例
に関する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に
掲載
〕 ――
―――――――――――
〔
田中良生
君
登壇
〕
田中良生
30
○
田中良生
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
財務金融委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。
本案
は、
令和
元
年度補正予算等
の
編成
に当たり、
国債
の
発行
を抑制するとの観点から、各
会計年度
の
歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
の二分の一を下らない
金額
を
翌々年度
までに
公債
又は借入金の
償還財源
に充てなければならないと定めている
財政法
第六条第一項の
規定
は、
平成
三十
年度
の
一般会計歳入歳出
の
決算
上の
剰余金
については適用しないこととするものであります。
本案
は、昨一月二十七日当
委員会
に付託され、本日、
麻生財務大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、
質疑
を終局いたしました。次いで、採決いたしましたところ、
本案
は
賛成
多数をもって
原案
のとおり
可決
すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
31
○
議長
(
大島理森
君) 採決いたします。
本案
の
委員長
の
報告
は
可決
であります。
本案
を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
32
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、
本案
は
委員長報告
のとおり
可決
いたしました。 ――――◇―――――
福田達夫
33
○
福田達夫
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
農林水産委員長提出
、
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
は、
委員会
の
審査
を省略してこれを上程し、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
34
○
議長
(
大島理森
君)
福田達夫
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
35
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
(
農林水産委員長提出
)
大島理森
36
○
議長
(
大島理森
君)
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
趣旨
弁明を許します。農林水産
委員長
吉野正芳君。 ――
―――――――――――
家畜伝染病予防法
の一部を改正する
法律案
〔
本号末尾
に
掲載
〕 ――
―――――――――――
〔吉野正芳君
登壇
〕
吉野正芳
37
○吉野正芳君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、提案の
趣旨
及び
内容
を御
説明
申し上げます。
本案
は、豚コレラ及びアフリカ豚コレラの名称をそれぞれ豚熱及びアフリカ豚熱に変更するとともに、家畜の伝染性疾病の発生の予防及び蔓延の防止のあり方に関し総合的な見直しが行われるまでの間の緊急の
措置
として、アフリカ豚熱の急速かつ広範囲な蔓延を防止するために行う予防的殺処分等の必要な事項を定めるものであります。
本案
は、本日、農林水産
委員会
において、全会一致をもって
委員会
提出の
法律案
とすることに決したものであります。 何とぞ、御
審議
の上、速やかに御
可決
くださいますようお願い申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
38
○
議長
(
大島理森
君) 採決いたします。
本案
を
可決
するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
39
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。よって、
本案
は
可決
いたしました。 ――――◇―――――
大島理森
40
○
議長
(
大島理森
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後七時三十八分散会 ――――◇――――― 出席国務
大臣
内閣
総理
大臣
安倍 晋三君 財務
大臣
麻生 太郎君 総務
大臣
高市 早苗君 法務
大臣
森 まさこ君 外務
大臣
茂木 敏充君 文部科学
大臣
萩生田光一君 厚生労働
大臣
加藤 勝信君 農林水産
大臣
江藤 拓君
経済
産業
大臣
梶山 弘志君
国土
交通
大臣
赤羽 一嘉君 環境
大臣
小泉進次郎君 防衛
大臣
河野 太郎君 国務
大臣
衛藤 晟一君 国務
大臣
北村 誠吾君 国務
大臣
菅 義偉君 国務
大臣
田中 和徳君 国務
大臣
竹本 直一君 国務
大臣
武田 良太君 国務
大臣
西村 康稔君 国務
大臣
橋本 聖子君