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篠原(孝)
委員 こういうのはなまくらな解決をしてはいけないと思うんですね。
僕は、
現場の苦労もわかると思うんですけれども、もっと根本的に解決しようというのは、
人手が足りないじゃなくて、ちゃんと、宮崎でもいいですよ、どこでもいいですけれども、
漁村に人が住めるようにというのは、ちゃんと給料も与えて、
資格も与えて、そこに住めるようにするのが先決なんです。人が住めないから、だめだから
貨物船に行ってしまう。みんな
外国人になったりしているんですよ、船員なんかね。それを直すには、きちんと働きやすい
職場環境にしてやっていくべきなのに、逆にするというのはよくないと思います。
ただ、きょうは、このことをちょっとくぎを刺すだけにとどめさせていただきまして、時間が大分過ぎましたので、本論に入らせていただきます。
家畜伝染病予防法の
改正は、悪いところなんか一つもないです、大賛成です。足りないところがあるので、足りないところだけ、こうしたらいいんじゃないかということだけで
質問させていただきたいと思います。
それで、
質問の
通告の順番とちょっと違うんですけれども、まあ二十五分間ぐらいですから、すぐにおわかりいただけると思いますけれども。
豚熱の
水際対策、それから
新型コロナも
一緒なんですが、資料の一番後ろのページを見ていただきたいんです。
いつも私は表をつくってきているんですが、これは、なかなかこの問題がわからない人でも見るとわかるように誘導する表になっていますから。ちょっと、そんなことじゃないんじゃないかなと疑問を持ちながら聞いていただければ結構です。
似ているんですよ、今度の
新型コロナウイルスのことと
アフリカ豚熱あるいは
豚熱。ワクチンがないんです、
伝播力がある。それから、よく見ていてくださいね、二重丸というのは「
改正の
理由になる」と。「
改正理由になりにくい」というのは、これは私の主観でみんなやっていますけれどもね。これはちょっとよくないなと思うんですけれども、
皆さんにわかっていただくためにわざわざしています。そして、一番
右側が
フーリガン対策になっている。これと同じようにやっていただきたいということでね。
やはり悪いにおいは
もとから断たなくちゃだめでして、今回の大騒ぎも、
水際対策をもっとぴしっとやっていればこんなふうにならなかったんだと思いますよ。「
肉製品を保持する者」というのはまさにそれでして、入ってきてもらっちゃ困るんです。これを
水際でストップする、これ以外にないと思うんです。
それで、今、
新型コロナウイルスが大変になっていまして、何か、きょうの新聞とかによると、五十四だか六だかが
日本人の
入国を禁止し、そして、八十何カ国が
入国は認めても十四日間
行動制限をされるというふうになっていますけれども、ほかの国は一体どういう
法的根拠で
入国制限をしているんでしょうか。
外務省、
お答えいただきたいと思います。