○大島(敦)
委員 質問をさせていただきます。
尾身先生には、お忙しい中、本当にありがとうございます。
尾身先生の御
答弁を聞いておりますと、危機の局面では科学的な根拠に基づいた
説明とコミュニケーション能力と共感力が必要だと伺っているものですから、済みません、もう少し大きい声でしゃべります、こういう危機のときには科学的な根拠に基づいた対策、コミュニケーション力、共感力が必要だということを伺っておりまして、この二月、三月から、
尾身先生の御対応そして御
発言ぶりは
国民の
皆さんに本当に安心感を与えていると考えておりまして、本当にありがとうございます。きょうも何問か
質問させていただきますので、よろしく
お願いいたします。
西村大臣にもよろしく
お願いします。
時々、中国へ行っているんですけれども、武漢って近代都市ですよね、ホンダの最新鋭工場があったりイオンモールがあったり。その武漢で二月に都市閉鎖が行われて、そして、三月から相当
国民の
皆さんも自粛をしていただいて、ようやく緊急
事態宣言が解除されたあの五月の二十五日には、新規の
感染者数は二十一人まで減っています。
ですから、三月十三日に、当
委員会で可決をした特措法の改正案が参議院でも可決をされ、二十五日に、
政府で対策本部が設置をされて、四月七日の緊急
事態宣言、五月の二十五日の解除、そのときの新規
感染者数は二十一人で、相当減らすことができた。
この段階で、結構うまくいったのかなと思ったんです。
国民の
皆さんも、解除されたのでよかったなということで、非常に安心したんですけれども、その後、先ほど
尾身先生が
指摘されておりました、特定の
地域の特定のお店の中で
感染がくすぶっていた
状況だったと思うんです。大都市の、多分、特定のエリアの特定のお店で
感染がくすぶっていたのがもう一度
感染をし始めて今に至っているかなと思っているんです。
そうすると、先ほど
今井委員から
発言のあった特措法の改正案というのも、どうすればいいかなと考えなければいけないなと思うんです。
都道府県ごと、大ぐくりでこれまでやって、先ほど
尾身先生おっしゃっていたとおり、二月、三月の
時点で、新型
コロナウイルスの病原性が強いのか弱いのかよくわからなかったので、できるだけリスクを最大に振って対策をとったことは、私はよかったと思っています。ただ、今、ある程度その病原性についての知見が積み重なっているので、それに基づいて、どういうふうに振り返って対処した方がいいかなと。
一つには、もう一度二十一人まで新規
感染者数を減らして、特定のところまで追い詰められるようだったら、そこの最後の対策をやはりする必要があるかなと思っています。ですから、市町村ごとに緊急
事態宣言、区ごとにする、もう
地域を限ってやる。さらに、その
地域の中で、例えば歌舞伎町でも、特定のところに限って、休業補償をした上で営業の自粛を
お願いし、そしてPCRの検査を
皆さんに受けていただくということも必要だなというお話は、せんだって、これは尾崎先生かな、お伺いいたしまして、ですから、そうすると、今の特措法の中でできないところがあると思うんです。
ですから、本当にこれからもう一度
感染者数を減らしに減らして最後に残ったところを、食いとめ続けるための法的な、特定な
地域を限りながら、その
地域における休業補償。ですから、
全国一律にやるわけじゃありませんから、相当の費用がかかるとは思えない、特定の
地域の休業補償ですから。そして、そこのPCR検査をしっかり
関係者の人に受けていただくことも必要かなと思うんですけれども、その点についての
西村大臣の御
答弁を
お願いします。