○大島(敦)
委員 法律が必要なのは、
法律があると、それを根拠にしながら予算要望できるものですから、
法律があるって結構大切なことなんです。やはり、頑張っていらっしゃっていても、
法律があって、その根拠に基づいて予算を獲得し、その施策を充実していくという点が必要だと思うので、その点に留意していただければと思います。
もう一つは、その
相談の中で、
大臣の方からSNSというお話がありました、私も、インターンシップ生の大学生に電話で話したのはいつかと聞くと、
皆さん、一瞬考えるんです。いや、電話で通話したのは三日前なのかなとか、人によっては一週間前なのかなというお話があって、今の子供
たちの、大学生以下の子供
たちのコミュニケーションツールはSNSが中心となっていて、音声での対話って意外と少ないです。
私も、去年、まだこの新型感染症が流行する前、
相談センターの視察をさせていただきました。非常になかなか内容は充実をしていて、専門のカウンセラーの方に子供
たちからLINEでぽつぽつと入ってくるわけですよ、教室に入るとどきどきするとか、あだ名で呼ばれて学校に行きたくないとか、宿題をしないと夕食を食べさせてもらえないとか。
これは、音声ですと、ドメスティック・バイオレンス、家庭内で音声で電話することって結構難しいです。ですから、SNSを通じての
相談というのは結構大切で、例えば自殺したいというふうに入ってきて、それが可及的速やかに処置しなければいけないときには
警察と連携しながらすぐ
対応できるようになったり、あるいは、つき合っている方から嫌がらせを受けているという
相談にもすぐにここの窓口を紹介したりもして、一時間ぐらい、忙しいときには一人で二人を
対応したり、前の人が、以前に
相談を受けた内容も全てちゃんとその記録がとられていて、それが個々の
相談員で見える、シームレスに
対応をとれるようになっているので。
ぜひこの点は、
西村大臣にも
お願いしたい点があって、これは、ドメスティック・バイオレンスだけではなくて、自殺もそうですし、いじめ
相談でもそうですし、金額的にはそんなに多くないです。これから、この
相談業務が結構大切だと思っているので、その点について、今後、
政府の新型感染症
対策の中でも、ちょっと気を使っていただけると助かります。予算規模としては、何十億円という予算じゃなくて、非常にいい取組を、これまでだと、通年通しては自殺
相談はあるかもしれないけれども、いじめ
相談というのはその都度でもあったりするものですから、ここをしっかりと通年通してできるようにしていただければなと思いますので、その点よろしく
お願いいたします。
橋本
大臣はここで帰っていただいて結構です。どうもありがとうございました。
続きまして、
西村大臣に
質問をさせてください。
三月から、私、地元の事業者の
皆さん、あるいは飲食とか理美容の
皆さん、そして医師、歯科医師の
皆さんの
意見をずっと聞いているの。そうすると、大体今、五百件を超えて
皆さんから
意見が寄せられていて、三月のときの
意見と現時点での
意見が違います。
三月のときは、まだそんなに、深刻なんですけれども、まだ経営実態としてそんなすぐに資金ショートするということではなくて、三月のときには、例えば、卒業式のための着物の写真が全部キャンセルになってしまったとか、あるいは、中国で、いろいろな、家のトイレとかそういう備品が入ってこないので工事が完工できないから代金が回収できないとか、そういうことが非常に多かったです。
それで四月になって、今五月ですから、五月になって、最近、お医者さんあるいは歯医者さんからの
意見を結構いただいています。この
意見の中には、持続化給付金ですか、去年の九月に歯医者さんで設備投資をして、人員を、ドクターを三人にふやして
対応をとれるようにしたんですけれども、今回の新型感染症で、三月比では六〇%以上落ち込んでいるんだけれども、昨年比だと二十数%の落ち込みなので、今回の持続化給付金の対象にならないとか、あるいは、五〇%で蹴られると困ってしまう、もう少し弾力的な
対応が必要だとか、これはクリニックの方ですけれども、三月が一〇%減、四月が三五%、五月が五〇%減とか、結構、今、町中ではマスクが買えるようになりましたけれども、ドクター、医師、歯科医師からは、マスクとかガウン、これは専門的な、サージカルマスクですか、N95でしたっけ、がまだ足りていないとか、結構切実な声が現時点でもいただいています。
というところで、多分、一時的な今の医師、歯科医師に対する
対応と、新型感染症が終わった後の、その後の
対応は違うと思うんですけれども、現時点での
対応につきまして、今、新型コロナウイルス感染症の影響で、病院で診療を受ける患者さんが減少しております。この新型感染症に対するために病床や体制を確保している大病院もそうなんですけれども、クリニックとか歯科医師も診療報酬が甚だしく減少しております。
その点について、やはり、私、
国民皆保険を守る立場なものですから、二十年間ずっとそれでやってきましたので、
国民皆保険を守るためには、医師あるいは歯科医師の方
たちが安定的に診療できる体制が必要かと思うので、その点についての御
答弁を
お願いいたします。