○三谷
委員 衆議院の三谷英弘です。
本日は、この質問の機会をいただきまして、
理事の皆様、そして
委員各位の皆様、本当にありがとうございます。
きょうは、二つの点、まずは
新型コロナウイルスの点、そして、続きまして規制改革の点についてお伺いをしたいというふうに
思います。
規制改革の点につきまして
北村大臣にちょっと
答弁をいただこうと思っている
関係で、しばらくちょっとその場でお待ちいただくような形になりますので、どうぞ御容赦いただければと
思います。
きょうは、
新型コロナウイルスということで、今ちょうど改正をしようというような話もありますけれ
ども、
新型インフルエンザ等対策特別
措置法についてちょっとお伺いもしようかなというふうに思ったんですが、今、ちょうどそれについてさまざまな
議論が行われているというところでもございますし、実際、改正が行われるということであれば来週ということでありますので、この点はちょっと飛ばさせていただきまして、それよりも、さまざまな、身の回りの諸問題といいますか、主に
マスクの点についてお伺いをしていきたいなというふうに思っております。
その質問に入る前に、本当に、今回の
新型コロナウイルスに関するさまざまな対策を、
厚生労働省さんを中心に、そして各省の皆様が鋭意取り組まれていることについて、心から敬意を表したいと
思います。
私の地元は横浜でございまして、ダイヤモンド・プリンセス号が停泊をしております大黒ふ頭というのがあるんですが、この前、本牧ふ頭の側からダイヤモンド・プリンセス号をちょっと眺めさせていただきました。本当に大きくて勇壮で美しい、そういった
クルーズ船が今回のさまざまな本当につらい
思いをされている方々の現場となったということについて、本当に悲しいような気持ちでいっぱいとなったわけですけれ
ども、さまざまな問題提起がなされているということは十分
承知をしております。
しかしながら、ついこの前もニューズウィークで、国井修さん、専門家の一人だと
思いますけれ
ども、
指摘をされております。検疫介入を始めた二月五日以降の発症者の多くは潜伏期を考慮すると介入前に
感染したもののようで、
感染者数の推移からは介入の効果は認められるんだというような評価もいただいております。
よりよい対策をしていくためにどうしたらよいかということについては、落ちついてからしっかり事後的な検証を進めていけばいいかなというふうに思っておりますけれ
ども、まずは
現時点でできることはしっかりとやっていただいているということにつきまして、本当に心から感謝をしたいというふうに
思います。
また、地元では、実は、このダイヤモンド・プリンセス号に関して、地元の医師会の皆様もJMATというチームを編成して、実際乗船をされて健康
管理に当たられたという話も伺っております。
また、地元の薬剤師会の皆様も、本当に各国からお客さんがいらっしゃっている中で、必要な薬が何かというリストを提供されて、もちろん、その提供されているリストに書いてある薬というのは国内で処方されている薬ばかりではなかったというふうに聞いております。実際どういう薬があるか、いろいろな言語で書かれているわけですから、それをしっかりと医薬品を特定をして、その成分にさかのぼって調べて、一番それにふさわしいような、今在庫としてある薬を選んで、そしてそれを提供したというようなさまざまな努力があったというふうに聞いております。
そして、
最初はそのリストも、書かれた紙を示されたということもあったようなんですが、やはりそれでは危険だろうということで、ファクスで提供され、続いては電子メール等々のメッセージの形でそういう
情報の伝達が行われたというようなことで、本当にそういうさまざまな努力をされたということにつきまして、心から感謝を申し上げたいと
思います。
ダイヤモンド・プリンセス号については、事後的にということなので、あえてこの場では質問をいたしません。なので、きょうの本題でございます
マスクについて、少しお伺いをしたいなというふうに思っております。
そもそも今、こういう形で活動をさせていただいておりますと、医療従事者の皆様から本当にもう
マスクがないというような声をよく聞きます。加えて、医療現場のみならず介護職、介護現場でも、多くの高齢者の方々と接する、そういった仕事でもありますので、ぜひとも
マスクをつけたいというような声が多く届けられております。そういった声にしっかりと
対応していただくようにお願いをしたいわけでございます。
加えて私の地元事情を申し上げれば、この私の地元横浜市の青葉区、緑区というところは、非常にベッドタウンなんですね。東京へ、あるいは横浜の中心地へ仕事で向かわれるという方々が、本当に満員電車に乗って仕事場に向かわなければいけないというような
状況でもあります。
御案内のとおり、テレワークですとか時差出勤ということが呼びかけられておりますし、加えて、三月に入りましてからは、学校が政府の要請によりまして休校になっていますから、非常に、朝の混雑という意味では大分緩和をされております。私も地元から国会に来る際に電車を使っておりますけれ
ども、その中でぎゅうぎゅうに混雑するということはさすがになくなっています。しかしながら、肩をずっとぶつけるというところまでいかないかもしれないけれ
ども、本当に混雑した電車の中で三十分、一時間過ごさなければいけないというような
状況が実はまだまだ続いているわけであります。
先日の
厚生労働省が発表した内容によれば、
感染場所として挙げられたのが、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントとされていて、共通するのは、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間、不特定多数の人が接触するおそれが高い場所というふうにされておりまして、その上で、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてくださいというふうな要請まで
厚生労働省の方で行っていただいております。
それを聞くと、明示はされていないけれ
ども、満員電車というのが本当にそういった場所に該当するのではないかということで心配される方は非常に多くいらっしゃるというのは当然なんだと
思います。
そのこともありまして、今、電車に乗っていただければわかりますけれ
ども、大半の人が
マスクをつけて通勤されているというような
状況です。
もちろん、この時期ですから、花粉症等々でくしゃみをされたり、何らかのタイミングでせきをされたりという方もおりますけれ
ども、そういった方がいると、みんなどうするかというと、場所を避けるんですね。背中を向けるということもありますし、ちょっと乗る場所を移動するというような
対応をされている方もいらっしゃいます。
本当にぎりぎりのところで平静を保っているというのが正直なところだと
思いますし、何とか
マスクを供給してほしいというような
思いは極めて高いわけです。
なので、医学的には
マスクがどれぐらい効果があるのかというようなことについてさまざまな
議論があるというふうに言われておりますけれ
ども、少なくとも、もちろん、自分が人にうつすというようなことを防ぐために効果があるだけではなくて、ほかの人が発した唾、直接的に飛沫が口に入らないですとか、そういった限度では一定の効果があるだろうというふうに言われておりますので、その程度の認識であると
思いますが。
そういう意味で、今、政府が行っております
新型コロナウイルス対策に向けての内容、
マスクの安定供給を含めてという点ですけれ
ども、まずは
内閣官房としての覚悟を
説明していただきたいと
思います。お願いします。