○杉本
委員 日本維新の会・無所属の会の杉本和巳でございます。
最後の
質問者ということで、もう一頑張り、おつき合いをいただきたいと
思います。
まずもって、皆様もおっしゃっておられますけれども、我が党としても、
東日本大震災からあすで九年という日にちを迎えます。改めまして、亡くなられた
方々への
哀悼の誠をささげますとともに、
被災された皆様、また、今なおふるさとに帰れずにいらっしゃる
方々などの皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。
本
会議の
予算の賛否でも私どもは反対をさせていただきましたが、その際に、コロナショックというような形で、御案内かと
思いますが、きょうの日経平均は一万九千八百六十七円十二銭ということで、百六十八円三十六銭高で引けました。
しかし、きのうのニューヨークというかは二万三千八百五十一ドル二セントということで、マイナス二千十三ドル七十六セントと、マイナス七・七九%という
状況です。
このきっかけは、日経新聞の一面等にもありましたけれども、原油価格の下落。ニューヨーク原油でも、一時、湾岸戦争以来の下落を示し、二四%下落の三十一ドル十三セントというニューヨークの原油の引けということで、このきっかけは、サウジアラビアがトリガーを引いたんじゃないかというような読みをされている
方々が多いようでございます。
そんな経済の
状況があって、その上で、
大臣の所信、前回の臨時国会のときも伺わせていただきましたけれども、終わりにというところで、
現場主義を徹底するというふうに
大臣はおっしゃってくださいました。
今、新型
コロナウイルスの世界的な
影響で、コロナショックとも申し上げておりますけれども、そういう
状況で、
コロナウイルスで亡くなる方も、イタリアなどで、あるいはイランなどで大変な数に急になってきているという
状況です。
これに対しては、あすにも、経済対策等、また第二弾を政府が発表されるということで聞いていますし、いつから起算するんだという、一週間から二週間の水際期間というのが、十九日までというような方向づけはされたかと思っていますが、あすまた総理が日にちを言われるかなと思っています。
いずれにしても、命を救うのが政治の役割であり、健康を守るというのが役割ですけれども、一方で、比べることはできないんですけれども、いわゆる大不況とか経済的な不景気になると、今減ってきたという自殺をする
方々の数が、年間二万とかが、また三万人、あるいはもっとふえてしまうのではないかという、経済的な困窮により命を絶たれる
方々の命の数というものも、この
コロナウイルスの問題とともに、我々は相当緊張感を持って当たらねばならないというふうに思っています。
そんな意味で、
大臣は
現場主義ということでいらっしゃるので、これまでというか、
コロナウイルスが始まって、衆議院は二月に
予算をやっていました。今、
予算が移りまして、参議院で審議されている、そういう
状況で、なかなか
現場には入りづらいというのは十分わかっております。
そんな中で、
大臣にはできる限りやはり
現場に入っていただいて、質疑の中でも、きめ細かくというお
言葉が何度も出てきましたけれども、ちょっと生意気な
お願いをすれば、
復興大臣って誰だと言われて、誰だったかなというのではなくて、
田中大臣だよというふうに、
現場の、東北の、東日本の、千葉も
地域的にはあったと
思いますし、福島第一原発の問題も小熊さんが質疑をされておられましたし、本当に地元の議員の
方々がされていましたけれども、
現場主義と言っていただくからには本当に
現場に入って、特にこの新型コロナによるところの経済的な疲弊が相当懸念されるので、ここは
大臣に、本当に生意気ですけれども、汗をかいていただいて、ここに
田中ありという感じで、
大臣の答弁の丁寧さを聞いていると、本当にきめ細かくしていただけるのではないかという期待を持っておりますので、そんなことで、客観的に私は
お願いしているつもりです。
世間では、例えば、老舗の旅館で、もう廃業するというのを流した。お嬢さんがSNSで発信したら、じゃ、何とか助けに行きたいというか、少しでもお役に立ちたいみたいなことで、廃業一カ月前にして急に予約が殺到したという、たしか伊豆の国かなんかの、静岡のケースだったかと
思います。また、先ほど階さんがおっしゃっていましたけれども、
復興には、NPOの
方々だとか、若手の
方々の処遇とか、そういう問題も大事だという
お話がありました。
ちょっと話が重複するなり、行ったり来たりするかもしれませんけれども、この
コロナウイルスショックに対して、特に、全国心配ですけれども、東日本の
地域、私も、生意気ですけれども心配させていただいているという
状況の中で、幾つか業種を分けて
質問をさせていただきたいと
思います。
まず、今申し上げた観光業について、
現場主義の
大臣として、今どんな
状況でこの
コロナウイルスショックで東日本の
地域は
影響を受けているか、できるだけ具体的に把握している
状況を教えていただけないかなと。私も、済みません、
予算に張りついていて、なかなか入れていないのが
本音でございますけれども、逆に教えていただければと思っております。