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村上政府参考人 お答え申し上げます。
まず、
海外の先例ということで、先般来御
質問いただきましたので、トロントの
状況を確認させていただきました。
実は、
複数名の方が、やはり
データの取扱い、プライバシーの取扱いをめぐって、四人だそうでございます、おやめになられているんですけれども、実は、昨年の六月に、千五百ページに及ぶマスタープランが公表されまして、大体御
意見の収束が終わり、実は、来月、担当する公社の方で
理事会決定をするというところまで来たという
状況だそうでございます。
ただ、まことに残念ながら、今般のコロナウイルスの感染拡大の影響で、この決定すべき
理事会
自体の日程が最短で六月二十五日以降に延期になったということでございまして、そういったような形で、トロントも、時間をかけてではございますが、たどり着きつつあるところと。彼らの場合でいえば、その公社のボード
メンバーのところで決定をするというのをまずファーストステップにするということで進めているというようなことでございます。
トロントの公社におけるボード
メンバーのような役割のものを果たすのが
区域会議ということになろうかというふうに私ども考えてございまして、そこは
自治体と
自治体のエリアの
住民の方々にお任せするだけでなく、先ほど
大臣からも
お答えさせていただいたとおり、
大臣自身にも
メンバーに入っていただいて。これは実は前例のない世界に入るものですから、ある
意味ルールをつくりながらやっていく。ここが、海のものとも山のものともつきがたいという、ある
意味厳しいお
言葉を頂戴した
部分と。
やむを得ないところもあるのかなと、余り簡単に音を上げてはいけないんですけれども、やはり、ブラウンフィールドと
グリーンフィールドでは、例えば、
住民のいないところでの
住民合意は現時点でどうやってとるんですかという話でありますとか、逆に、ブラウンフィールドでも、物すごい
住民のカルチャーも固まっているところでこの
サービスを載せるんですけれどもという場合であるとか、比較的大胆に研究開発
都市系のところで思い切っていきましょうみたいなところであるとか、かなり
地域の実情に応じてそのルールや話し方が正直違うんじゃないかということでございます。
この辺も含めて
検討規定が三年後というのも、私ども考えさせていただいているつもりでございますけれども、できるルール化はする方が望ましいという御
指摘はそのとおりと思いますが、現時点で、明確に
区域会議が更にどういう合意をとるかということをルール化すべきだということは、御
意見としてはそのとおりだと思いますが、ちょっと現状まだそこまでは、正直、走りながらぜひ考えさせていただきたい、こういうふうに思っているところでございます。