○足立
委員 ありがとうございます。
まさに今御紹介いただいたとおりでありまして、今、法務省、森
大臣のところで何か法律の解釈みたいなことで大もめにもめておりますが、やはり解釈ってあるんですよ、
一定の幅で。その中で、やはりその
法令の本旨、
法令の趣旨に、立法
意思みたいなものにしっかりとのっとりながら、その範囲で
地域でしっかりと工夫をしていくことが大変重要だと思っています。
その中で、昨年の四月に新しく市長に着任をされた冨田裕樹池田市長と私もいろいろ
議論をしながら、また、
総務省に
法令解釈をめぐるさまざまな照会もさせていただきながら、
開出局長を始め、あるいは
高市大臣を始め
総務省の皆様の丁寧なそういうガイダンスというかをいただきながら、池田市の工夫によって、こうしてチキンラーメンが法の趣旨に沿って再開ができたということを大変ありがたく、ありがたくというか、喜ばしいことである、こう思っております。
一応、
開出局長にも、まあ、経産省で御一緒した、余り言わない方がいいですね、僕と御一緒したと言うと余りプラスにならないですね。経産省に御出向いただいていたときに同じ部署で働いていたことがありまして、大変
開出さんも偉くなったななんて、失礼ですが、思っておりまして。でも、そういう立派な方々が霞が関で頑張っていただいているおかげで、こうして、
地域でも新しい、あるべき展開を実現できたということを、市民の皆様、国民の皆様にも御報告をしておきたいと思います。
本件の経緯は、詳細は、私のユーチューブチャンネル、「あだチャン」というチャンネルがありまして、
大臣、足立康史チャンネルで「あだチャン」というのがありまして、「あさチャン!」じゃなくて「あだチャン」という、ここで、チキンラーメン、今
局長から御紹介いただいた事の経緯を、詳細、冨田市長と私のトークとして紹介をしております。大変おもしろいと言っていただいていますので、ぜひ皆様も、お時間がありましたら、コーヒーブレークのときにごらんをいただければと思います。
残る時間は、今回の
地方税の
見直しには、いわゆる
個人住民税における未婚の一人親に対する
税制上の措置云々ということで、いろいろな
議論が活発にマスコミも巻き込んで行われてきました。
関連として、これは予算
委員会で私がお見せしたことがあるパネルをもう一度お持ちをしました。
きょうは、法務省からも
竹内官房
審議官、ありがとうございます。お若いですね。まあ、どうでもいいか。よろしくお願いします。
ここに書いてあるように、これからの時代、私たち維新の会あるいは私は、国民の社会生活を支える
制度は、できるだけ多様な選択肢、さまざまな境遇、さまざまな
環境の中で国民一人一人が懸命に生きている、働いているわけでありますから、また、家庭を営んでいるわけでありますから、できるだけ多様な選択肢を用意して、新しい、自由で安心な社会をつくっていく、これが私自身の政治信条であります。
そうした
観点からは、私は、かねてリベラル政党の国対
委員長をなじっていたことがありまして、どうしても何か、右派というか、保守系の
人たちから、もっとやれとかとよく言われるんですが、こういう選択的夫婦別姓の話をやると、選択的夫婦別姓に賛成だという足立さんの
意見だけは許せないとかいってネットでたたかれるわけです。しかし、私はもう、今、この選択的夫婦別姓に関するツイートをツイッターの一番上に固定しています。大変重要なテーマだと思っています。
もうちょっと言うと、並行して、皇室の
議論があります、皇位継承の話が。
昨年の七月の参院選で、私は大変批判をしているわけですが、野党第一党の代表が、街頭で、まとめると、こういうことをおっしゃいました。多様性を認める時代だから、選択的夫婦別姓は当然実現をしなければならないし、女性天皇、女系天皇も実現をすべきだと。これをまぜて
議論をしていったんですね。ふざけるなと。ね、
大臣。むしろ逆だと思いますよ。社会がどんどん変化をしていく、社会が多様な選択肢を認めていく、それと並行して、それを進めれば進めるほど、伝統はもっと強く守っていかないといけない。
私は、先ほど申し上げた、できるだけ多様な選択肢を用意して、新しい、自由で安心な社会をつくっていくのと並行して、逆に、同時に皇室の
あり方を検討するに際しては、できるだけ、できるだけ伝統を重んじるべきだ、こういう話を主張しているわけであります。これを
理解できない右派とか保守系というのはよくわからないですね、何を
考えているか。
さて、そこで、この選択的夫婦別姓を実現するために、去年の夏に、私、サイボウズの青野社長のところに行きました。国会の中でさまざまな超党派の勉強会が今始まっていますが、それが始まる前は、サイボウズの青野社長は一人で、作花さんという弁護士さんと、司法府で、裁判所で司法闘争をされていました。
私は、サイボウズの青野社長のところに飛び込みで行きまして、そして、青野社長と、もう、司法闘争もいいけれども、国会に来てくださいと申し上げて、国会にお力添えをいただけるようにお願いをしてきた経緯があります。
私は、そこで実現すべき、国会で
議論すべきテーマは、実は、これまでは、今の
制度、この青いのが、今の
制度に対して、別氏を選択できるいわゆる選択的夫婦別姓の
議論を、実現をするかしないかで空中戦をやっているわけですが、本当に大事なのはその下のレイヤー、まあ、上と言ってもいいんですよ、そしてもう
一つのレイヤー。要は、子供の氏はどうするんですか。
開出さん、お忙しかったらもういいですからね。でも、おもしろいでしょう、これ。ぜひ聞いていってくださいね。子供の氏をどうするのか。むしろ小島さん、大丈夫ですよ、ありがとうございます。頑張ってください。応援しています。
あるいは、一番下の、戸籍法や民法をどうするんですかということで、大変な幅があるときに、いわゆる赤いところは、共産党やかつての民主党、今の立憲民主党や国民民主党が出している議員立法は、子供の氏は出生時に決めるという極端な案を出しています。彼ら、彼女たちの悪いところはこれですね。絶対に自民党が乗れない案を出して、わざわざもめさせる。彼ら、彼女らは夫婦別姓を実現したいんじゃないんです、もめさせたいんですねという国民の声をよく聞きます。
でも、それをやると、一番右の、戸籍の廃止に行き着きます、極端な場合は。それに対して、かつて民行審、今の法務省の法制審が答申をした
内容は、この二つの氏と書いてあるところで、要すれば、別氏を認めるというところまでは答申しました。でも、そのときに、どういう戸籍法、どういう民法にするかというのは、特に戸籍の
あり方についてはこれからまたみんなで
議論しましょうというたしか
内容だったと
承知をしています。
これは、二つの氏が並び立つと書いている。でも、そうすると、なぜこれを自民党が蹴飛ばしたかというと、私の
理解は、いわゆる今の戸籍
制度の根幹の、背骨であるところの同一戸籍、同氏制という大
原則が崩れるからです。
そこで、今、
政府は、自民党政権、自公政権はどうしているかというと、旧氏、その者が過去に称していた氏であって、その者に係る戸籍又は除かれた戸籍に記載又は記録されているものをいう云々と、この旧氏、旧姓を住民票で公証することによって、そして、その公証した旧姓を、旧氏をマイナンバーカードとかに併記ができるようにする、これが今の自公の
制度です。
でも、私は、これはだめだと思いますよ。まず、括弧というのが何かよくわからない。併記というのがよくわからない。今やっているのは併記なんです。
先日も、予算
委員会で外務
大臣が御答弁されていました。ややこしいので、もう仕方ないから、わかった、パスポートにこれは旧姓だって明記するからとか言って、わけのわからぬというか、わけはわかるんだけれども、びほう策の中の更にびほう策を答弁されていました。恥ずかしいですね、自民党の皆さん。むしろ、今せっかく
総務省の世界で住民票に旧姓が、旧氏が公証されているんだから、それに一般的法的効力を与えたらいいじゃないですか。併記じゃなくて、旧姓、旧氏、要は、戸籍ではない住民票で公証されているところの旧姓、旧氏に一般的法的効力を付与する措置を検討すべきだと私は思います。
こういうふうにきのうレクで申し上げたら、
総務省の方々が、いや、一般的法的効力というのは日本国が持っている全ての法律だから、私たちには答えられませんと言うんですね。それはそうですよ。これは総理
大臣しか答えられません。でも、安倍さんも今、外交とかでお忙しいので。
私は、
高市大臣には、
総務省が所管している法律から始めましょうよと。
総務省が所管されているさまざまな法律がある。単に、住民票で公証する、マイナンバーカードに併記するではなくて、住民票で公証した上で、その住民票で公証されているところの旧姓、旧氏に、あまねく
総務省が所管しているあらゆる
法令がそれで機能するように法律
改正したら、済みですよ。そうすれば、一切、民法、戸籍法の
枠組みの根本のところをさわらなくても、この旧姓を公証といって書いてあるところ、これは私の、足立案です。自公案、現状維持というのは旧姓併記です。旧姓を公証する、これは足立案です。二つの氏と書いているのが法務省の民行案、要すれば法制審案。それで、民主党、共産党案です。
私は、私の案、すなわち、旧姓を住民票で公証している今の
制度の延長線上で、各省がそれぞれの持っている
法令を、当該旧氏、旧姓は公証されているんだから、それに一般的法的効力を付与すれば、完璧に、今不便を感じていらっしゃる配偶者の方の氏や姓をめぐる、結婚時の、強制的に同氏にするといって非難している方がいる、そのいわゆる不便を解消することが簡単にできると思うんですね。
大臣、検討していただけませんか。