○古本
委員 国民民主党の
古本伸一郎でございます。
共同会派の枠の中で御
質問させていただきます。
午前中の
委員会で、大変、日本じゅうというか世界じゅうの耳目が集まっているクルーズ船の問題で、断続的に
委員会が、少し今もとまったわけですけれども、やはり
厚生労働省は出すべきデータは出すべきだと思いますし、一方で、未知の
感染症で日々奮闘されている
職員、医官、事務官を含め、大変な
状況だというのもこれまた想像にかたくないわけでありまして、お互い、誰が悪いではなくて、事実
関係がはっきりした上で、何よりもこのハウスの危機管理ということでも問われていると思って、実は
大臣もずっとスタンバイいただき、大変、ある意味で時間を要したわけでありまして、それぞれ
理事間で真摯な議論があったことをここでまた報告をするわけであります。
その中で、
大臣、今
理事会の中で改めてわかったんですけれども、いわゆる
濃厚接触者という定義は、実は、発熱し、発症した日以降に
接触した場合が
濃厚接触者。うえの筆頭もうなずいておられる。そういうことで、一瞬、
理事会室で若干どよめきが出たんですけれども。つまり、熱が出る前日まで、例えば奥さん、御夫婦であれば当然ベッドも同じくしていてもおかしくないわけであって、御主人が熱が出るまでは濃厚、濃密に
接触していたけれども熱が出ていなくて、それで、逆に御主人が出張に行った後に発熱した場合は
濃厚接触者にならないという定義を言われたのを聞いて、驚いたんです。
だから、そういう事実
関係も含めて、やはりいろいろな意味で、むしろオープンにした方がいいんじゃないかなということは、これは感想として述べておきたいと思います。
そこで、副
総理の立場で
大臣に少し所感を求めるわけなんですが、昨日付で
厚生労働省が、イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージということで、要は、先生方は今、地元の行事も全部キャンセルになっていると思います、ある一定の
人数が集まるいろいろな行事がですね。その意味で、
厚労省が出されたこの文書によれば、イベント等の主催者においては、
感染拡大の防止という
観点から、
感染の広がり、会場の
状況等を踏まえ、開催の
必要性を改めて検討していただくようお願いします、なお、イベント等の開催については、
現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありませんと。つまり、自粛してくれというんなら自粛してくれと言った方がいいでしょうし、求めるものではありませんと言われたら、これまた判断が難しいですね。
下の方には、なお、学校や
企業、社会全体における理解に加え、生徒、従業員の
方々が休みやすい環境整備が大切であります、テレワークや時差通勤も有効な手段でありますと。そのとおりだと思うんですけれども、なかなか、この強制力というのがどこまで行使できるかというのも、本当に議論が分かれるところであります。
こういう、国民の皆様へのメッセージということで
厚生労働省からウエブ上も拝見できる
情報としてもう出ているわけでありますけれども、例えば、
大臣が主催しておられる御自身の何かいろいろな行事であれば、地元の秘書に連絡してちょっと今回はやめておこうというのは、これはいいでしょう。だけれども、何か、第三者が主催しているんだけれども、そこに行っていいものかなと思いながら行くというのは、これはまた難しいですね。これは、まだ本当に未知の病、
感染症と闘っておりますので、何をもって疑似陽性か陰性かと、きのうも予算
委員会で同僚
委員が大分やっていましたけれども。
恐らく、いろいろな御経験が一番ある
麻生太郎大臣でありますので、こういう場合はどうしたら一番いいのかと。今、マーケットもあいていますので、まだ一時間。私、萎縮しますと、本当に、年後半に向けて経済、景気に対して非常に心配がありますし、本気で時差出勤というのであれば、例えば、丸の内でも八重洲でもいいですけれども、ブロックで分けて、九時出勤、十時出勤と、本当に一大事ならそこまでやった方が、朝のあの満員電車が緩和されますよね。ただでさえ、
マスクがないと言っているんですから。
まあ、きょう官房長官は、
マスクは追加で手配すると会見されているようではありますけれども、それを見守りたいと思いますが、
マスクを買いたくても買えないという世の中の人が大変多い中で、さあ、副
総理におかれては、大規模イベントというのは何をもって大規模とするのかとか、判断は主催者に任せますと少なくとも書いてあるんです、
厚生労働省は。これは非常に悩ましいところですね。まだマーケットがあいている時間なので若干はばかりますけれども、
麻生太郎副
総理なら、どういう処し方がこういう一大事のときには一番いいのかと。少し御所見を求めたいと思います。