○荒井
委員 私は、例えば
東京ですと、
東京は今やめていますよね、対象にしていませんよね。そうじゃなくて、予約が
発生した段階で給付する、そういうシステムにしておけば、業者の方も安心できるし、あるいは、今は予約だけにしておくけれど
もという、
旅行したいという人
たちの気持ちもかなえられると思うんですよね。
ここ全部だめというのは、どうも何か
東京だけ狙い撃ちにしているような、そんな感じがして仕方がないんですけれども、このあたりは、この執行についてはこれからも議論が出てくるでしょうから、執行については、今
大臣から
地方のどうみん割みたいなものに対する
対策もというお話がありましたが、それに加えて、そういうことも考えてはどうだろうかというふうに
思います。
ところで、この
感染症、直接、
国土交通省それ自体には関係ないのかもしれませんけれども、どのように
感染したのか、
感染が広がったのか、そういうことに関して余り議論されていないのではないか。
大体よく言われているのは飛沫
感染で、だからマスクをしろということになっているんですけれども、しかし、私が知っている限りでは、
感染がどのように広がっていったのかというのは、ダイヤモンド・プリンセス号の、横浜に今停泊されている、
感染者が全部出ていった後、遺伝子
調査をしたんですね。残存遺伝子の
調査をしたときに、トイレが一番残っていたというんです。
ですから、私は、単なる飛沫
感染、空気
感染の
状況なのではなくて、トイレから、それはそうですよね、ウイルスが出ていくのは口から出ていくかお尻から出ていくかしかないんですから。
想像以上に大便から出ていく、だからこそ下水道なんかにその兆候が残っているわけですので、そのことをもっとちゃんと知らせて、それで、トイレのクリーニングだとか、ビルディングなんかもそうですね、そういうものを徹底させるということが必要なのではないかと。
それで、今、
日本を代表するような大きなホテルで、ほとんどこのコロナは出ていないんですね。何らかの彼らなりの蓄積されたノウハウがあるんじゃないかと思うんですね。そういうものを、ちゃんと
意見を集約する、
調査を集約して、それを
地方のホテル業界なりあるいは
旅館業界に伝えていくということが必要だと
思います。
私は、必ず
地方のホテルや
旅館でコロナの
発生は起きるだろうと
思います。起きないということを前提にした行政ではリスク管理になりません。起きたときどうするのかということを踏まえた指導なり、あるいはそのときの
対応をどうするのかということを、
観光行政を扱う
国交省としては真剣に考えるべきだというふうに
思います。このあたりもまた古川さんの範疇だと
思います。
もう一つ、最後に、これも指摘ですけれども、きょうの日経新聞に「
感染対策に大学発の技術」という記事が出ていました。これは非常にいい記事だと
思います。北大のAI、徳島大学のLED、群馬大学の光触媒などで、
感染の
拡大をどうやってとめるような技術をつくっていくのか。
この展開場所はみんな家屋の中なんですね。LEDは光ですから家やビルの中。それから、群馬大の光触媒も似たようなものですね。ですから、住宅
産業なりあるいは住宅
事業、あるいはビルの建設
事業、そういうものと結びつけることによって、
感染の
拡大のための技術開発というのはできるんじゃないかというふうに
思います。
経産省は、またまたマスクの八千万枚追加配布というようなばかなことをやろうとしているようですけれども、そんなことをするぐらいの予算と人材があるならば、このコロナ
時代に対して、
ウイズコロナの
時代に対して、どうして新しい
産業づくりをしないのかということを指摘をしておきます。これは、私は、言い出しっぺは、発案は
赤羽大臣が率先してやるべきなのではないかというふうに
思います。
もう一つ、
GoToトラベルで。約一千四百人の職員を擁する事務当局をつくったというふうに言っていますけれども、そんなものだと
思いますよね。一千四百人ぐらいの事務職員だと
思いますけれども、一千四百人の事務職員で二千億近く事務費が出てくる、使うというのは私はあり得ないと思うんですね。普通、事務費というのは、事務費のかなりの部分は人件費なんですよ。その人件費が、一千四百人の人件費という。一人の人件費が一千万としても百四十億ですよ。という
状況にありますので、この事務費は恐らく相当過大だろうと
思います。
昨日ですか、国交部会で
観光庁の人に話を聞きましたけれども、精算をするからそのあたりは厳しくなっているという回答でしたけれども、百四十億がどうして一千億以上の事務費になるのか。私は
思いません。どうもお金の使い方が非常にずさんだというふうに
思います。これも指摘だけにしておきます。
次に、きょうの本題である、約十分ぐらいしかないんだけれども、
治水対策です。
私は、治水について、気象庁だとかそういうところのリスクコミュニケーションの話をこの間ずっとやってきましたけれども、今度の気象庁のリスクコミュニケーションについては、私は余りうまくいっていなかったのではないかと。何が足りなかったのか。恐らく、まだまだ観測の情報が足りなかったんだと
思います。
一方、気象庁の予算が非常に削られていて、気象庁のホームページに民間の広告バナーを載せたというようなことが週刊誌か何かに載っておりましたけれども、予算が足りないことと民間企業とそういう形で結びつくことというのは、私は別に直結しない、むしろよかった、民間の人
たちの意向が何なのか、あるいは、気象庁も観測だけしているというのとは違うという発端にもつながっていくわけですので。そんなふうにも思うんですけれども。
今回の気象観測、記者会見も少しおくれたと
思いますし、あるいは旧
河川局との
連携というものも余りうまくいっていなかったのではないだろうかというふうに思うんですけれども、気象庁、どうですか。