○福田(昭)
委員 ぜひ、
国交省との連携を進めて、普通交付税の中に算定できるようにお願いしたいと思っております。
それでは次に、四番目ですけれども、
新型コロナウイルス感染症
緊急経済対策について
質問させていただきます。
何といっても感染症
対策についてはスピードが大事だということは誰もがおっしゃるところであります。私も三月の十八日の
国土交通委員会において、旅館、ホテル業、観光業などの悲惨な状態をお伝えをして、しっかり急いでやってくれるようにというふうに申し上げてまいりましたが、しかし、今回の政府の
対策は余りにも遅過ぎて、唖然としているというのが実は私の率直な感想でございます。
そこで、一つ目でありますが、一つ目は、感染拡大防止策と医療
提供体制の整備及び治療薬の開発についてであります。これは
答弁は求めておりません。
新型コロナウイルス感染症
対策で最も大切なことは、誰もが言われるとおり、やはり国民の命と暮らしを守ることだと思います。私の地元栃木県、まだ
緊急事態宣言は出ておりませんけれども、実は医療従事者から、このままでは医療崩壊が起きてしまう、東京都のように、軽症者はホテルとかほかのところに入ってもらって、重症者のみ病院に入院できるような環境をぜひ一刻も早くつくってほしいという、悲鳴にも似た声が届いております。
そのためには、やはり一日も早く、
新型コロナウイルス感染症の患者を
減少していくための防止策、そういったものをしっかりつくる、それから、医療
体制の整備ということで、今申し上げたようなこともしっかりやる、治療薬の開発が必要だということであります。そして、感染拡大を鎮静化してもとの生活を取り戻すということが実は最大の
経済対策だということが言われております。
しかし、残念ながら、先ほども
指摘をいたしましたが、政府の対応は最初からちょっと遅過ぎて、やはりこれも、東京オリパラがあったので、きっと、どうしようかということで迷っていたのだと思いますけれども、しかしながら、安倍
内閣の
責任は重大だと考えております。
二つ目でありますが、二つ目の、
雇用の
維持と
事業の
継続についてであります。
第一点は、
雇用の
維持、雇調金についてであります。これも
答弁は求めません。
国民の命を守りながら暮らしを守るためには、
雇用の
維持と
事業の
継続は絶対条件であります。そのための施策の一つとして雇調金がありますけれども、今回、緊急対応期間の令和二年四月一日から六月三十日までにおいて、
助成率を中小企業は五分の四、大企業は三分の二に引き上げ、さらに、解雇等を行わない場合には、中小企業は十分の九、大企業は四分の三に引き上げるとともに、
雇用保険被保険者でない非正規
雇用労働者も
対象とするという拡充が行われることになりました。
このことについては一定の評価をしたいと思いますが、問題なのは、やはり申請書類の多さと交付まで二カ月もかかるということであります。
ぜひ、
内閣府の人も来ているかと思いますので、厚生省によくお伝えをしていただいて、やはり一刻も早く交付できるような態勢をとれるように御努力をお願いしたいというふうに思っております。
第二点は、
資金繰り対策、利子補給を組み合わせた実質無利子無担保の融資についてであります。
今回は、中小・小規模
事業者や中堅企業、大企業の
資金繰り対策に万全を期すとして、利子補給を組み合わせた実質無利子無担保の融資、また既往債務の実質無利子無担保の融資への借りかえ、あわせて
地方公共団体の
制度融資を活用した民間金融機関による実質無利子無担保の融資及び既往債務の借りかえを可能とするなど、さらには、医療福祉
事業者、農林漁業者、外食
事業者、食品流通
事業者などの資金繰り
支援にも万全の
措置を講ずる、こうしております。
これらの
資金繰り対策に四十五兆円を見込んでいるということでありますけれども、その中身をぜひ教えてほしいと思います。融資枠がどれぐらいあるのか、それから三年間の利子補給がどれぐらいあるのか、それから保証料の免除額がどれぐらいあるのか、そのほかの経費が幾ら入って四十五兆円と見込んでいるのか、これをぜひ教えてほしいと思います。