○下条
委員 ありがとうございます。
本当に、私は、質疑というのは言うはやすし、行うはかたしだと思っています。だけれども、実際に我々が微力ですけれどもいろいろと接触した中で実際にそれが起きているということは、僕がはっとしたのは、そのお医者さんが、マスクをとったのは飯だけだよと言った瞬間にはっとしたんですね。ああ、これはそういうことかと。
そうしたら、感染はいろいろあります。さっきの、プラスチックをさわったかもしれないし、パソコンを、誰かがさわったものをぱこぱことやって、二日前に誰か感染者がさわったものを、お医者さんが手袋をとらないでそのままやったところでやって、またそれを脱ぐときに手をつけちゃって、顔をさわっちゃって、目から入る。何ぼでも
考えられるけれども、ある意味でわかる範囲内のことは一つ一つ潰していくべきだということで、御提言させていただきました。
まだ一カ月しかありませんが、逆に言えば、一方で皆さんの御努力によっていい薬も承認されていますので、ぜひ、引き続き管理を徹底していただいて、
周知徹底をお願いしたいというふうに思います。
次に、先ほどから出ているいろいろな薬の問題で、先般あれしましたアビガンについても、治験と観察研究によって、あの時点では六月くらいかなというのが少し前倒しになって、よければ今月末に、もう備蓄されていて、私も、これは偏見があるかもしれませんが、効いた人はアビガンが身近なんですよ。レムデシビルは確かに、もうさっきから
委員からいろいろお話があったとおり、いろいろな問題があるかもしれないし、それはまた効くかもしれませんけれども。
アビガンのよさというのは、注射で打たなくて済む、そして備蓄されている、中等症、軽症等々、重篤になりやすい
方々について、初期の段階で非常に効いてくる。もともと抗インフルエンザのものですから、生殖関係以外は大きくは副作用が出ていないということで、お医者様は非常に多くの方がこれを推薦なさっているので、これはこの間
大臣に申し上げて、
大臣の方も本当に御努力なさっていただいて、恐らくいろいろな
方々を含めて御相談していただいて、少し前向きに承認がなりそうだということで私は感謝を申し上げたいと思いますので、ぜひ前向きにやっていただきたいというふうに思います。
それから、先ほど出ていたイベルメクチンですよね。おとといですか、西村
大臣が北里に行かれて。私も、実を言うとアメリカに親戚の医者がいますので、彼もちょっといろいろな意味でこういうものに当たっていまして、そこからの、彼自身の経験やそれからの報告からすると、このイベルメクチンについては、オーストラリアを含めたどこかで出ているんですけれども、非常にいい成果が出ていて、ある報告では六分の一に致死率を落とすことができたという話もあるので、これはまた一つの提案です。私は、このイベルメクチンについて何も細かいことは知りません。ただ、電話で話したり、データをこちらに取り寄せてその中で話をしていますが、ぜひこれについても。
あと、中東で幹細胞を使ったものとか、皆さんの耳にも入っていると思いますけれども、私のところにも来ています。私も防衛省にいたときに中東関係でちょっといろいろ王族たちとお話をさせていただいて、いろいろな意味で、医学の優秀な人、院にいた人らが研究用に取り寄せて、その人たちに研究させた結果も出ているみたいですから。ぜひ、いろいろなデータを手元に入れて、一人でも多く、ここで
厚生労働が頑張った証拠を、今までも頑張ってきましたけれども、更に命を救った証拠を出していっていただきたいということをあえて今申し上げたいというふうに思っていますので。これはお答えいただかなくて結構でございます。
ぜひ前向きにこの件も進めていただいて、情報をとっていただいて、さっき言ったように、レムデシビルについては本当に数日でできるんですから、リーダーシップを
大臣がとっていただいた中で、結果をよく有識者と、そして総理とお話しになっていただいて進めていただければなというふうにお願い申し上げたいというふうに思います。
あと五分なので、ちょっと早いな、きょうは。次は、マスクの件を申し上げたいと思っています。
マスクは、ガーゼ、布、不織布マスクとあって、私は余り文句は言いたくなかったんですが、これが例の送られてきたマスクであります。これをなぜ私がつけていないかというと、これはあるお医者さんに言われたんです。下条さん、その真ん中に水を落としてくれと言われたんです、水を。これは皆さんも恐らく、世帯ごとですから、必ずここにいる方は持っていると思います。
議員は恐らくほとんど持っていると思うんですけれども、この配られたマスク、皆さんもしていないですよね。ここに水を入れると、その瞬間に、一、二秒で水が下に垂れますからね。
私が何を言いたいかわかりますか。この布マスクについては、それはないよりはあった方がいいけれども、この布を通して唾液から飛沫感染するということが水を通すことでわかってしまったんです。なかなか非難はしにくいんですが、これはちょっとないなという感じはしています。
大臣も私もしていませんよね。
これをしない理由というのは、簡単に言えば、給食のときの、普通のときの何かぐらいはいいでしょう、ただし、今言ったように、これをずっとしていることによって、本当に、
大臣、私は実際にやりましたから、何回も。ここに水を垂らすだけで、数秒で、一、二秒ですっと水が落ちていくんですよ。そのぐらい目が粗くなっているわけですよ。コロナウイルスは八十から二百二十ナノメートル、つまり〇・一、二ミクロンの大きさであるし、それから、マスクをするということは、簡単に言えば、自分の唾液がそのマスクにつきます。それがあっという間に表に出ていってしまうということは、最初に申し上げたエアロゾル感染につながっていく可能性が高いので。
私が何を言いたいかというと、それはやめましょう何じゃではなくて、今危険なのは、各地区でマスクをしていれば外に出ていいじゃないかという話が出ています。私は違うと言いたい。マスクによっても、サージカルマスクもあるし、通常のマスクもあるし、完全に妨げるマスクもあるけれども、若い人を含めて、この布マスクが各
都道府県、各世帯に行っているのであれば、
厚生労働省からも、このマスクについては結構漏れるということをはっきりと言う時期になっているんじゃないかと思うんですよね。
というのは、今言ったように、これはもう私が現実としてこのマスクで試した、水を垂らしたらすぐ、十秒、二十秒じゃありません、本当に一、二秒ですっと、すぐ水が垂れます。ということは目が粗くて、そして、そこの目が粗いということは、外からの感染もあるけれども、中から、自分が持っている唾液が外に出て、それが乾いた状態で散っていくことも
考えられるので、非常に危険なマスクであるという認識なんですが、
大臣、いかがでございますか。なかなか答えにくいかもしれませんが、どうぞ。