○山岡
委員 大臣から
全力で支えていかれるという
お話もありましたが、きょうは、さまざま、各地、
委員の
皆様から問題提起があろうかと思いますが、私が今政治活動をさせていただいているエリアが北海道なんですけれ
ども、御存じのとおり、北海道は、大変残念なことにでありますけれ
ども、最も多くの新型コロナのウイルスの感染症の方が明らかになっているという
状況であります。
今、きのうの時点で八十三人ということでありまして、この数においても、地域の中を見ても一番多いのでありますけれ
ども、人口でいえば五百二十六万人ということでありますから、大都市は、当然これ以上の人口を持っておられる県もある中で、極めて割合としても突出しているというのが事実であります。これが現状であります。
今、
大臣の
お話にもありましたが、北海道でありますから、もう御想像のとおりでありますが、
観光依存、
観光の収入が非常に大きいという地域でもございました。
先ほど、
中小企業庁幹部の方がおっしゃっておられましたが、今の現状について、いわゆる
観光への
影響、そして
サプライチェーン毀損によるものづくりへの
影響とか、そうした海外要因のところから、今、
国内の需要低下、さまざまなそういうところに連動しているという
お話もございましたけれ
ども。
この北海道という地域は、まさに、
観光もそうですしものづくりもそうですが、道内の圏内のさまざまな消費にも支えられながら、全てにおいて、今回の感染症の
拡大の騒動の中で、
経済的には厳しいという
状況が生まれておるところであります。
御多分に漏れずでありますけれ
ども、例えば、一カ月、そんなに大規模な
飲食店じゃなくても、歓送迎シーズンでありましたから、八百人の
予約が
キャンセルになって、一人当たり五千円の
支払いだとしても四百万円これで失うという、そんな十人も従業員の方がいるわけでもないというようなところであっても、そういうような中でどうやって来月を乗り越えればいいのか、聞いたのは先月でありますからこの三月のことでありますけれ
ども、乗り越えればいいのかと。そしてまた、このシーズンに百人以上常に宿泊している、そういうような旅館、
ホテルも、三人しかいない、どういうふうに乗り切ればいいのかと。
会場も、さまざまな行事ごとも
キャンセルになっていますから、こういうことも含めて大きな
影響が出ているというこの
状況の中で、さらに北海道というのは、二〇一八年の秋でありましたけれ
ども、北海道胆振東部地震というのがございまして、このときは全道停電、北海道全体が停電になるという、ほかの地域にない現象が起き、このさまざまなことで
経済的にも大きなダメージを受けていた中で、実は二〇一九年、昨年は、きょう今
中小企業庁の職員の皆さん、たくさん呼ばれていますけれ
ども、さまざまな
相談に乗っていただきながら、地域の中小零細は
一つ一つ努力しながら立て直していく、そういうような
状況の中でありました。そこに来て今回のような、またさらなる、最も感染者が出てしまっている、そういうような地域になっている。
このことを受けて、二月二十八日には北海道知事が、ほかの都道府県では見られていないことなんですけれ
ども、北海道として緊急
事態ということを宣言され、外出もさまざま、この
拡大を防止することがまず第一だということで、そういう外出を抑制することをお願いする、そういう
措置に出ている。
北海道としては、知事の判断としてはこういう判断もしかるべきであろうということもひとつ理解しながらも、同時に、知事は、中央、
政府、総理
大臣に、二十九日、お願いにも上がりました。この
事態にどうか国として北海道に力をかしていただきたいと。
そして、もちろん、今の
感染拡大、これを封じ込めることが第一なんですけれ
ども、知事のお願いの中には、やはり
経済の部分、この部分についても非常に悪
影響が出ていることについて、さまざまな
対応をお願いしたいんだということを、切なる気持ちの中でこちらに話を持ってきているところであります。
そのとき、総理は、しっかり
対応していく、あらゆる協力を惜しまないという回答はあったということは今報じられているところでありますけれ
ども。
経済産業大臣にお伺いしたいと思います。北海道の現状そして北海道知事からのこうした
要請、さまざま踏まえた中で、この
新型コロナウイルス感染拡大の中での北海道の現状に対してどのように向き合っていただけるか、このことを御答弁いただければと思います。