○本多
委員 きちんと、これはもちろん原因がしっかりわかってからの話になると思うんですが、危険な中東に私の反対も押し切り送っているわけです。大丈夫だ大丈夫だ、不審船が来ても大丈夫。大丈夫なんですか本当にと私はずっと思っています。
小さなボートがわざわざ機雷をつけにこっそり闇夜に乗じて来るものを発見をしなきゃいけないのが護衛艦の役目で、この漁船と衝突をしているというのはいかにも残念な事案だということはしっかりと指摘をしておきたいと思いますし、それに加えて、本人を直接呼んで言ってもよかったんですが、副
大臣の今回の
情報の、本当は、本来は公表してはいけない部分の公表という不祥事まで加わっていますので、何げない衝突事故ではないと私は思います、こういうことが繰り返されないように、まずは私も
海上保安庁の調査をしっかりと待って、その報告を受けて、また必要があれば、どういう事態だったのか、
質問をしていきたいと思います。
次に、前回もやりました
陸上自衛隊の幹部の天下りあっせん問題について、きょうは、前回もある程度議論させていただきましたが、私が先頭でやるんだからいいだろうという意気込みに押されてちょっと途中でやめちゃったので、もうちょっとやりたいと思います。
調査
体制です。
私も、野党側はこうやって
情報をもらわないと、調査
体制がおかしい、外部の人間を入れろと。内部の人間だってちゃんとやるときはあるし、外部の人間を入れたっていいかげんな調査はあるので、決してそれだけが全てじゃないんですが、
大臣、ここが大事なんです。それだけが全てじゃないんですが、こういうときは、ある程度、国民から見て、そういういちゃもんのつかない
体制をつくるというのはすごく大事。見せ方ですね、国民の信頼を取り戻すためなんだから、野党や国民から、何だ、内部だけでやっているんじゃないか、そんなふうにならないような調査班でやってほしいんですよ。
それで、きょう資料を持ってきました。二枚目の資料、前回の文部科学省の調査班と今回の
防衛省の調査班を比較をして並べております。ぜひ自民党の
皆さんも見ていただきたいと思います。
文部科学省は、最初、班長と副班長だけで班を組んでいたんです。これはまさに内部中の内部で、とんでもない話でありまして、これは前回も指摘しました、
河野大臣が
大臣になる前に
予算委員会で、こんなのおかしいじゃないか、泥棒が泥棒を捕まえるみたいな話だということで、文部科学省という役所はしっかりと反省をいたしまして、まず、上の特別班員、弁護士二名と
企業の方、学識経験者を外から入れております。その後に、更に弁護士を十二名、その下に、その何日か後に追加をして、これは完全外部です。そして、さらに、これはきのう文科省の方から伺ったら、実は足りなくなったそうなんです。
このときの文科省の大体規模感、今回の
防衛省の天下りがどういう規模感なのか、私
たちは
情報をもらっていません、残念ながら。とんでもない話だと思っていますが。文科省のときのことを参考に言うと、三百九回ヒアリングをしたそうです、トータル。最終結果は、六十二件違反が発見されて、四十三名が処分されました。この規模感より少ないんだったら、いろいろな言いわけしてください。私は全く
情報をもらっていません。
しかし、この規模感と同じぐらいまた多かったら、文科省さんの言い分によると、割と忙しい案件を抱えていない若い弁護士さんを十二名プラスしても、更に後から三名弁護士を足したんですかね。これぐらいの
体制に最終的に、まずは内々だけでやっていてとんでもなかった。それで、自民党
河野国
会議員の指摘を受けて外の人間を入れた、弁護士も入れた、弁護士を入れてやってみたら足りなくなって、若い弁護士を更に投入して、やっと三カ月ぐらいで調査をしたんですね。
ですから、
大臣、ぜひ、先ほど言ったとおり、実務上のことはやりながらかもしれませんけれども、公平性の担保の観点から、何かこういうことに詳しい学者とか
企業とか。
こちらの
防衛省の側は、最初の文科省よりはましなんです。つまり、別に、内部の背広の方が入っているわけじゃありませんから。常日ごろからこの問題をやっている
防衛人事審議会の再就職等監察官ですが、非常勤とはいえ
防衛省から給料をもらっている人です。雇われているわけですよ。
防衛省の内部だけなんですよ。この
体制は、ちょっと前回の文科省と比べて、外部性の担保、公平性の見え方の担保、そして平の国
会議員だったときの
河野大臣の発言、いろいろなことを総合して、それから実務上、足りなくなると思うんです、規模感によっては。
こういう観点から、ぜひ、調査班なんて途中から
増員しても何も恥ずかしいことでも何でもないんです、文科省は実際やっているわけですから。
国会の声を聞いて途中から
増員しているので、さすがに、前からある
防衛人事審議会再就職等監察官だけ。
もう一つ言います。今回、この人
たちが発見すべき役職なんですね。高い給料だか安い給料だかわかりませんけれども払っていて、これが仕事だったので、この人
たちが見つけたかどうかも今
防衛省から教えてもらっていません。
大臣は知っているかもしれません。この人
たちが見つけたんだったらまだしも、この人
たちが見つけていないんだとしたら、ふだんから給料をもらっていて、余りいいお仕事をされていなかったわけです。これも、もう一つの理由です。
とにかく、この調査班、きちんと外部を入れる、
増員をする、このことをぜひ御検討いただきたいと改めて
お願いをしたいと思うんですが、いかがですか。