○森ゆうこ君 ありがとうございます。ちょっとほっといたしました。
というのは、この後
質問しますけれども、この三年間、森友、加計問題に始まりまして、役所の虚偽
答弁、まあ
大臣もそうですけど、虚偽
答弁、そして、記録がない、記憶がない、確認できない。今の桜を見る会に至っては、総理
大臣が国会で、本会議で先日
答弁した、シンクライアント方式による新しいデータシステムなので記録がないと、もう削除されていて復元もできないと。とんでもない話でありまして、シンクライアント方式、百三十二億八千四百万円、これ、四年間のシステム経費ですよ、百三十二億八千四百万円。
あの森友のやつ、私も仕様書、契約書を取り寄せましたけれども、すぐ出してきました。今、まだ
内閣府はその仕様書、契約書を出してまいりません。ですから、本当に言っているとおりなのか検証ができませんが、あの森友、二十四億円でした、財務省のシステム経費は。百三十二億八千四百万円ですよ。
これは、シンクライアント方式というのは、要するに、端末にデータを記録しないでサーバーのところで集約をし、そして永久的に公文書を保存するという、そういうデザインの下に
導入されたものであるはずでありますので。しかも、これに対して昨日の菅官房長官の
答弁、バックアップデータは行政文書ではない。これは、私、もうこの三年間いろんな仕打ちに耐えてきましたけど、昨日のあの菅さんの記者会見でのやり取りほど、私、もう打ちのめされたことはありません。この国は終わったんじゃないかなというふうにさえ思いました。バックアップデータが行政文書じゃない、もう本当に許せない発言だと思います。
それで、とにかく国家戦略特区の問題、特にこの状態がひどいんですけれども、先ほど来、獣医師の問題、私も、これ
質問しようとしておりました。公務員獣医師、そして
地域偏在、
需要が足りていない。その
状況については先ほど
舞立先生への
質問に
お答えになりましたので結構なんですけれども、そこで出てきた話が五十二年ぶりの
獣医学部の新設、そして加計学園。
これは、いろんな話がありまして、最終的には
地域限定枠を入れるんだということで、四国にないから入れるんだということでスタートしたわけですけれども、その
地域限定枠で合格した受験生は、初年度四人、そして今年度はたった一人ということで、果たしてこの加計学園
獣医学部がその獣医師、公務員獣医師、特に四国における公務員獣医師の不足、これをカバーするものになっているのかというふうに問題点をまず
指摘をさせていただきたい。
さらには、この農水
委員会でさんざんやりました、世界に冠たるライフサイエンスの研究教育拠点、だから新しく新設を認めるんだということで、それを実現するためにはバイオセーフティーレベル3以上、バイオセーフティーレベル3あ
るいは4の研究室が必要であるということで、でも、それは準備できていないということが、私、何回も
質疑をいたしましたけれども、明らかにさせていただきました。今日、もう一度、家伝法を担当する
農水省と感染症法を担当する厚生労働省に確認しましたが、
状況は変わっておりません。バイオセーフティーレベル3も4もありません。
しかも、岡山理科
大学安全
対策マニュアル最新版、二〇一九年三月版ですけれども、これを読みましたら、まあ驚きました。このバイオセーフティーのマニュアルですけれども、国立感染症研究所病原体等安全
管理規程より抜粋と、言わばコピペしてあるわけです。これ百十ページですけど、そこに何と書いてあるか。いろいろBSL3、4と書いてあるんですよ。「以上のうち、岡山理科
大学内で可能な実験は、レベル1及びレベル2である。レベル3、レベル4は、岡山理科
大学では不可能な実験である。」、全然話が違うじゃないですか。何が世界に冠たるライフサイエンスの研究教育拠点なんですか。
大塚副
大臣、ちょっとまだ話分からないと思うので、
村上審議官、この話、さんざんやりましたよね。どうなっているんですか、これ。