○徳永エリ君 柔軟な
対応を是非とも
お願い申し上げたいと思います。今までと違うわけですから、本当に危機的な
状況だということを御認識いただいて、使い勝手のいい事業にしていただきたいというふうに思います。
お配りした資料の五ページ目を御覧いただきたいんですが、先ほど
谷合委員からもお話がありましたけれども、先日も私、お話をさせていただきました。
ワクチン接種によって種豚や精液の流通に混乱が生じているというお話でございましたけれども、これ見ていただくと、
ワクチン接種区域内の
出荷農場から
ワクチン接種区域内の養豚
農場には移動ができると、
接種区域外の
農場から
接種区域内の養豚
農場にも移動はできると、しかし、
接種区域内から
接種区域外へは移動はできないということであります。
実は、農水省から通達を出していただいていて、市場がないということで、今まで養豚農家、相対でもって種豚とか子豚とか精液を入れていたわけですけれども、その取引していたところが、
出荷農場が
接種地域、区域内ということで仕入れができなくなってしまったその農家に対して、農水省から、肥育素豚及び精液等の入手や販売先の確保に支障が生じる
農場があれば、まずは貴県内でのマッチングに努め、県内のみでは調整が困難な場合にあっては、
農林水産省から
日本養豚協会及び
全国農業協同組合連合会に別紙により協力を要請したので、貴県の養豚協会や経済連を通じて肥育素豚や精液の供給、確保が円滑に図られるようマッチングを行っていただきたく御協力を
お願いしますと、こういう通達が出ているんですが、通達出すのはいいんですけれども、養豚協会の
皆さん、自分たちの協会に入っている
方々のことだけでも
対応できないんです。
全農の
皆さんも、農水省から言われたけれども、実は
地域の単協に振っているんですね。単協に振られても、単協も、本当に規模の小さなところなんかはとても手が回らなくて
対応できないということなんですよ。それでも、頑張っていただいて情報を提供していただく。情報は提供したけれども、
あとは
出荷農場と養豚
農場の間で交渉してくださいということになる。交渉すると、例えば
接種地域の隣接
地域の養豚
農場が九州の
出荷農場と交渉をすると。いや、協力してあげたい、何とか力になりたい、だけど、トラックが接触することも怖い、万が一、九州に
豚コレラウイルスが入ってきたら大変なことになる、だから申し訳ないけれども今回はお断りすると、こういうことが起きているんですよ。
この問題をどうやって解決していったらいいのか、私もよく分からないんです。これ、
大臣、本当に深刻な問題で、本当にこれから先経営していけるんだろうかと、
豚コレラが
発生していない農家の
方々が本当に困っているんですね。
この間もお話ししましたけれども、これはもう北海道から沖縄まで全ての問題になっていますから。例えば静岡、これ、
イノシシの
抗体陽性が見付かったことによって
接種区域になりましたよね。静岡は、子取り農家経営体数が十六戸あります。
出荷頭数は、
接種地域へは一万一千八百頭、
接種地域外へは一万二千五百頭、つまり
地域外
出荷率は五一・四%なんですよ。だから、
地域の中でやれといっても半分余っちゃうんですよね。こういう問題、
大臣、どう
対応していかれますかね。