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田村智子君 直接、つまり、
推薦する人の名前を
安倍昭恵さんが
安倍事務所とやり取りをしていたということを今、お認めになりましたね。
本当に、名刺交換を一度したら、もうずっとその後
招待状が届くと言っている方は何人もいて、その中の一人は、森友問題で国会が大変なときになっているときに
安倍昭恵さんがスキーに行っていたと、スキー企画やっていたと、そこでインストラクターとしてとか、そういうふうに関わった方が名刺交換して、何で
自分のところに桜を見る会の
招待状が来るんだろうかと、考えてみたら、あのときのスキー企画で
安倍昭恵さんと名刺交換をした、これぐらいしか思い付かない、で、毎年来る、こういう証言もあるわけなんですね。これが膨れ上がった
実態の一つですね。名刺交換すればその人のところに届く、ずっと届き続ける。異常ですね。本当に異常だと思いますね。
今、
取りまとめているだけだというふうに言ったんですけど、私、
安倍事務所の関わり方って本当に深刻で、
大西審議官、昨日の
衆議院の中の
答弁で正直に
実態をお話しいただいたんです。私、とても高く評価したいと思うんです。
安倍事務所におきまして幅広く
参加者を募る。募るんですよ。
功労、
功績のある人を人選するんじゃないんですよ。
参加者を募るんですよ。募る。これがいかに桜を見る会の
実態と違うかなんですよ、本来あるべき姿と。
お配りしました
資料の三ページ目、四ページ目というのは、
省庁に示した、これ、二〇一五年、二〇一六年の
省庁に示した、こういう人を紹介してくださいという法務省のものなんですけど、
各界の
功績者、法務省は
推薦五十名とされていますが、うち二十五名については社会的に目立たない分野における
功労者を
推薦願います。人選方法、まず挙げられているのは勲章なんです。叙勲なんですよ、やっぱり。で、様々な分野で勲章や表彰を受けた者。続いて、社会的に目立たない分野というので指しているのは、例えば東日本大震災のときの復興であるとか、ボランティアであるとか、そういう方を是非
招待してくださいと。さらには、原則として同一人が、同じ人が連続して
招待を受けることのないように配慮願いますと。ここまで基準は明確なんですよ。人選なんですよ。
片や、
安倍事務所は、
参加者を募るなんですよ。募る。
しんぶん赤旗、どうやって募集をするか、
安倍事務所作成の文書を入手いたしました。日曜版十一月二十四日号を
資料として配付していますので、見てください。
安倍事務所は、そこに入手した
資料の
写真で紹介しているんですけど、二月に、桜を見る会の御
案内と
参加申込書を配っています。二月吉日。この申込書は、氏名、住所、職業の欄はありますが、
功績、
功労、肩書を記入するところはありません。さっき、肩書って言ってたけど、ないんですよ。その上、家族や知人、
友人が
参加する場合は用紙をコピーして利用してくださいというふうにあるわけです。唯一、紹介者って書くようにあるので、どこどこの議員とつながっているとか、後援会で有力者とつながりがあるよというのは分かるかもしれないんですけれども、そこも紹介者が本人だったら本人と書けばいいって書いてあるから、どうしようもないですね、これ。何にもならないですよ。
総理は、私の
事務所においては、後援会の
関係者を含め、地域で活躍されているなど桜を見る会への
参加にふさわしいと思われる方を始め、幅広く
参加希望を募り、
推薦を行っていたと
答弁していますけれども、確かに
安倍事務所は
参加者募っていました。
じゃ、その中から絞り込みがどうやってできるんですか。肩書もない。地域での活動、
功績、
功労、これ、どうやって
確認していたか、何かお聞きになっていますか。