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矢田わか子君 私は、女性が働きやすい職場は当然男性も働きやすい、みんなにとって働きやすい職場だというふうに思っています。働き方
改革、本丸であるここでやはりしっかりと進めていっていただきたいと思います。
超党派議連でママパパ議連というものがありまして、ママ、パパが集って本当に働き方をどうしていくのかということを
検討している議連なんですが、その中で霞が関で働く
人たちに対する
アンケートというのを行いまして、いろんな意見収集をしております。その中では、やはりここで働いてキャリアを形成していくためにはいろんなやっぱり
課題がありますということが、たくさんの
方々の声いただいております。
政府への要望、
国会への要望、
質問通告に関する要望、レクに関する要望、
質問主意書に関する要望、たくさんの要望があります。
私たち、今もこれ分析している最中ですけれども、しっかりそれを受け止めて、一緒にやっぱり働く仲間というかパートナーとして官庁の皆さんがしっかり自分のキャリア形成しながら働いていける、そういう仕組みを私たち自身も実践をして一緒に
協力をしながら築き上げていく、その結果として、女性も男性もない、本当に
やりがいのある職場で、能力を発揮さえすればしっかりと職位も上がっていくという、そういう好循環が築けるのではないかということで、御
提言を申し上げておきたいと思います。
最後に、評価の
制度についてお伺いをしていきたいと思います。
給与というのは必ず評価があってその
給与が決まるという仕組みになっているというふうに思います。能力給の導入
状況と昇格
制度の
改革について伺います。
人事評価
制度の運用についてまずお伺いをしたいんですが、公務員
制度において、
業務のより効率的な運用、そして
時代の変化に
対応する新たな行政の展開を担う
人材を育成するために優秀で意欲のある
人材を積極的に登用していく、それは去年大幅に採用した障害者の方も私は含めてだというふうに思いますが、そういうことをどのように取り組んでいるのかということを少しお聞きしていきたいわけです。
民間企業でも、私も人事にいたので評価
制度は本当に苦労しました。一〇〇%評価に対して満足できるような
制度というのはやっぱり難しい、ない、できないというふうには思います。けれども、より被評価者が自分の評価に納得性を感じて、ああ、だからこうなんだということを感じた上で次の目標に向かって
取組をしていただく仕組みというのは極めて大事なことであります。
特に、人事評価の
制度をより正確かつ厳正に、厳格に運用していくために、様々な工夫されているかと思いますけれども、処遇についても、この能力給の比率、業績給よりも能力、持っていらっしゃる能力給の比率をより高めていく方向を取る必要があるのではないかと思っています。どうしても業績給はその方に与えられたその年々の
仕事の中身と連動するものなので、運不運と言ったらあれですけれども、やっぱり
時代によってあるわけでありますが、その方が持つ能力そのものにやっぱりスポットを当てていくということが大事なのではないかと思います。
政府としても、三次にわたる試行と
平成二十年のリハーサルの試行を経て、
平成二十一年の十月から全府庁省で人事評価
制度を
実施されているとお伺いをしています。しかしながら、これも当事者の皆さんとお話をすると、本当にこの人事評価
制度が厳正に、また上司や部下を含め当事者が納得いく形で運用され、しかもそれが的確に
給与や昇給などに反映されているかどうかは不可思議だというか不明だというお声がたくさん上がってきています。
民間も、申し上げたとおり、難しいんです。難しいんですけれども、様々な工夫を積み重ねて、例えば三百六十度評価を入れて、上司だけの評価ではなくて、同僚や部下やそういった
方々からも評価をしていただいて納得性をより高めていくとか、評価者研修のみならず被評価者研修をして、評価者をされる人の心構えなり、どんなモチベーションで評価に臨んでいくのかというような研修等も入れるとか、いろんな工夫をしております。
是非、現在運用されているこの
国家公務員の人事評価
制度について、どう評価され、今後どのように
改善を努めていかれるのか、お答えをいただきたいと思います。