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山下芳生君 私も、奈良県の川上村が
地域おこし協力隊の非常にいい
事例として紹介されておりますが、そこに何回か行ったことあるんですけど、
井光部落という、非常に古い井戸から神様が出てきて道案内をしたという伝説が伝わっている
部落でも、
協力隊員の方が、今アマゴの養殖を三年間やって、この春から業として
自分が引き継ぐんだといって頑張っている姿を聞きまして、
大変感激をしておりますが、その
地域の方から聞きますと、今大臣おっしゃったとおり、若い
隊員は
地域では思い付かない
発想力があると。例えば、夏だけではなく、冬も凍った滝や洞穴をめぐる
ツアーで
観光客を呼び込んでいると、
ツアーに来た方は昼食もすると、
隊員の半数が定住してくれていると大変喜んでおられました。
大事なことは、私、
隊員の方にも話聞いたんですけれども、
自分のやりたいことがやれる、それから、
地域の中で大切にされているという実感を持てることが、豊かな
発想力を引き出したり、それが新たな
事業の誕生につながったり、
期間終了後の定住の土台となっていると。やりたいことがやれていると、
地域から大事にされているという実感持てることが大事だと思うんですね。
そこで、今回の
法案が
実現した場合に、こういう
観点で見た場合どうなるかということを具体的に聞きたいんですけれども、
法案では、
地域社会及び
地域経済の重要な
担い手である
地域づくり人材の
確保のために、
事業協同組合をつくり、
労働者派遣事業を行うとのことですが、
地域づくり人材の
雇用形態をなぜ
派遣労働にする必要があるんでしょうか。