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2019-12-02 第200回国会 参議院 決算委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
令和元年
十二月二日(月曜日) 午後三時九分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
二之湯
智君 理 事
岩井
茂樹
君 理 事
豊田
俊郎
君 理 事
西田
昌司
君 理 事
伊藤
孝恵
君 理 事
吉川
沙織
君 理 事
竹谷とし子
君
足立
敏之
君
磯崎
仁彦君
中川
雅治
君
長峯
誠君
藤井
基之
君
舞立
昇治
君
三木
亨君
宮崎
雅夫
君
森屋
宏君
山田
俊男
君
小沼
巧君
勝部
賢志
君 岸
真紀子
君
熊谷
裕人
君
古賀
之士君
矢田わか子
君 杉
久武
君
新妻
秀規
君
安江
伸夫
君
柴田
巧君
柳ヶ瀬裕文
君
岩渕
友君
武田
良介
君 ─────────────
委員長
の
異動
十月四日
二之湯智
君
委員長辞任
につき、その補 欠として
中川雅治
君を議院において
委員長
に選 任した。 ─────────────
委員
の
異動
十月四日
辞任
補欠選任
岩井
茂樹
君
小野田紀美
君
豊田
俊郎
君
柘植
芳文
君
伊藤
孝恵
君
浜口
誠君 岸
真紀子
君
野田
国義
君
熊谷
裕人
君
吉田
忠智
君
矢田わか子
君
芳賀
道也
君
吉川
沙織
君
那谷屋正義
君 杉
久武
君
山本
博司
君
竹谷とし子
君
三浦
信祐
君
新妻
秀規
君
熊野
正士
君
安江
伸夫
君
宮崎
勝君 十月七日
辞任
補欠選任
小野田紀美
君
岩井
茂樹
君
柘植
芳文
君
豊田
俊郎
君 十月八日
辞任
補欠選任
宮崎
雅夫
君
関口
昌一
君 十月九日
辞任
補欠選任
関口
昌一
君
宮崎
雅夫
君 十月十五日
辞任
補欠選任
古賀
之士君
伊藤
孝恵
君
山本
博司
君
竹谷とし子
君
岩渕
友君
吉良よし子
君 十月十六日
辞任
補欠選任
伊藤
孝恵
君
古賀
之士君
竹谷とし子
君
山本
博司
君
吉良よし子
君
岩渕
友君 十一月二十二日
辞任
補欠選任
磯崎
仁彦君
宇都
隆史
君 十一月二十五日
辞任
補欠選任
宇都
隆史
君
磯崎
仁彦君
十一月二十九日
辞任
補欠選任
野田
国義
君
森屋
隆君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
中川
雅治
君 理 事
長峯
誠君
西田
昌司
君
森屋
宏君
浜口
誠君
三浦
信祐
君 委 員
足立
敏之
君
磯崎
仁彦君
岩井
茂樹
君
豊田
俊郎
君
二之湯
智君
藤井
基之
君
舞立
昇治
君
三木
亨君
宮崎
雅夫
君
山田
俊男
君
小沼
巧君
勝部
賢志
君
古賀
之士君
那谷屋正義
君
芳賀
道也
君
森屋
隆君
吉田
忠智
君
熊野
正士
君
宮崎
勝君
山本
博司
君
柴田
巧君
柳ヶ瀬裕文
君
岩渕
友君
武田
良介
君
国務大臣
財務大臣
麻生
太郎
君 副
大臣
財務
副
大臣
藤川 政人君 ─────
会計検査院長
森田
祐司
君
検査官
田中
弥生
君 ─────
事務局側
常任委員会専門
員 笹嶋 正君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
平成
三十
年度
一般会計歳入歳出決算
、
平成
三十
年度特別会計歳入歳出決算
、
平成
三十
年度
国税
収納金整理資金受払計算書
、
平成
三十
年度
政府
関係機関決算書
(
内閣提出
) ○
平成
三十
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
(
内閣提出
) ○
平成
三十
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
(
内閣提出
) ─────────────
中川雅治
1
○
委員長
(
中川雅治
君) ただいまから
決算委員会
を開会いたします。 この際、一言御挨拶を申し上げます。 去る十月四日の本
会議
におきまして、本
委員会
の
委員長
に
選任
されました
中川雅治
でございます。 本
委員会
は、
予算
が
関係法律
にのっとり適正かつ効率的に
執行
されたかを審査し、
国会
における
財政統制
の重要な役割を担う
委員会
であり、その
使命
は誠に重大であります。
委員長
といたしましては、
皆様
の御支援と御
協力
を賜りまして、公正かつ円滑な
委員会運営
を心掛けてまいりたいと存じますので、どうぞよろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
中川雅治
2
○
委員長
(
中川雅治
君)
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る十一月二十九日までに、
島村大
君、
石井浩郎
君、
中西祐介
君、
古川俊治
君、
宮本周司
君、そのだ
修光
君、藤末健三君、
松下新平
君、
杉久武
君、
新妻秀規
君、
安江伸夫
君、
岸真紀子
君、
熊谷裕人
君、
伊藤孝恵
君、
矢田わか子
君、
吉川沙織
君及び
竹谷とし子
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
磯崎仁彦君
、
舞立昇治
君、
長峯誠
君、
三木亨
君、
森屋宏
君、
足立敏之
君、
山田俊男
君、
三浦信祐
君、
山本博司
君、
熊野正士
君、
宮崎勝
君、
吉田忠智
君、
浜口誠
君、
芳賀道也
君、
那谷屋正義
君、
森屋隆
君及び私、
中川雅治
が
選任
されました。 ─────────────
中川雅治
3
○
委員長
(
中川雅治
君)
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が五名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中川雅治
4
○
委員長
(
中川雅治
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
長峯誠
君、
森屋宏
君、
浜口誠
君及び
三浦信祐
君を指名いたします。 なお、あと一名の
理事
につきましては、後日これを指名いたします。 ─────────────
中川雅治
5
○
委員長
(
中川雅治
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
国家財政
の
経理
及び
国有財産
の
管理
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中川雅治
6
○
委員長
(
中川雅治
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
中川雅治
7
○
委員長
(
中川雅治
君) この際、
森田会計検査院長
及び
田中検査官
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
森田会計検査院長
。
森田祐司
8
○
会計検査院長
(
森田祐司
君) 九月三日
付け
をもちまして
会計検査院長
を拝命いたしました
森田祐司
でございます。
会計検査院
が、
国民
の
皆様
からの期待に応え、その
使命
を果たすことができるよう、
会計検査院長
として、至誠にもとることなく務める
所存
でございます。
委員
の
皆様方
におかれましては、御
指導
のほど、よろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
)
中川雅治
9
○
委員長
(
中川雅治
君)
田中検査官
。
田中弥生
10
○
検査官
(
田中弥生
君) 九月二日に
検査官
を拝命いたしました
田中弥生
と申します。 職務を全うするよう誠心誠意務めてまいりたいと思いますので、どうぞ御
指導
、御鞭撻、よろしく
お願い
いたします。(
拍手
) ─────────────
中川雅治
11
○
委員長
(
中川雅治
君)
平成
三十
年度
決算外
二件を議題といたします。 まず、
平成
三十
年度
決算
、すなわち
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
、
政府関係機関決算書
につきまして、また、引き続き、
平成
三十
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書並び
に
平成
三十
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
につきまして、
財務大臣
から
概要説明
を聴取いたします。
麻生財務大臣
。
麻生太郎
12
○
国務大臣
(
麻生太郎
君)
平成
三十
年度
の
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
及び
政府関係機関決算書
を
会計検査院
の
検査報告
とともに
国会
に
提出
をいたしております。また、
平成
三十
年度
の国の
債権
の現在額並びに
物品
の
増減
及び現在額につきましても
国会
に
報告
をいたしておりますので、その
概要
を御
説明
申し上げます。 まず、
平成
三十
年度
の
一般会計
の
決算
につきましては、
歳入
は百五兆六千九百七十四億円余、
歳出
は九十八兆九千七百四十六億円余であり、差引き六兆七千二百二十七億円余の
剰余
を生じております。 この
剰余金
は、
財政法
第四十一条の
規定
により、既に
令和元年
度の
一般会計
の
歳入
に繰り入れております。 なお、
平成
三十
年度
における
財政法
第六条の純
剰余金
は一兆三千二百八十三億円余となります。 次に、
平成
三十
年度
の
特別会計
の
決算
でありますが、同
年度
における
特別会計
の数は十三であり、これらの
決算
の
内容
につきましては、
特別会計歳入歳出決算
のとおりであります。 次に、
平成
三十
年度
における
国税収納金整理資金
の受入れ及び
支払
につきましては、同
資金
への
収納済額
は七十八兆二千二百四億円余であり、
支払命令済額
及び
歳入組入額
は七十六兆八千九百七十七億円余でありまして、差引き一兆三千二百二十七億円余が
平成
三十
年度
末の
資金残額
となります。 次に、
平成
三十
年度
の
政府関係機関
の
決算
でありますが、その
内容
につきましては、それぞれの
決算書
のとおりであります。 次に、国の
債権
の現在額につきましては、
平成
三十
年度
末における国の
債権
の
総額
は二百二十六兆七千五百三十二億円余であります。 次に、
物品
の
増減
及び現在額につきましては、
平成
三十
年度
中における純
増加額
は五千二百八十九億円余であり、この結果、
平成
三十
年度
末における
物品
の
総額
は十三兆五千百五十三億円余となります。 以上が、
平成
三十
年度
の
一般会計歳入歳出決算等
の
概要
であります。 なお、
平成
三十
年度
の
予算
の
執行
につきましては、
予算
の効率的な
使用
や
経理
の適正な
処理
に努めてきたところではありますが、なお
会計検査院
から三百三十五件の
不当事項等
についての
指摘
を受けましたことは誠に遺憾であります。 今後とも、
予算
の
執行
に当たりましては一層の配慮をいたし、その適正な
処理
に努めてまいる
所存
であります。 何とぞ御
審議
のほどよろしく
お願い
を申し上げます。
平成
三十
年度
の
国有財産増減
及び現在額総
計算書並び
に
平成
三十
年度
の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
を
会計検査院
の
検査報告
とともに
国会
に
報告
いたしておりますので、その
概要
も御
説明
をさせていただきます。 まず、
平成
三十
年度
の
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
について御
説明
いたします。
平成
三十
年度
中における
国有財産
の純
増加額
は一兆七千六百九十七億円余であり、この結果、
国有財産法
に基づく
平成
三十
年度
末現在額は百八兆五千九百三十九億円余であります。 以上が、
平成
三十
年度
の
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
であります。 次に、
平成
三十九
年度
の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
について御
説明
をさせていただきます。
平成
三十
年度
中における
無償貸付財産
の純
増加額
は三百六十五億円余であり、この結果、
平成
三十
年度
末現在において
国有財産法
に基づき
無償貸付
をいたしております
国有財産
の
総額
は一兆一千四百七十三億円余であります。 以上が、
平成
三十
年度
の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
であります。 なお、これらの
国有財産
の各総
計算書
には、それぞれ
説明書
を添付をいたしております。 何とぞ御
審議
のほどよろしく
お願い
を申し上げます。 済みません、よろしいですか。先ほど申し上げました中に、
平成
三十
年度
の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
についてというところを三十九
年度
と
発言
をしておるそうでして、訂正をさせていただきます。
平成
三十
年度
であります。
中川雅治
13
○
委員長
(
中川雅治
君) 次に、
平成
三十
年度
決算検査報告
及び
平成
三十
年度
国有財産検査報告
につきまして、
会計検査院長
から
概要説明
を聴取いたします。
森田会計検査院長
。
森田祐司
14
○
会計検査院長
(
森田祐司
君)
平成
三十
年度
決算検査報告
につきまして、その
概要
を御
説明
いたします。
会計検査院
は、
令和元年
九月三日、
内閣
から
平成
三十
年度
歳入歳出決算
の
送付
を受け、その
検査
を行って、
平成
三十
年度
決算検査報告
とともに、
令和元年
十一月八日、
内閣
に回付いたしました。
平成
三十
年度
の
一般会計
の
決算
は、
歳入
百五兆六千九百七十四億余円、
歳出
九十八兆九千七百四十六億余円でありまして、
会計検査院
はこれらの
決算
を確認いたしました。
平成
三十
年度
の
特別会計
につきまして、
会計検査院
は十三
特別会計
それぞれの
歳入
、
歳出
の
決算
を確認いたしました。 また、
国税収納金整理資金
は、
収納済額
七十八兆二千二百四億余円、
支払命令済額
十五兆四千五百十五億余円、
歳入組入額
六十一兆四千四百六十一億余円でありまして、
会計検査院
はこれらの
受払額
を
検査
完了いたしました。
平成
三十
年度
の
政府関係機関
につきましては、
会計検査院
は四
政府関係機関
それぞれの
収入
、
支出
の
決算額
を
検査
完了いたしました。
平成
三十
年度
の
歳入
、
歳出等
に関し、
会計検査院
は、国、
政府関係機関
、国の
出資団体等
の
検査対象機関
について、
書面検査
及び
実地検査
を
実施
いたしました。そして、
検査
の進行に伴い、
関係者
に対して六百
余事項
の質問を発しております。
検査
の結果、
検査報告
に掲記した
不当事項等
について、その
概要
を御
説明
いたします。 まず、
法律
、政令若しくは
予算
に違反し又は不当と認めた
事項
は、合計二百五十四件、五十七億二千百八十七万余円であります。 このうち、
収入
に関するものは、四件、十一億四千八百七十二万余円であります。 その
内訳
は、
租税
の
徴収
が適正でなかったもの、
保険料
の
徴収
が適正でなかったものなどとなっております。 また、
支出
に関するものは、二百四十八件、四十億九千九十三万余円であります。 その
内訳
は、
保険
の給付が適正でなかったもの、
医療費
の
支払
が過大となっていたもの、
補助事業
の
実施
及び
経理
が不当なもの、
業務委託料
の
支払
が過大となっていたものなどとなっております。 以上の
収入
、
支出
に関するもののほか、
会計経理
が適正を欠いていたものなどが二件、四億八千二百二十一万余円あります。 次に、
平成
三十年十一月から
令和元年
十月までの間におきまして、
会計検査院法
第三十四条又は第三十六条の
規定
により
意見
を表示し又は
処置
を要求いたしましたものは二十七件であります。 その
内訳
は、
企業主導型保育施設
の
整備
における
利用定員
の
設定等
に関するもの、
無償資金協力
(
経済社会開発計画
)における
贈与資金
の効率的な
活用
に関するもの、ダム及び
頭首工
の
重要設備
に係る機能を
大地震動
後において確保するための
管理施設
に係る
耐震性能
の
確認等
に関するもの、
独立行政法人農林漁業信用基金
が行う
漁業信用基金協会
に対する貸
付け
に関するもの、
独立行政法人中小企業基盤整備機構
が保有している第二種
信用基金
における
政府出資金
の
規模等
に関するものなどとなっております。 次に、本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
は四十四件であります。 その
内訳
は、
職員
が常駐していない
地方検察庁
の
支部
及び
区検察庁
の
庁舎
の
使用状況
の
把握等
に関するもの、
コンテナ貨物大型エックス線検査装置
の
附帯施設等
の
賃貸借契約
に係る
契約手続
に関するもの、
国立大学法人施設整備費補助金
の
交付額
の
算定
に関するもの、
輸入調達
により
調達
して納入が
複数年度
にわたる
整備用器材等
の
物品管理簿
への記録に関するもの、
団地管理業務等
を
実施
する子会社が保有している
余裕資金
に関するものなどとなっております。 次に、
不当事項
に係る
是正措置等
の
検査
の結果につきましては、昭和二十一
年度
から
平成
二十九
年度
までの
検査報告
に掲記した
不当事項
のうち、
是正措置
が未済となっているものは三十七
省庁等
における三百六十七件、九十二億九千七百六十九万余円、このうち金銭を返還させる
是正措置
を必要とするものは三十七
省庁等
における三百六十件、九十一億六千六百二十九万余円となっております。 また、
平成
二十九
年度
決算検査報告
において
改善
の
処置
の
履行状況
を継続して
検査
していくこととした本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
のうち、
改善
の
処置
が履行されていなかったものはありませんでした。 次に、
平成
三十年十一月から
令和元年
十月までの間におきまして、
会計検査院法
第三十条の二の
規定
により
国会
及び
内閣
に対して
報告
いたしましたものは、
租税特別措置
(
中小企業等
の貸
倒引当金
の
特例
)の
適用状況
及び
検証状況
に関するもの、
国庫補助金等
により
地方公共団体等
に設置造成された
基金
に関するもの、
年金特別会計
及び
年金積立金管理運用独立行政法人
で
管理
運用する
年金積立金
の
状況等
に関するもの、
独立行政法人改革等
による制度の見直しに係る
主務省
及び
独立行政法人
の
対応状況
に関するものの四件となっております。 次に、
平成
三十年十一月から
令和元年
十月までの間におきまして、
国会
からの
検査要請事項
に関し、
会計検査院法
第三十条の三の
規定
により
検査
の結果を
報告
いたしましたものは、
中心市街地
の
活性化
に関する施策に関するもの、
有償援助
(
FMS
)による
防衛装備品等
の
調達
に関するものの二件となっております。 次に、本院の
検査業務
のうち、
検査報告
に掲記する必要があると認めた特定の
検査対象
に関する
事項
は四件であります。 その
内訳
は、
社会保障
の動向と国の
財政健全化
に与える
影響
に関するもの、
租税特別措置
(
住宅ローン控除特例
及び
譲渡特例
)の
適用状況
、
検証状況等
に関するもの、
中間貯蔵
・
環境安全事業株式会社
において
実施
している
ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業
の
実施状況
、同
事業
に対する国の
財政負担
の
状況等
に関するもの、量的・
質的金融緩和等
の日本銀行の
財務
への
影響
に関するものとなっております。 次に、
国民
の関心の高い
事項等
に関する
検査
の
状況
として、これまで御
説明
いたしました
事例
などを整理し、
検査報告
に掲記しております。 最後に、
特別会計
に関する
法律
に基づき、
平成
三十年十一月に
内閣
から
送付
を受けた
平成
二十九
年度
特別会計財務書類
について
検査
をした旨を
検査報告
に掲記いたしました。 以上をもって
概要
の
説明
を終わります。
会計検査院
といたしましては、機会あるごとに
関係
各
省庁
などに対して適正な
会計経理
の
執行
について
努力
を求めてまいりましたが、なお、ただいま申し上げましたような
事例
がありますので、
関係
各
省庁
などにおいても更に特段の
努力
を払うよう望んでいる次第であります。 次に、
平成
三十
年度
国有財産検査報告
について、その
概要
を御
説明
いたします。
会計検査院
は、
令和元年
九月三日、
内閣
から
平成
三十
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
及び
平成
三十
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
送付
を受け、その
検査
を行って、
平成
三十
年度
国有財産検査報告
とともに、
令和元年
十一月八日、
内閣
に回付いたしました。
平成
三十
年度
末の
国有財産
現在額は百八兆五千九百三十九億余円、
無償貸付財産
の
総額
は一兆一千四百七十三億余円になっております。
検査
の結果、
国有財産
の
管理
及び処分に関しまして、
平成
三十
年度
決算検査報告
に掲記いたしましたもの、十件であります。 その
内訳
は、
不当事項
といたしまして、
国立公園
内の
園地整備工事
の
設計
に関するもの、
侵入防止柵
の
更新等
を行う
工事
の
設計
に関するもの、
意見
を表示し又は
処置
を要求した
事項
といたしまして、
国有財産
の
有効活用
に関するもの、
独立行政法人農林漁業信用基金
が行う
漁業信用基金協会
に対する貸
付け
に関するもの、
独立行政法人中小企業基盤整備機構
が保有している第二種
信用基金
における
政府出資金
の
規模等
に関するもの、
国管理空港
の
土地等
に係る
行政財産
の
使用料
の
算定
に関するもの、本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
といたしまして、
修繕等工事
により
国有財産台帳
に登録する価格に関するもの、
職員
が常駐していない
地方検察庁
の
支部
及び
区検察庁
の
庁舎
の
使用状況
の
把握等
に関するもの、
島しょ部等
における
防衛施設
の
整備
に係る
工事費
の積算に関するもの、
国会
からの
検査要請事項
に関する
報告
といたしまして、
有償援助
(
FMS
)による
防衛装備品等
の
調達
に関するものとなっております。 以上をもって
概要
の
説明
を終わります。
中川雅治
15
○
委員長
(
中川雅治
君) 以上で
平成
三十
年度
決算外
二件の
概要説明
の聴取は終わりました。
平成
三十
年度
決算外
二件に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。 午後三時三十三分散会