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国務大臣(
茂木敏充君) 秋野
委員に、資料四ページ目、五ページ目、コンパクトに事業の内容を正確にまとめていただいておりますが、東北師範大学内に設置をされました中国赴
日本国留学生予備学校は、文科省から教員派遣等の協力を得ながら創立以来四十年来にわたって
日本語教育活動を継続し、これまでに約五千七百人の我が国への留学生を輩出する等、
日本留学のための
日本語教育拠点として重要な役割を果たしてきていると、このように承知をいたしております。このような功績によりまして、平成二十七年には
外務大臣表彰を授与しております。
その国を知る上で、言葉であったりとかその背景にある文化を
理解することは二国間の友好
関係促進に極めて重要だと考えております。例えば、留学制度といいますと、よくアメリカのフルブライトと、これ出てくるわけでありますけれども、戦後の
日本においてアメリカに対する
理解、これを増進する上でフルブライトの制度と、大きな効果があったと。
委員御指摘の事業についても全く同じように今考えております。
御指摘の予備学校に関しては、本年八月には同校の設立四十周年記念式典が開催をされまして、
委員を含めて同校の発展等に貢献のあった日中両国の
関係者に対して特別表彰が授与されたと承知をいたしております。その際、在瀋陽総領事から、学校の運営に貢献した
関係者に対する感謝と敬意の念も申し上げたところであります。
直接の交流を通じた国民間の相互
理解と相互
信頼の増進は、
日中関係の安定的な発展のために不可欠な基礎であります。特に、将来を担う青少年の交流は極めて重要でありまして、まさに今、
日中関係、完全に正常な軌道に戻っていると、そういった中で、経済であったり文化、さらには人的交流、こういった事業を進めていくことは極めて重要だと考えておりまして、本予備校の役割に引き続き期待をいたしております。また、
政府としても、双方向の国民交流を引き続き積極的に推進してまいりたいと考えております。