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佐藤正久君 これ、付けるだけで千二百万だったら、私も何かやりたいぐらい結構いい調達だなと思います。結構高いですよね、これ。銃架付けるってそんなに難しくないと思いますけども、我々でもよくやりますから、このぐらいのやつは。
なので、ここは是非、やっぱり艦橋というのは一番弱点なので、これ
海上保安庁の巡視船が防弾ガラスで
海上自衛隊のが防弾ガラスじゃないと、これ旧軍からの伝統という
部分もあるかもしれませんけれども、この辺りは、
海警行動を
日本周辺でもやると。実際、今瀬取りやっていますよね、瀬取り対応の船、これは
護衛艦だけでなく補給艦とか多用途艦も行っています。彼らも瀬取り対応のときに見ているだけですけれども、これも防弾ガラスじゃないんですよ。
隊員の
気持ちはやっぱり不安ですよ。本当に向こうから、瀬取りの船から小銃撃たれたら貫通しますから。この
部分含めて、時代に合ったお
考えをお願いしたいと思います。
最後に、これ要望です。
今回、撤収の時期というのは当然まだ定まっておりませんけれども、これが長期にわたる場合、しかも
海賊と違ってエスコートとかゾーンディフェンスではない、あの広い
アラビア海、
オマーン湾の方に一隻がいるということは、かなり場合によっては、
隊員の士気を維持する、モメンタムを維持するって結構難しい
任務になるかもしれません。実際に随伴するとかいうものであれば別ですけれども、
オマーン湾の
ホルムズ海峡の出口にいるんだったらかなり行き来はあるでしょうけれども、あの広い
アラビア海、そんなに
航行があるわけでありませんから、この辺の士気の維持というのは、これは極めて実は
現場指揮官にとっても大事なものだと思います。
ジブチの方でも、あそこに
大臣行かれて、警備する
隊員いたと思います。そんなに大きな事象がなくても、ずっと二十四時間三百六十五日
体制で警備勤務をやっている。あれは、まさにこの前
大臣が跳び出し塔から降りた、空挺
隊員がやっています。だから、物すごく士気が高いという
部隊なので、ああいう何にもないような
状況でも対応はできますけれども、やはり何にもない
海域でずっと長時間いるということの、この警戒監視、この厳しさというものは、これは相当なものがあると思います。しかも、さっき言ったように、帰ってきたらそれ以外の
行動ですごく忙しい。本当に、奥様からうちの主人を帰してくださいと。
今、陸海空
自衛隊、一番多分忙しいのが
海上自衛隊で、弾道ミサイル防衛はやり、そして引き続きの
周辺海域の警戒監視もやり、瀬取りもやり、そして尖閣におけるあの
緊張の中での対応もやり、そして共同訓練、これもやらないといけない。そしてまた、今非常に
海上自衛隊、募集が厳しいために、募集広報、これは募集広報においては、
海上自衛隊の船がその港に、各地に入る、入らないと、これはかなり大きく違います。これも非常に募集広報というものも多分今の
海上自衛隊からしたら軽視できない
状況。
本当に、多分多忙感というものがもうマックス状態にあるという中での今回の新たな
中東への
派遣ですから、この辺りのやっぱり
隊員の士気、そしてあるいはこの多忙感というものについては、これは
海上幕僚監部が中心となって抜本的にこれ対応しないと本当に大きな事故が起きかねないと。どうしても、忙しくなると運用でやります。実際に、あの
イージス艦「あたご」と清徳丸がぶつかったときに、実は
乗組員の充足は七〇パーでした。七〇パーのゆえに、正規の手続ではなく応用でこういう監視業務をやってしまった結果としてああいう事故が起きたと当時の
海上自衛隊は反省しました。
やはり今、
航空機の場合は一二〇%いないと運用できませんけれども、船は七〇パーでも動いてしまうという
現実。今、しわ寄せは航空
部隊ではなくどうしても艦艇の方に行くという
状況を
考えると、今回の
派遣というのは
中央が
考えている以上に
現場の護衛隊群の方はかなり
負担を感じておりますので、その辺りについては、これは要望ですけれども、是非
大臣の方も
現場の方に行っていただいて話を聞いていただきたいと思います。いかがでしょうか。