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2019-11-27 第200回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
令和元年
十一月二十七日(水曜日) 午後零時十分
開議
出席委員
委員長
渡辺
博道君
理事
池田 佳隆君
理事
大串 正樹君
理事
木原 誠二君
理事
三ッ矢憲生
君
理事
山田 美樹君
理事
源馬謙太郎
君
理事
西村智奈美
君 石崎 徹君 木村 哲也君
黄川田仁志
君 熊田 裕通君 田畑 裕明君 堀井 学君
宮路
拓馬
君 村井 英樹君 山口 壯君
高木錬太郎
君 松原 仁君 村上 史好君
渡辺
周君 浜地 雅一君
清水
忠史
君 井上 英孝君 …………………………………
外務大臣
茂木
敏充君
国務大臣
(
拉致問題担当
) 菅 義偉君
国務大臣
(
国家公安委員会委員長
)
武田
良太
君
内閣
府副
大臣
大塚
拓君
外務
副
大臣
鈴木
馨祐
君
外務
副
大臣
若宮
健嗣
君
内閣
府
大臣政務官
藤原
崇君
外務大臣政務官
中谷
真一
君
外務大臣政務官
中山
展宏
君
衆議院調査局北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別調査室長
辻本 頼昭君 ―――――――――――――
委員
の異動 十一月二十七日
辞任
補欠選任
大野敬太郎
君
黄川田仁志
君
細田
健一
君
宮路
拓馬
君
吉田
統彦君
高木錬太郎
君
笠井
亮君
清水
忠史
君 同日
辞任
補欠選任
黄川田仁志
君
大野敬太郎
君
宮路
拓馬
君
細田
健一
君
高木錬太郎
君
吉田
統彦君
清水
忠史
君
笠井
亮君 ――――◇―――――
渡辺博道
1
○
渡辺委員長
これより
会議
を開きます。 この際、
菅拉致問題担当大臣
、
茂木外務大臣
、
武田国家公安委員会委員長
、
大塚内閣
府副
大臣
、
若宮外務
副
大臣
、
鈴木外務
副
大臣
、
藤原内閣
府
大臣政務官
、
中山外務大臣政務官
及び
中谷外務大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
菅拉致問題担当大臣
。
菅義偉
2
○
菅国務大臣
拉致問題担当大臣
の
菅義
偉であります。
拉致
問題をめぐる現状について御
報告
を申し上げます。
北朝鮮
による
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる重大な問題であり、国の
責任
において主体的に取り組み、
解決
を目指すべき
課題
であります。
日本政府
は、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国
を実現すべく、
政府
の総力を挙げて最大限の
努力
を続けております。 しかしながら、
北朝鮮
に残されている
拉致被害者
の方の
帰国
が実現しないまま長い年月がたち、
拉致被害者
の
方々
そして御
家族
の
皆様
も一年一年と年を重ね、御
高齢
となられ、中には、肉親との再会がかなわぬまま亡くなられた御
家族
もいらっしゃいます。御
家族
の
皆さん
とは、さまざまな
機会
を通じて直接お目にかかり、もはや一刻の
猶予
もないという
切迫感
を共有させていただいているところです。
安倍総理
も私も、そのような
被害者
及びその御
家族
の
方々
の思いを胸に、
問題解決
に向けてあらゆる
チャンス
を逃さないとの
決意
で臨んでおります。 これまでの
米朝首脳会談
において、
トランプ大統領
が
拉致
問題についての
安倍総理
の
考え
を
金正恩委員長
に直接伝えたことは大きな
成果
でした。
米国
との間では、九月の
国連総会
に際しての
日米首脳会談
など累次の
機会
において、引き続き
日米
で緊密に
連携
していくことを確認しています。 また、八月の
G7サミット
、今月の
ASEAN関連首脳会議
などにおいても、
安倍総理
から
各国首脳
に対して、
拉致
問題の
早期解決
に向け、
理解
と
協力
を呼びかけております。
拉致
問題の
解決
のためには、
米国
を始めとする
国際社会
の
理解
と
協力
を得ることが不可欠であります。
我が国
としては、引き続き、
米国
を始めとする
関係国
と緊密に
連携
しつつ、あらゆる外交上の
機会
を捉えて
拉致
問題を提起していく
考え
です。 同時に、
我が国自身
がこの問題に主体的に取り組むことが重要です。
安倍総理自身
、九月の
国連総会
における
一般討論演説
で、
条件
をつけずに
金正恩委員長
と直接向き合う
決意
を改めて述べております。 その上で、
拉致
問題の
解決
には、
日本国民
が心を一つにして、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国実現
への強い意思を示すことが重要です。
政府
としては、
拉致
問題に関する
啓発活動
にも力を入れて取り組んでおります。
全国各地
で集会や映画、
舞台芸術
を行うとともに、来月十四日には、
北朝鮮人権侵害問題啓発週間
の一環として、都内で
国際シンポジウム
を開催します。
日本
の
拉致被害者
御
家族
を含めた当事者から生の声を訴えていただくとともに、国内外の有識者をお招きし、グローバルな
課題
としての
拉致
問題の
解決
に向けた
国際連携
について議論をする予定です。 また、これまで
拉致
問題について触れる
機会
の少なかった若い世代への
啓発
が重要な
課題
となっており、かかる
観点
から、
教員
や
教員
を目指す大学生を
対象
とした研修、また、中学校、
高等学校
の生徒を
対象
とした
作文コンクール
を実施しております。 さらに、
拉致現場
を再現する
バーチャルリアリティー
を一部に駆使した
映像資料
を制作し、本年八月より、
拉致
問題に関する
啓発イベント等
において活用をいたしているところであります。 これらの
啓発活動
と並行して、
拉致被害者
や
北朝鮮
の
人々
に対して、
政府
として、
北朝鮮向けラジオ放送
を実施するとともに、
民間団体
に業務委託し、その運営する
北朝鮮向けラジオ放送
の中で
政府メッセージ
を送信しております。また、
米国
の
北朝鮮向けラジオ放送局
との
連携
についても取り組んでいるところです。今後とも、
拉致被害者
への激励や
北朝鮮
の
人々
に向けた
情報発信
の一層の
拡充強化
を図り、あらゆる事態への対応に万全を期してまいります。 正念場が続いております。
拉致
問題は、
安倍内閣
の最
重要課題
であり、
政府
の
責任
において最優先で取り組んでいくべき
課題
です。今後とも、
日本政府
が先頭に立って、認定の有無にかかわらず、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国実現
に向け、冷静な
分析
の上、あらゆる
チャンス
を逃すことなく、
全力
で行動してまいります。
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆さん
の御
理解
、御
協力
を心より
お願い
を申し上げます。
渡辺博道
3
○
渡辺委員長
次に、
茂木外務大臣
。
茂木敏充
4
○
茂木国務大臣
衆議院北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別委員会
の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、
北朝鮮
をめぐる最近の状況について御
報告
をいたします。
北朝鮮
による
弾道ミサイル
の発射は、
安保理決議
に違反をしており、極めて遺憾であり、強く非難します。朝鮮半島の
非核化
に向けて、引き続き
国際社会
とともに
米朝プロセス
を後押ししていく
考え
です。
我が国
として、
日朝平壌宣言
に基づき、
拉致
、核、
ミサイル
といった諸
懸案
を包括的に
解決
し、不幸な過去を清算して、
日朝国交正常化
を目指す
考え
であり、この方針に変わりはありません。
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる重大な問題であると同時に、
国際社会
全体の普遍的問題です。これまで、
米朝首脳会談
において、
トランプ大統領
が
安倍総理
の
考え
を直接、
金正恩国務委員長
に伝えてきたことは大きな
成果
でした。
米国
との間では、
拉致
問題の
解決
に向けて
協力
していくことをこれまでも累次の
機会
に確認してきており、九月の
国連総会
の際の
日米首脳会談
においても、
安倍総理
から
トランプ大統領
の
拉致
問題への一貫した支持に謝意を表しつつ、今後とも
日米
間で緊密に
連携
していくことを確認しております。
拉致
問題の
解決
に向けては、
我が国自身
が主体的に取り組むことが重要です。
安倍総理
は、
条件
をつけずに
金正恩委員長
と直接向き合う
決意
です。御
家族
も御
高齢
となる中、一日も早い
解決
に向け、冷静な
分析
の上に、あらゆる
チャンス
を逃すことなく、果敢に行動してまいります。
北朝鮮
が正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことができます。そのために
日本
は助力を惜しみません。 今後とも、
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
理解
を心から
お願い
申し上げます。
渡辺博道
5
○
渡辺委員長
次に、
武田国家公安委員会委員長
。
武田良太
6
○
武田国務大臣
国家公安委員会委員長
の
武田良太
でございます。
拉致
問題に関する
警察
の
取組
について御
報告
申し上げます。
北朝鮮
による
拉致容疑事案
は、
我が国
の
主権
を侵害し、
国民
の
生命身体
に危険を及ぼすとともに、
被害者
やその御
家族
に耐えがたい苦痛を与える許しがたい犯罪であり、治安上極めて重大な問題です。 現在、
警察
においては、
日本
人が
被害者
である
拉致容疑事案
及び
朝鮮籍
の
姉弟
が
日本国内
から
拉致
された
事案
、計十三件十九人を
拉致容疑事案
と判断するとともに、
拉致
の
実行犯等
として、
北朝鮮工作員等
計十一人について、
逮捕状
の
発付
を得て
国際手配
をしているところであります。 また、これらの
事案
以外にも、
北朝鮮
による
拉致
の
可能性
を排除できない
事案
があるとの認識の
もと
、
関係機関
と緊密な
連携
を図りつつ、鋭意所要の
捜査
や
調査
を進めています。 今後とも、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国
を実現するため、
拉致容疑事案等
の
全容解明
に向けて徹底した
捜査
及び
調査
を推進します。 また、
我が国
は、
拉致
、核、
ミサイル
といった諸
懸案
を包括的に
解決
するため、
国際社会
との緊密な
連携
の
もと
、
関連国連安保理決議
を完全に履行するとの
観点
からも、
我が国
としての対
北朝鮮措置
を着実に実施しているところであります。
警察
では、これまで、対
北朝鮮措置
の
実効性
を確保するため、これらの
措置
に係る
違法行為
の
取締り
を推進してきたところですが、引き続き、
関係機関
と緊密な
連携
を図りつつ、徹底した
取締り
を推進します。
拉致
問題は、
安倍内閣
の最
重要課題
であります。 今後とも、
拉致問題対策本部事務局
や
外務省等関係機関
と緊密に
連携
し、
政府
全体としての
取組
にしっかり貢献します。
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしく
お願い
申し上げます。
渡辺博道
7
○
渡辺委員長
次に、
大塚内閣
府副
大臣
。
大塚拓
8
○
大塚
副
大臣
内閣
府副
大臣
の
大塚拓
でございます。 先ほど
菅義
偉
拉致問題担当大臣
からお話がありましたように、
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる重大な問題であります。全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国
を実現すべく、
藤原政務官
とともに
菅大臣
を補佐し、
全力
で取り組んでまいる
所存
でございます。
渡辺委員長
を始め、各
理事
、
委員
の
方々
の御
指導
をよろしく
お願い
申し上げます。
渡辺博道
9
○
渡辺委員長
次に、
若宮外務
副
大臣
。
若宮健嗣
10
○
若宮
副
大臣
外務
副
大臣
を拝命いたしました
若宮健嗣
でございます。 二〇〇二年に五名の
拉致被害者
の
方々
が
帰国
されて以来、
拉致被害者
の
帰国
が実現していないことはまさに痛恨のきわみであります。
茂木外務大臣
を補佐し、
安倍政権
で
拉致
問題を必ずや
解決
するとの強い
決意
で臨んでまいります。
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
、心からよろしく
お願い
を申し上げます。
渡辺博道
11
○
渡辺委員長
次に、
鈴木外務
副
大臣
。
鈴木馨祐
12
○
鈴木
副
大臣
外務
副
大臣
を拝命いたしました
鈴木馨祐
でございます。
拉致被害者
の御
家族
の
皆様方
が御
高齢
となる中、もはや一刻の
猶予
もありません。
拉致
問題の一日も早い
解決
が不可欠であります。
茂木外務大臣
を補佐し、全ての
拉致被害者
の
帰国
に向けてあらゆる
努力
を傾注してまいります。
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
を心から
お願い
を申し上げます。
渡辺博道
13
○
渡辺委員長
次に、
藤原内閣
府
大臣政務官
。
藤原崇
14
○
藤原大臣政務官
内閣
府
大臣政務官
の
藤原崇
でございます。
拉致
問題の
早期解決
に向けて、
渡辺委員長
を始め、各
理事
、各
委員
の
方々
の御
指導
、御鞭撻を賜りながら、
菅大臣
を
大塚
副
大臣
とともに補佐し、
全力
で取り組んでまいります。 どうぞよろしく
お願い
いたします。
渡辺博道
15
○
渡辺委員長
次に、
中山外務大臣政務官
。
中山展宏
16
○
中山大臣政務官
外務大臣政務官
を拝命いたしました
中山展宏
でございます。
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる
安倍内閣
の最
重要課題
であります。
茂木外務大臣
を補佐し、一日も早い全ての
拉致被害者
の
帰国実現
に向けて最善を尽くす
所存
です。
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
を申し上げます。
渡辺博道
17
○
渡辺委員長
次に、
中谷外務大臣政務官
。
中谷真一
18
○
中谷大臣政務官
外務大臣政務官
を拝命いたしました
中谷真一
でございます。
茂木外務大臣
を補佐し、あらゆる
機会
を捉えて
拉致
問題に関する
国際社会
の
理解
と
協力
を得るとともに、
日米
、
日米韓
で
協力
し、中国、ロシアを含む
関係国
と緊密に
連携
しながら、その
早期解決
に向けて
全力
を傾けてまいります。
渡辺委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
渡辺博道
19
○
渡辺委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時二十四分散会