○山川
委員 おはようございます。立憲民主党の
山川百合子でございます。
法務委員としては二回目の
質問でございまして、今
国会から
法務委員として立たせていただいておりますが、森まさこ
大臣にはきょうが初めての
質問となりますので、同じ女性として、ぜひ
大臣の率直なところをいろいろな
質問に対して伺えればなというふうに思っております。よろしくお願いします。
それでは、まず初めに、森まさこ
法務大臣の
法務行政にかける思い、意気込みといったことをお伺いをしたいと思います。
さきの
大臣の御挨拶、私も拝聴させていただきましたけれども、やはり、前
大臣と同じように、児童虐待防止対策が真っ先に掲げられて、続いて人権問題への対応が続くなど、森
大臣のもとでも日本の
法務行政が
国民の安全と幸せの追求に進展してくれることを期待をしております。
ただ、率直なところを申し上げますと、
大臣の御挨拶の
内容が、前
大臣の
内容と大体、ほぼ同じように見受けられました。項目の順番が入れかわったりとか、表現が少し異なっているというところはあるように思うんですけれども、ちょっと見比べてはみたんですけれども、大体同じなのかなと。
もちろん、
法務行政のトップであるというお立場から、
法務行政の継続性ということもありますし、突然
大臣に就任されたからといって、御
自分の信念とか思いというものを綿密な省庁での調整なしに打ち出すことはなかなか難しいんだろうということもまた、私は慎重を期すんだろうということはお察しをいたします。
お察しはするんですけれども、しかし、やはり、先ほど最初に申し上げましたように、
大臣は女性でありますし、また、
弁護士として御活躍をされてきたわけでありますし、何よりも、私、
大臣のことは直接存じ上げているわけではないんですけれども、
大臣になられて、
大臣の御経歴とか、なぜ
弁護士になられたかとか、そういうことも含めていろいろ拝見をさせていただくと、例えば、
弁護士になられて、人権
弁護士育成のための留学
制度ですか、アメリカへの留学
制度、第一回生でしょうか、として参加されたり、また、御
自身の
経験から、消費者被害を受ける方々のために尽くしたい、戦いたいといった
姿勢、また人権を守る、そういったことにすごくコミットされる、されてきた方なんだなということがよくわかります。
さらに、地元のインタビューでしょうか、メディアだと思うんですが、
大臣就任に当たってのインタビューで、困っている人、そして弱い人を助けるために法はあるというふうに語られたというふうにも聞いています。
ですので、最初の御挨拶の中では、
大臣のその熱い思いとか信念とか、私はこのために法に携わってきているんだ、そういう、森
大臣だからこそというところが
余り伝わってこなかったように思うわけであります。
それで、同じ女性ということもありまして、女性の
大臣が
大臣の期間中にどういったことをやられたかなというのをちょっと調べてみてもらったんですね。
千葉
大臣のときは、一年ぐらいだったんでしょうか、その在任期間中に、選択的夫婦別氏
制度及び再婚禁止期間の短縮の法制化の試み、また死刑の在り方についての勉強会の立ち上げ、またマスコミへの東京拘置所の
公開などが挙げられるということのようであります。
松島
大臣の際には、性犯罪の罰則に関する
検討会を立ち上げられたということで、私、ほかの機会で、
委員長とちょっと
お話しする機会があったんですが、すごく性犯罪に関して思いを持って取り組まれているんだなということも感じさせていただいております。
そこで、森
大臣にお伺いをしたいんですけれども、森まさこ
大臣は、日本の
法務行政のどのようなところに切り込みたい、あるいは改革したい、前進させたいと思っていらっしゃるのか、また、その前提として、日本の
法務行政に課題は当然あろうかと思いますが、どういう課題認識をされているのか、まずそこをお伺いしておきたいというふうに思います。