○
吉良委員 私
自身、後半の
部分は
問題意識として、
大臣も冒頭におっしゃられたことですけれども、教職というものを非常に魅力ある職にして、この少子化
時代、ある意味では民間企業ととり合いになってくる
時代になりますので、そういう意味では、どれだけ魅力を増していくのか、多くの志、情熱ある、また優秀な学生
たちが教職を目指すのか、そのことを最大の目的としていかなければならないというふうに思っています。
かつては、夏休み、結構休めたという話があります。この週末に地元に戻って、教職の人と話をする
機会というか、私が求めたんですけれども、ありまして、自分も、
教師になりたてのころから若いころというのは、やはり四月、五月、六月は本当にきつかった、ただ、その際も先輩
たちから、今頑張れ、乗り切れ、そうすると夏休みにリフレッシュできるからというアドバイスを受けて、そして実際夏休みに相当リフレッシュできて、また新たな気持ちで九月を迎えることができたんだそうです。その後、
先生はいいわね、
先生はいいよな、休めてというようなことになって、そこにいろいろな
行事を入れて、また、部活動指導を含めてそこにいろいろな
行事が組まれて、だんだん、ある意味、自分で自分の首を絞めていくようなことになったと思うんですけれども。
先ほど私
自身が言ったことの繰り返しになりますけれども、本当に
教師の経験をより豊かなものにする。そのために、例えば、
子供たちは修学旅行のために積立金を積み立てていますけれども、
教師も、閉庁日、夏休みのまとめどりのときに国内旅行、海外旅行ができるようにするために積み立てていく。きのうのやはり岐阜市の早川
教育長の話の中でも、実際に海外旅行に行って非常にリフレッシュして楽しかったというような評価を得ているというのがありました。
私
自身は、今言った、
教師の経験をふやす。もしいまだに、
先生はいいわね、
先生はいいよなという反論があるのであれば、私は二つのことを言いたいと思っています。
一つは、
大臣に先頭を切っていただきたいんですけれども、国のあらゆる
課題の中で、子供の
教育ほど重要なことがほかにあるのか、そのためにこれが最優先で、さっき言った
教師の魅力を高めること、
教師が充実した教職人生が送れること、
子供たちにフレッシュに向き合えること、これ以上に大事なことがあるのかといって反論していただきたいということ。
それから、それでも気になるのであれば、海外の日本人
学校あたりにぜひ視察に行ってもらいたい。一週間のうち一日、二日でもいいと
思います。ほかは経験を積むでいいと思っています。
私
自身、ニューヨークに五年半駐在しておりましたので、
子供たちはアメリカの
学校に入れ、日本人
学校にも入れました。日本人
学校の
先生はすばらしい。これは残念なことながら、日本にいるときには自分の理想の
教育がなかなかできない、いろいろな制約があってできない。だから、自分は海外に行って理想の
教育をしたいと思って、試験を受けてやってきたと。
実際、私の場合、米国のニュージャージー州でしたけれども、ニュージャージー州の
学校において、まさに理想の
教育ができている。その
学校で学んだ娘
たちは、それから二十年たった今でも、その
先生に同級生と一緒に会いに行きます。頻繁に会いに行きます。そういう日本人
学校を視察する、そういう情熱にあふれた、そして理想の
教育というのはこれだというのを実践できている
先生たちに会いに行く、それだけでも私は大変な効果があるというふうに思っています。
そういう意味でも、
大臣には、この夏季休暇の休日を
思い切り効果あらしめるための先頭を切っていただきたいというふうに思っています。
大臣の感想、決意を聞きたいと
思います。