○井上(英)
委員 局長、ありがとうございます。
いずれにしても、
洋上風力発電、ぜひ頑張って推進していっていただきたいと思うんですね。ですから、種々、さまざまな
課題というのもありますけれども、経産省としっかりと、スクラムといいますか、やっていただいて、
事業者も喜んでいただいて、それを享受する国民も喜べるような環境というのをしっかりと整えていただけるように、種々において善処いただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、
国際基幹航路について、法案のもう
一つの改正ですけれども、それについてお伺いをいたします。
我が国も、
港湾の国際
競争力強化に向けて、過去にはスーパー中枢
港湾政策というのもありました。また、平成二十二年度からは、現在の
国際コンテナ戦略港湾政策というものに取り組んできたということは私も承知をしております。
しかしながら、
アジア主要港に
寄港する
国際基幹航路の便数というのは横ばい又は増加する一方、私の
地元である
大阪港それから
大臣の
地元である
神戸港を含めた
阪神港においては、便数はこれまで減少傾向も続き、最近ようやくふえているといっても、本当に微増なんですね。僕が市
会議員をやっているころ二百万
TEUに行くか行かないかで、今二百十万
TEUですから、十万
TEUで、
上海の四千万
TEUの
取扱いから考えたら、微増というより横ばいのレベルだと思うんですね。
そういう中で、やはり過去のことをあれこれ言ってもしようがありませんので、今の
大阪港や
神戸港、要するに
阪神港だとか、それからまた、東京港、
横浜港を含めた京浜港の状態のままでいいとは、誰も恐らく思っていないというふうに思います。
我が国産業の
国際競争力の強化や国民の雇用、さらには所得の維持、創出のためにも、
我が国への
国際基幹航路の
寄港の維持拡大というのを図る
国際コンテナ戦略港湾政策については、より強力にやはり進めるべきだというふうに考えています。
もう時間もありませんのであれですけれども、やはり、
国際コンテナ戦略港湾というのを進めているんですけれども、なかなか成果があらわれていないなと。少なくとも、外貿の
コンテナの取扱量だけを見ても、なかなかそれは反映されているというふうには正直思えないんですね。
国交省からすると、国際
コンテナ戦略政策、この政策をやってきたからこれぐらいの被害で済んでいると、ひょっとしたら
港湾局長なんかは答えたいのかもわからないんですけれども、それでは余りにもやはりネガティブで、決してそういう斜陽産業ではないと思いますので、いかに
国際基幹航路というのが
日本に呼べていないかということだけだと思うんですね。
そういった中で、もう本当に時間もないので
大臣に直接お伺いをしたいと思うんですけれども、これまでの流れを変えて、
我が国の
国際戦略港湾というのが
世界の主要港と戦えるぐらい大きく飛躍していくためには、小出しに政策を打っていくのではなく、国、それからまた地方自治体、そしてまた
港湾運営会社がしっかり連携して、双方が知恵を絞って、できる政策というのを一気に集中して講じていく必要がある。
国際基幹航路の
寄港促進に向けて、本法案に限らず、予算やまた税制要求などにもしっかりと、まあ取り組まれていると思いますし、今後も更に一層取り組んでいただきたいと思いますが、
大臣の指導力、ぜひ期待したいと思いますので、答弁をよろしくお願いいたします。